Motorcycle
噂は本当だった、BMWはWSB参戦用4気筒モデル「K46」のテストを開始。
前のエントリーで、2009年からBMWは、新開発の4気筒モデルでWSBに参戦という噂を書きましたが、「motociclismo.es」の記事で、それを裏付けるスクープが掲載されました。サーキットで「K46」と呼ばれるBMWのWSB参戦用ホモロゲーションモデルのテストに遭遇したそうです。日本製スーパースポーツの外装を纏ったプロトタイプで、エンジンのテストかなんかみたいです。開発は初期段階といった所でしょう。ただここで驚くべきはそのエンジンのコンパクトさです、排気量1000ccのエンジンが、1クラス下の「YZF-R6」のカウルの中に収まっているんですヨ。「K」シリーズの様なエンジンだとすると面白そうです。目標としている性能は、ピークパワーが190hp以上、最高速度が312km/h、車体重量が190kgとされているそうです。最終的にどうなるか解りませんが、少なくともスゴイモデルにはなりそうですヨ。
ストリートファイター系のネイキッドモデルとして進化した? HONDAの「CB1000R」発表。
HONDAの「Hornet」系は、現代的なデザインを纏ったネイキッドモデルのシリーズで、旧モデル(一部地域では現行モデル)では250cc、600cc、900ccと排気量が用意され、デザインの良さも相まって幅広い層に支持されています。昨年から始まった「Hornet」系のモデルチェンジは、まず600ccの「Hornet」からスタートし、それから約1年の期間を経て、900ccには、排気量が100ccプラスされ「CB1000R」として発表されました。ただ、このモデル名称が「CB1000R」に変更されているので、HONDA的には「Hornet」系では無くなっているのかも知れませんけどね。名前にRと付いているくらいですから、ストリートファイター系のネイキッドモデルとして新たな位置づけのモデルなんでしょう。
Moto Moriniがデュアルパーパス市場に再チャレンジ?「Granpasso 1200」を発表。
2004年にモーターサイクルブランドとして復活したMoto Moriniも、早4年目。弱小メーカーということで大規模なモデルレンジの拡大しないという、イタリアの会社とは思えない手堅い商売をしているメーカーです。現在の所、ネイキッドジャンルに向けてのみ、2種類のモデルが販売されているだけなので、その手堅さが分かるというモノです。今回、ミラノショーで発表されたのは、Moto Moriniは新しい市場に乗り出そうと「Granpasso 1200」を発表しましたが、やはり手堅く欧州で人気あるデュアルパーパスモデルでした。06年にデュアルパーパスの市場に参入する予定で「MM3」というモデルを発表したんですが、発売までに至っていませんでしたので、それのリベンジっていう側面が強そうですけどね。ただ今回は、「MM3」が手堅く大人しいデザインで評判がイマイチだったので、手堅いのは商売だけにして、「Granpasso 1200」のデザインは冒険をしてみる事にしたみたいです。
YAMAHAがお手軽に作ったツアラーモデル「FZ1 Fazer GT」が登場。
欧州で人気のYAMAHAのネイキッドモデル「FZ1 Fazer」に、ツアラーモデルが登場したんですが、そのお手軽ぶり驚きましたヨ。「FZ1 Fazer」のハーフカウル仕様に、サイドカウルを取り付けただけなんですもん。まぁ、十分にツアラーの性能を満たしているモデルではあったので、全く問題ないわけナンですが、あまりに直球過ぎて気持ちが良いですヨ。「Motor Box」の記事よると、スペック的にも変わらないみたいです。気になる?価格は、11,395ユーロ(日本円で約1,850,000円)となっています。
より無骨さをましてリニューアルされた、BMWの「F 800 GS」、「F 650 GS」、「R 1200 GS」登場です。
BMWが、単気筒エンジンを搭載する「F」シリーズを、3年前にエンジンを2気筒化し、シリーズ全体を刷新し発売した「F 800」シリーズに、追加すれば売れ筋モデル間違いなしなのに、なぜかナカナカ追加されなかったモデルが、エンデューロモデルの「GS」です。それは、「F 650 GS」が併売されていた為なんですが、顧客からの要望が多かったのか、やっとというか、ついにというか、今回「F 800 GS」が追加されます。さらには、このまま消滅と思われていた「F 650 GS」もモデルチェンジされるようで、選択の幅が広がりますね。そして、本家「GS」、「R 1200 GS」も同時にモデルチェンジということで、BMWの「GS」が全て刷新される事になりましたヨ。
BMWの本格エンデューロモデルの市販型「G 450 X」が発表されました。
前のエントリーで、2007年の3月にBMWがテストを兼ねてレースにエントリーしていた所をスクープされ、その存在が知られたエンデューロレーサー「Sportenduro 450」(プロトタイプの位置付けの方が強いと思う)。ビキニカウルの形状から、市販型が存在するのは間違いと言われておりましたが、4月の正式公開以降、とんと話題が無かったのですが、ミラノショーでついに市販モデル「G 450 X」が登場しましたヨ。意外だったのは、「Sportenduro 450」を名乗らなかった事ですね。シャーシ設計から違うストリート主体の「G 650 X」と同じ「G」シリーズに組み込まれるとは思いませんでした。やはり、オフ車ブランドのHusqvarnaを買い取った事が影響しているのでしょうか?
bimotaが「1098」のエンジンを搭載した久々のハイパフォーマンスモデル「DB7」を発表しました。
前のエントリーで、bimotaのDB系としては初の水冷エンジンを搭載したモデル「DB7」をミラノショーで発表するんじゃないかという話題を掲載しましたが、ミラノショー直前の情報だった為、十中八九出てくるだろうと思っていたら、見事その通りでした。Ducatiの「1098」に搭載された最新エンジンを搭載した、bimota久しぶりの新型ハイパフォーマンスモデル「DB7」の登場ですヨ。全くの新設計としては倒産前に発売された「SB8R」以来ですから、8年ぶりとなりますね。本来だと日本製4気筒エンジンであるべきなんですが、地元にWSBやMotoGPで勝ちまくっているDucatiが居るので仕方ないですね。
Apriliaの「SL 750 Shiver」ベースのスーパーモタードモデル「SMV 750 Dorsoduro」が噂通り登場。
前のエントリーで、Apriliaは昨年秋に発表されたネイキッドモデル「SL 750 Shiver」に搭載された新しい90°Vツインのエンジンを搭載したスーパーモタードモデルを開発しているんじゃないかという話を掲載しましたが、噂は本当でしたヨ。1年という時間をおいて、「SL 750 Shiver」のシャーシをベースとしたスーパーモタードモデル「SMV 750 Dorsoduro」を発表しました。ただし、噂では、排気量750ccからアップされているのではないかということでしたが、名前から解るように、750ccのままでした。しかし、スーパーモタードモデルの場合、排気量が大きくなり過ぎるのもどうかと思うので、個人的には、750ccでよいかと思いますヨ。
KTM開発陣、入魂の一作。初の本格スーパースポーツ「RC8 1190」を発表しましたヨ。
2003年の東京モーターショーで、KTMのブースに展示された1台のコンセプトモデル「RC8」が、4年という開発期間(実質GOサインが出てからは2年だそうですが)を経て、同社初の本格スーパースポーツモデル「RC8 1190」として、ついに発売されますヨ。新コンセプトのオンロードモデル「690 DUKE」で、オンロード市場に参入したKTMとしては、「990 Super Duke」に続く3モデル目(モタードを含めるともっと多くなりますがオンロード用シャーシとしてと思って下さい)となりますね。これを作る為だけとは思いませんが、同社が、GP125/250に参戦することで得たオンロードのハンドリングがいかなるものなのか、それを知ることが出来る興味深いモデルです。
MV AGUSTAの新型モデルはガセ。例年通りスペシャルバージョンを投入です。
前のエントリーで紹介した、MV AGUSTAがミラノショーで新型モデルを発表するという噂は、ガセだったようで、例年通りスペシャルバージョンの登場となりました。ここ2年ぐらいのスペシャルバージョンの傾向は、排気量拡大(微量)とパワーアップという性能追求が主になっているので、今回も例漏れず、その方向でスペシャルバージョンを進化させてきました。ただ、いつもだと「F4」シリーズが先に変更され、後から「Brutale」シリーズが変更されるのですが、今回は、両方とも同時にスペシャルバージョンをパワーアップ。「F4」シリーズの方が「F4 312 RR」。「Brutale」シリーズの方が「Brutale 1078RR」の登場となりました。