Motorcycle
Husqvarnaの「Svartpilen 401」の生産プロトが目撃されました。
Husqvarnaが3年前に「Vitpilen」と「Svartpilen」のコンセプトモデルを発表し、昨年のEICMAショーで、市販コンセプトモデルの「Vitpilen 401」と「Svartpilen 401」のを発表しました。Husqvarnaは、2017年後半には発売する予定である事が言われていましたが、その計画が着実に進行中である事がわかる生産プロトモデルが目撃されました。
コンセプトモデルが市販モデル化される場合は、量産化の為にどの位の尖ったデザインが普通のデザインに変わったかが話題になり、一喜一憂したりするのが常ですが、「Vitpilen 401」と「Svartpilen 401」に関してはコンセプトモデルとほぼ同一のデザインを保っていました。今回はスクランブラーモデルの「Svartpilen 401」の生産プロトモデルですが、昨年のEICMAショーで発表された時のスタイリングのままテストされているようです。同様にロードスターモデル「Svartpilen 401」も恐らく変化が少ないと思われます。
エンジンは、KTMの「390 Duke」に搭載されている390ccの単気筒エンジンと同じ形見えますので、同型であると思われ、排気管には「Duke」と同じ形状の純正サイレンサーが装備されているようですから、後輪で43hpを発生するスペックとなっていると思われます。
フレームやスイングアームあたりは「Duke」と共用部分である事は市販コンセプトモデルから変わっていません。
フロントサスペンションは、「Duke」と同じ150mmのストロークを持つWP製は変わらず、組み合わされるホイールは、小さなサンプガードを装備した17インチスポークホイールでタイヤはPIRELLI製の「Scorpion Rally STR」を履いている事も同様です。Bybre製のキャリパーと標準的なディスクがシングルで装着されています。
スクランブラーモデルの「Svartpilen 401」のデザイン的な特徴である、タンク上部を平にした形状と、それを利用し設置された荷物ラックは、生産プロトモデルでもそのままです。シートは点検用に取り外し可能な形になっているようです。荷物用ラックに交換できる仕様にもなっている可能性があるそうです。
他には、滑り止めゴムの付いたステップとなっているなど、いくつかの小さな変更があります。ヘッドライトは、市販コンセプトモデル大きく変わり、丸目から、5角形の現代的なデザインとなり、発行方式はハロゲン電球となっているようです。コンセプトモデルで装着されていたワイヤーガードの標準装備は無いようです。(オプションの可能性あり)
ナンバープレートは、ストップランプ下のリアセクションに装着されず、後輪のマッドガートに設置される事が確定です。スッキリとしたリアセクションの空間が維持されますね。
現段階の生産プロトモデルから分かるのは、完成間近である事、この後も大きな変化は恐らく無いでしょうから、Husqvarnaが2017年後半に発売するという予定は遅延していないことが分かります。日本に入ってくるかが判明するはまだまだ先ですが、「390 Duke」の価格が62万円(消費税込)なので、「Svartpilen」は5千ポンド(日本円で約68万円:2017年4月現在)に近くなるのではと予想されています。
引用元:MCN「Husky Svartpilen spied」