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YAMAHAは、インド市場向けに軽量250cc単気筒エンジンを搭載した「FZ25」を発表しました。

YAMAHA FZ25
YAMAHA FZ25

YAMAHAの新型ネイキッドモデル「FZ25」が発表されました。小型モーターサイクルの分野で競争が激しいインド市場向けに割安感のあるネイキッドモデルを投入することになります。今までの主力は、排気量が150ccの「FZ」でしたが、これに「FZ25」を加えて選択肢を増やし販売拡大を目指す事になります。

「FZ25」には、「BLUE CORE」と呼ばれる排気量249ccの空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒エンジンが搭載されています。「SEROW 250」や「XT250X」、「YBR250」の同型のエンジンのようで、スペックは、インドの道路事情に合わせて最高出力20.9psを8,000回転で、最大トルク20.0Nmを6,000回転となり、若干最大トルクを低い回転域で発生するようになっています。変速機は5速、ボア・ストロークは74.0☓58.0mm、圧縮比は9.8:1となっています。

外観は、人気の「MT-15」と「MT-03」りものをベースにデザインされイメージに共通性を持たせています。フロントフォークは41mm径の正立となり、リアはモノショックとなっています。組み合わされるブレーキは、フロントが282mm径のシングルディスク、リアが220mm系のシングルディスクとなり、キャリパーは、フロントが2ポット、リアがシングルポットとなっています。ABSは設定が無いようです。

ヘッドライトとテールランプはLEDとなっており、液晶ディスプレイ(恐らくモノクロ)のメーターとなっています。もちろんインドでは必須の後輪に付けられたサリーガード(民族衣装のサリーの布の巻き込みを防ぐ)も標準装備です。車両重量は148kgと軽量です。車体色はBallistic Blue、Warrior White、Knight Blackの3色で展開されます。

「FZ25」のインドでの発売は2月で、価格は119,500ルピー(日本円で約20万円:2017年1月現在)となります。かなりお値打ちな価格設定ですね。

発表前からインドでは頻繁に目撃されて、なんちゃって偽装しかしていないものですがら、鮮明なスパイショットも多く出回っていたので新型車と言われても目新しさが薄いですね。インドではあまり秘密主義っていうのは歓迎されないのでしょうか。

日本国内では今までインド市場向けのモデルは売られた事がないので、入ってくる可能性は低いのですが、売られるとすると同型エンジンを積む「YBR250」が399,600円、水冷並列2気筒エンジンを積む「MT-25」が523,800円ですから、「YBR250」程度の399,600円あたりで売られる事になるんですかね。現地価格と同じだと飛びつく人は結構いそうです。

引用元1:MCN「Yamaha FZ25 debuts in India
引用元1:BikeBros「【ヤマハ】軽量ボディに250cc新エンジンを搭載した「FZ25」をインドで発売

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このページは、naganagaが2017年1月26日 22:35に書いたブログ記事です。

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