2007年11月 Archive
より無骨さをましてリニューアルされた、BMWの「F 800 GS」、「F 650 GS」、「R 1200 GS」登場です。
BMWが、単気筒エンジンを搭載する「F」シリーズを、3年前にエンジンを2気筒化し、シリーズ全体を刷新し発売した「F 800」シリーズに、追加すれば売れ筋モデル間違いなしなのに、なぜかナカナカ追加されなかったモデルが、エンデューロモデルの「GS」です。それは、「F 650 GS」が併売されていた為なんですが、顧客からの要望が多かったのか、やっとというか、ついにというか、今回「F 800 GS」が追加されます。さらには、このまま消滅と思われていた「F 650 GS」もモデルチェンジされるようで、選択の幅が広がりますね。そして、本家「GS」、「R 1200 GS」も同時にモデルチェンジということで、BMWの「GS」が全て刷新される事になりましたヨ。
BMWの本格エンデューロモデルの市販型「G 450 X」が発表されました。
前のエントリーで、2007年の3月にBMWがテストを兼ねてレースにエントリーしていた所をスクープされ、その存在が知られたエンデューロレーサー「Sportenduro 450」(プロトタイプの位置付けの方が強いと思う)。ビキニカウルの形状から、市販型が存在するのは間違いと言われておりましたが、4月の正式公開以降、とんと話題が無かったのですが、ミラノショーでついに市販モデル「G 450 X」が登場しましたヨ。意外だったのは、「Sportenduro 450」を名乗らなかった事ですね。シャーシ設計から違うストリート主体の「G 650 X」と同じ「G」シリーズに組み込まれるとは思いませんでした。やはり、オフ車ブランドのHusqvarnaを買い取った事が影響しているのでしょうか?
bimotaが「1098」のエンジンを搭載した久々のハイパフォーマンスモデル「DB7」を発表しました。
前のエントリーで、bimotaのDB系としては初の水冷エンジンを搭載したモデル「DB7」をミラノショーで発表するんじゃないかという話題を掲載しましたが、ミラノショー直前の情報だった為、十中八九出てくるだろうと思っていたら、見事その通りでした。Ducatiの「1098」に搭載された最新エンジンを搭載した、bimota久しぶりの新型ハイパフォーマンスモデル「DB7」の登場ですヨ。全くの新設計としては倒産前に発売された「SB8R」以来ですから、8年ぶりとなりますね。本来だと日本製4気筒エンジンであるべきなんですが、地元にWSBやMotoGPで勝ちまくっているDucatiが居るので仕方ないですね。
Apriliaの「SL 750 Shiver」ベースのスーパーモタードモデル「SMV 750 Dorsoduro」が噂通り登場。
前のエントリーで、Apriliaは昨年秋に発表されたネイキッドモデル「SL 750 Shiver」に搭載された新しい90°Vツインのエンジンを搭載したスーパーモタードモデルを開発しているんじゃないかという話を掲載しましたが、噂は本当でしたヨ。1年という時間をおいて、「SL 750 Shiver」のシャーシをベースとしたスーパーモタードモデル「SMV 750 Dorsoduro」を発表しました。ただし、噂では、排気量750ccからアップされているのではないかということでしたが、名前から解るように、750ccのままでした。しかし、スーパーモタードモデルの場合、排気量が大きくなり過ぎるのもどうかと思うので、個人的には、750ccでよいかと思いますヨ。
「Naga BLOG」は新サーバに移転しました。
「Naga BLOG」もエントリーが800を超えてくると、使っていたLOLLIPOPのサーバは、かなりの高負荷になるらしく、ここ数ヶ月、忌まわしき「500エラー」の連発という状態が続いていました。時々、エントリーの保存に失敗して、頑張って書き上げたエントリーがきれいさっぱり無くなるという事態が頻発しだしたので、切れて、サーバ移転に踏み切りました。移転ついでに独自ドメインも取得、システムを「MT4」にアップデート、さらにデザインも変更しました。この新しいサーバは、有名なブロガーさんも使っている「CORESERVER.jp」を使用しています。新しいサイトの方は、まだまだ完全ではないのですが、公開できるめどがついたので、新サイトの方を更新していきます。しばらくは旧サイトは過去ログ倉庫として運用をし、賃貸契約終了をもって廃止する予定です。というわけで、この新サイトの方をよろしくお願いします。
KTM開発陣、入魂の一作。初の本格スーパースポーツ「RC8 1190」を発表しましたヨ。
2003年の東京モーターショーで、KTMのブースに展示された1台のコンセプトモデル「RC8」が、4年という開発期間(実質GOサインが出てからは2年だそうですが)を経て、同社初の本格スーパースポーツモデル「RC8 1190」として、ついに発売されますヨ。新コンセプトのオンロードモデル「690 DUKE」で、オンロード市場に参入したKTMとしては、「990 Super Duke」に続く3モデル目(モタードを含めるともっと多くなりますがオンロード用シャーシとしてと思って下さい)となりますね。これを作る為だけとは思いませんが、同社が、GP125/250に参戦することで得たオンロードのハンドリングがいかなるものなのか、それを知ることが出来る興味深いモデルです。
MV AGUSTAの新型モデルはガセ。例年通りスペシャルバージョンを投入です。
前のエントリーで紹介した、MV AGUSTAがミラノショーで新型モデルを発表するという噂は、ガセだったようで、例年通りスペシャルバージョンの登場となりました。ここ2年ぐらいのスペシャルバージョンの傾向は、排気量拡大(微量)とパワーアップという性能追求が主になっているので、今回も例漏れず、その方向でスペシャルバージョンを進化させてきました。ただ、いつもだと「F4」シリーズが先に変更され、後から「Brutale」シリーズが変更されるのですが、今回は、両方とも同時にスペシャルバージョンをパワーアップ。「F4」シリーズの方が「F4 312 RR」。「Brutale」シリーズの方が「Brutale 1078RR」の登場となりました。
1年遅れで登場したDucatiの「848」に、何故か先祖「851」を感じてしまうのはノスタルジー?
「1098」の発売から1年、Ducatiは、弟分の「749」を進化させ「848」を発表しました。「Motor Box」の記事と、「MCN」の記事によると、先祖のモデル達がそうであったように、もちろん「848」も、「1098」のシャーシを使っています。水冷4バルブ90°V型2気筒というフォーマットは同一ながら、排気量を849.4ccとした事と、リアタイヤのサイズが180/55ZR17となっている位しか差を見つけることが出来ないです。ボアストローク94×61.2mm、圧縮比12:1のエンジンから発生させるピークパワーは、 10000回転で134hp、最大トルクは、8,250回転で96Nmとミドルクラスとは言えない一昔前の1000ccクラスの性能ですヨ。よくよく考えてみれば、水冷4バルブ系の元祖「851」は、名前の通り851ccの排気量だった訳で、それよりも数値的には上回っている訳ですから、当たり前ですヨね。
強力無比で至れり尽くせり、Ducatiのホモロゲーションモデル「1098 R」はスゴ過ぎ。
7月にMisanoで開催された「World Ducati Week 2007」で、WSBのレギュレーションの改定を受けて急遽発表された、Ducatiのスーパースポーツモデル「1098」のWSBホモロゲーションモデルが、正式に発表です。その名も「1098R」です。「Motor Box」の記事と、「MCN」の記事によると、既にご承知のように、排気量をノーマルの「1098」より100cc増量の1198.4ccとした水冷4バルブ90°V型2気筒エンジンを搭載しています。ボアストロークが106x67.9mm、圧縮比12.8:1から絞り出す性能は、 当然、ノーマルよりも20hp以上も強力な180hpのピークパワーを9,750回転、134Nmの最大トルクを7,750回転で発生と、レーシングマシン並と言っても過言ではありませんヨ。また、これだけのパワーとなると、バックトルクも強大なモノになるため、それを軽減する為のスリッパークラッチを標準装備しています。
15年目のフルモデルチェンジ。アグレッシブなキープコンセプトデザインで「Monster 696」発表です。
93年に発売されてから、マイナーチェンジを繰り返し、15年もの長きに渡ってその姿をあまり変える事無く売り続けられてきたDucatiのベストセラーモデル「Monster」シリーズがついにモデルチェンジ施されます。前のエントリーで書いたように、既に新型モデルの存在は確認されていたので、発表自体は驚きは無かったのですが、そのハッキリとしたデザインが解っていなかったので、ミラノショーでやっと全貌を知る事になりましたヨ。で、新しくなると言うことで「Monster」という名前も変わるかと思っていたのですが、やっぱり「Monster」でした。ナンの変更もありません。ただ、今回発表されたのは、空冷エンジン搭載のエントリーモデル「Monster 696」のみでした。他のバージョンは後日という事のようです。