Naga Blog

Motorcycle

KTMのモタードモデルの旗艦が排気量を拡大して「990 Supermoto」になりましたヨ。

990 Supermoto

KTMのスーパーモタードモデルで、一番大きい排気量を持つのが、2気筒エンジンを積む「950 Supermoto」なんですが、強力なライバルが、次から次へと現れるのに対応する為なのか、その排気量を拡大し、「990 Supermoto」としてマイナーチェンジしました。今回の変更で、オンロードモデルである「990 Super Duke」と同じ排気量を得たことになりますから、それに比べて、ちょっと非力みたいなイメージは払拭できたと思いますヨ。

というわけで、「990 Supermoto」は、「950 Supermoto」のマイナーチェンジというわけで、シルエットは殆ど変わっていませんね。と言っても、変わっていないのはシルエットと、ヘッドライト周り、フロントフェンダーぐらいで、各部のカウル類は大幅にデザインの変更を受けています。と言っても、ヘッドライト周りも、ライトレンズの形状が変更になったりと微妙に形を変えていますけどね。

一番変化の大きいシュラウドは、上半分がタンクと一体になり、下半分が本来のシュラウドという構成になっています。エアクリーナーボックスの容量拡大が目的だと思われるのですが、ちょっと車体色がオレンジだと、シュラウドが大夫下に付いているように見えるので、なんか違和感がありますね。見慣れりゃそうでもないんでしょうけど...。それにしても、ユニークです。

リアカウルはサイレンサーをカバーするような形状から、オンロードモデルの様な薄く後端が細長くなったデザインになりました。サイレンサーが剥き出しになりパッセンジャーが熱で火傷をしないようにカバーが取り付けられましたが、こちらの方がシャープで、個人的には好みです。

「990 Supermoto」は、黒色に塗装が変更されたフレームと相まって、全体的に速そうなイメージになっていますね。デザイン改訂は成功という事でよろしいんじゃないですか。

Motor Box」の記事よると、水冷4ストロークV型2気筒というフォーマットはそのままに、排気量を999ccまで拡大しています。115hpのピークパワーを9,000回転で、最大トルク100Nmを7,000回転で発生させています。車体の乾燥重量は191kgですから、パワーが出過ぎずバランスの良い所に落ち着いているように感じますね。吸気系はEFIで、もちろん、欧州の排ガス規制ユーロ3に対応しています。タンク容量は19リッターとなっています。

足回りは、KTMではお約束のWP製サスペンションが前後ともに採用されています。フロントに直径305mmのブレーキディスク2枚が装備され、これにラジアルマウントされたbrembo製のキャリパーが組み合わされます。

で、気になる価格なんですが、11,650ユーロ(日本円で約1,880,000円)です。ユーロ高のお陰で、結構な価格になっていますね。実際に日本で売られる場合だと、もう少し安くなると良いのですが、どうなんでしょうか。

About this entry

このページは、naganagaが2007年11月27日 22:01に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「Benelliは、ミドルクラス向け?の「TNT 899」を追加するそうです。」です。

次のブログ記事は「家でエスプレッソを手軽に飲みたくて、Delonghiのエスプレッソマシン「BAR20N-B」を衝動買いしてしまいました。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。