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笑いっぱなしの2時間でしたよ「笑の大学」。

三谷幸喜脚本、星護監督の「笑の大学」に行ってきました。
最初、ラジオドラマとして世に出た本作品は、後に演劇として何度か再演され、そのたびに面白さをアップデートさせてきたようで、隙が無いと言えるほど、完成度の高い面白さを提供してくれます。今回、この「笑の大学」は地元の映画館で上映していなかったので、1時間かけて、観に来た甲斐がありました。こんなに面白いのに、なんで地元で上映されないのか不思議に思います。買い付け担当の目が節穴だったとまでは言いませんけど…。(言ってるって)
ただ、興行成績が良いので、1ヶ月遅れですが上映しますなんてやられたら、額に血管が浮き出るかもしれません。けど、そうなってくれたら、次は気軽に行けるので、再度観に行くような気がします。ちょっとはまったら中毒になってしまうかもしれない映画です。

「DEVILMAN」に見る、日本のVFX映画の可能性と限界。

キューティーハニー」「けっこう仮面」に続く、今年3本目になる永井豪原作の映画「DEVILMAN」に行ってきました。毎回、アニメ以外の邦画を見に行くときは、あまり過度な期待をせずに劇場に行くんですが、今回は、事前に原作の内容を短い上映時間に詰め込んでいるということを知ってしまったので、中だるみの少なくて長い話の原作をどう料理しているのかに興味を持っていました。後、東映アニメーションも制作に関わっているというVFXの出来も興味があるところです。

しかし、実際、見終わってみると、日本のVFX映画の可能性と限界を同時に感じることの出来る映画になっているように思えました。ある意味、「キューティーハニー」と対極に位置する作品と評してもいいかもしれません。

「アイ・ロボット」は、バランスの取れた良い作品。

ここ数年、立て続けに世界を救っているウィル・スミスの主演作「アイ・ロボット」を観てきました。英語では「i,ROBOT」って表記するんですが、「iRobot」にしなかったのは、やっぱりAppleの「iPod」とかとかぶっちゃうからでしょうか。劇中の「NS5」ってロボットが出てくるんですが、白くて半透明、一部メタルってところなんか、すっごく意識していると思うんですがね。

冗談はさておいて、「トリビアの泉」のオープニングでお馴染みの、アメリカのSF作家アイザック・アシモフの作品「我はロボット」を原作にしたハードSFモノなんですが、この映画の話は原作には存在しないそうで、ロボット三原則あたりの設定のみを使っているそうです。あまり原作にこだわらなかったのが良かったのか、ハードSF作品にありがちな観客を置いてきぼりにする演出や、お説教じみた演出はなく、ハードなテーマとエンターテインメントがバランス良く配分された映画になっています。

「スウィングガールズ」はノリノリで楽しい音楽映画でした。

スウィングガールズ」見てきましたぁ〜、「WATER BOYS」の監督さんの作品なんで、外しはないだろうと思って正解でしたね。面白かったし、なんてったって音楽映画なんで、ノリノリで楽しかったです。素直に楽しい、面白い、音楽っていいなぁ〜と思わせてくれる映画ですよ。30〜40年代のスウィングJAZZのスタンダードナンバーが最高でJAZZを始めたくなること請け合いです。
前作の「WATER BOYS」と同じ事をしながら全く違う作品になっているところが、矢口史宣監督恐るべしって感じですね。正直、この映画だったら2,500円くらい払っても惜しくはないかなぁ。あっ、実際には1,800円で入りましたけどね。

今から楽しみ、2005年の福井晴敏原作映画対決。

2004年の日本映画は、士郎正宗原作の映画が2本、永井豪原作の映画が3本を筆頭に、意欲的な作品が多く公開されていますが、2005年も、今年のようなペースで大作が公開されていくみたいですね。早くも来年のことを言っているので、遠くから鬼の高笑いが聞こえなくもないですが、来年も劇場通いに忙しくなりそうです。

その中でも、「亡国のイージス」で各界から注目の作家、福井晴敏原作の映画が2本も公開されることになったようです。もう、大夫前に制作発表された、「終戦のローレライ」を原作にした、樋口真嗣監督の「ローレライ」と、大ベストセラーの「亡国のイージス」を原作とした、阪本順治監督の「亡国のイージス」です。原作がどっちも面白いだけに、タイトルを聞いただけでもどっちも期待してしまいすね。

「ヴァン・ヘルシング」は考える暇なく上映終了しました

映画館で「ヴァン・ヘルシング」を先行上映やっていたので、見てきました。本当は「NIN×NIN 忍者ハットリくん ザ・ムービー」を見に行った筈なんですが…。いや、面白そうじゃなさそうって思った訳じゃないですよ。ちょっとお子ちゃまが多かったからなんです…。あれだけ宣伝してたら仕方ないですけどね。先行上映っていう言葉に引き寄せられ気が付いたら「ヴァン・ヘルシング」の方に座ってましたよ。
予告編を見て行こうと決めていた作品だったので、正式公開より1週間早く観れたので良かったかな。ただ、初回上映という筈だったのにフィルムが痛んでいたのが、ちょっと辛かったなぁ。隅の方だったので画面が分からなくなると言うことはなかったけど、シミみたいなのが2、3箇所、傷が数カ所、配給会社は出荷時にチェックしてないのでしょうか。まぁ、金返せとまでは言いませんけどね。

アメリカ製の「サンダーバード」は、イギリス製にあらず。

今年の邦画は昔のネタモノか多いんですが、洋画も「サンダーバード」で昔のネタモノに挑戦です。リメイク作品としては、良質の部類には属しますね。映画としては面白い作品に仕上がっています。ただし、オリジナルと違って、かな〜りお子ちゃま向けなストーリーが展開しますが…。

といっても、リメイク作品として観る人が多いのは、日本とイギリスだけで、他の国の人は初見がほとんどだそうです。世界マーケットでは「サンダーバード、何それ?」って言う人が圧倒的に多いので、内容は「サンダーバードの世界観の予習」的な作りなんだそうですが…、個人的には、予習にもなってなくて、別の作品になっていると思います。リメイク版の常で、オリジナル版のファンの人は「サンダーバード」と名乗ってる別作品として、頭のスイッチを切り替えてのぞまないと落胆したまま映画館を出ることになる映画でもあることは間違いないです。

なんだか微妙なデキの「スチームボーイ」。

AKIRA」で世界中の映画人に影響を与えまくった大友克洋監督の久々の新作「スチームボーイ」をみてきました。
個人的には、16年前の「AKIRA」公開の時の熱狂も冷めた目で見ていたほど、大友作品は全く壺にはまっていないんですけど、本筋とは関係ない箇所の情報過多が特徴の大友作品に久々に浸ってみるのもいいかなと思いチケットを購入しました。
「AKIRA」以降は短編作品を多く制作していたので、長編作品としては2作目ということになる「スチームボーイ」は、事前の映画評で「大友色は薄れ、活劇映画になっている」みたいな事が書いていたのですが、大友色は薄いどころか濃い濃い。正直、情報の大洪水です。例によって本筋とは全く関係ないですが…。

スパイダーマン2は、予想以上でした。

先日、この夏の洋画の話題作の一つ「スパイダーマン2」に行ってきました。実は、この「スパイダーマン2」って、個人的にはあまり期待していなかったのですよ。前作「スパイダーマン」って、あれもこれもって詰め込んだ内容の上、悩みまくる主人公の姿に、洋画特有のスッキリ感が薄い、まるで日本製のアニメを見ているような映画だったからです。当時、こういう話は日本人が作った方がうまいなぁと変な感想を持った記憶がありますね。なので、前作のような流れの映画だったら、また消化不良気味で映画館を出ることになるかなと思っていたんです。

で、実際はどうだったかといいますと、今回はスッキリして映画館を出てきましたよ。ヒーロー映画としては1、2を争う出来ではないかと思っています。未見の方で、興味があるなら行ってみてソンはない映画だと思いますよ。

スパイダーマンDVD化

後、1週間で待望の「スパイダーマン2」の公開が始まりますね、前作はアメリカ映画とは思えないほど、主人公が悩みまくる姿が印象的な映画だったのですが、今回も路線は変わらないみたいです。naganagaは、前売り券も買って鑑賞の準備はOKです。

さて、今回は「スパイダーマン」のDVD化の話題。2の話題で持ちきりのこの時期に、なんで既にDVD化されている前作の「スパイダーマン」の話をするのかと思っています?
アメリカで発行されている漫画雑誌マーベル・コミックスの連載漫画「スパイダーマン」の実写化は実はハリウッドが最初ではないんですよね〜。
最初はアメリカのテレビ番組として実写映像化され、2度目の映像化は日本で行われました。製作は等身大特撮ヒーローといえばここしかないとまで断言してもいい、天下の東映だったのですよ。

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