Motorcycle
Ducatiは、次世代「Desmosedici RR」の開発を検討開始?!
Ducatiが、2008年に発売した「Desmosedici RR」の発表の時の衝撃は、今でも忘れませんね。本来、一般販売など考えられないMotoGPで走らせているモデルを売ると発表したからです。最初の発表を聞いて本気で売るのか疑ったと同時に、結局頓挫して発売できませんでしたっていうオチが付くと思っていました。一度、お披露目しようとして引っ込めたこともありましたし、正直、50,000ユーロという価格までコストダウンできると思っていなかったんですよね。
WSBの場合、一般販売車である事を証明するホモロゲーションを取得しなければ、レースに参加できないので、ほぼレーサーというモデルを、それ用に少量生産し販売するというのをメーカーがやっていて、高いモノだと400万円弱の価格を付けていたのもありましたから、1台数億円とも言われるMotoGPレーサーで、3桁台の価格は無理だろうと。
相次ぐ流出写真に業を煮やして、YAMAHAが「FZ8」の全体写真を公開か。
YAMAHAが欧州で発売を予定している「FZ8」と「Fazer8」なんですが、前に紹介してから、次々と流出写真なるものがネットに掲載されていました。なんかメーカーそっちのけでドンドン「FZ8」の虚像が作られているかのようで、ついには、メーカーのカタログ写真まで流出しちゃったりしましたヨ。ここまで、バレバレになってしまうとYAMAHAの方も広告戦略を変えざるえなかったみたいです。
YAMAHAが、2010年に市場投入予定の800ccクラスのネイキッドモデル「FZ8」の写真が出てきました。
YAMAHAのスポーツモデルは、600ccクラスの上は1000ccクラスと大きく間が開き、750ccとか、850ccとかの中間排気量は売られていませんでした。市場性がないとの判断なのかと思われますが、購入する側としては、やはり排気量の選択肢が欲しいところでした。
YAMAHAも、そういう声にようやく応えてくれるようです。「motorevue.com」の記事によると、YAMAHAが、2010年に欧州で発売を予定しているスポーツネイキッドモデル「FZ8」の写真を入手したんだそうです。ただ細かいスペック等は判明していないそうで、分かっているのは、写真からエンジンのフォーマットが4気筒である事、車名から800〜850ccの排気量である事ぐらいです。600ccよりトルクがあって、1000ccほどパワーが無いのは確実ですから、良い塩梅なバランスが欧州市場に受けそうです。
個人的には、このエンジンを使用した「YZF-R8」が存在するかっていうのが気になる所なんですヨね。レース使用を前提としない公道専用になると思うので、初期の頃の「YZF-R1」のコンセプト再びって感じなんですけどね。もう少しツーリング気味に振って「FZR」の名前を復活させても面白いかも。
2010年に発売されるYAMAHAの「Super Tenere」の市販デザインがスクープされました。
先日、不況の影響で出展会社が少なくなり、来場者も半減した「第41回 東京モーターショー」のYAMAHAブースで公開された「Super Tenere」は、そのオブジェの様な斬新な展示方法が記憶に新しいところですね。だだ、あそこから市販型の「Super Tenere」を想像することはナカナカ骨が折れると思います。
「MCN」の記事によると、「motorsite.gr」というギリシャのWebサイトが、YAMAHA内部から3枚の写真を入手したそうです。写っている「Super Tenere」と思われるモデルは、実車ではなく、デザイン検討用の模型を撮影したモノなんだそうです。元記事では、このデザインは実車に採用されたモノなので、2010年に登場するであろう「Super Tenere」は、このデザインを纏って登場するそうです。
MV AGUSTAの「F3」、走行プロトタイプがスクープか?
一昨年ぐらいから、MV AGUSTAが、改良した4気筒エンジン搭載の「F4」「Brutale」の他に、600ccクラスに向けて3気筒エンジンを搭載した「F3」を開発しているという噂が流れていました。750ccの「F4S」に乗っている自分としては、ちょっと気になる噂だったのですが、去年、今年とショーモデルすら登場しない状況に、開発が中止になったのではと思っていたのですが、ついに走行プロトタイプらしき車両がスクープされたのですヨ。
ライバルを蹴散らせ、Ducatiは本気でパワーアップした「Multistrada」を発表。
海外の情報サイトでは、しつこいぐらいにスクープされまくっていたDucatiのデュアルパーパスモデルの新型「Multistrada」なんですが、ついにというか、やっとというかEICMAショーで公開されました。スクープ記事では、「Maxienduro」とか、「Openroad」とか名前を予想されてましたけど、結局「Multistrada」でした。
公然の秘密状態で、Ducatiの開発拠点付近の公道で、偽装を施した姿のプロトタイプモデルが試走を繰り返しているスクープショットをしつこいくらいに何度も撮影されていたので、何か驚きの感動みたいなモノが無いんですヨね。欧州では、かなり気になるモデルであるのは分かるのですが、やり過ぎです。
ただ、外したのは名前ぐらいで、スペック的な予想はある程度当たりましたね。
キープコンセプトなデザインでも新鮮みたっぷり、MV AGUSTAは「F4」を発表しました。
現在開催中のEICMAショーで、MV AGUSTAは、新しい「F4」を発表しましたね。昨年までMV AGUSTAのデザイン部門を統括していたマッシモ・タンブリーニ氏が、何かのインタビューで「F4」や「Brutale」のデザインに関して、完成されたデザインを変える必要はないと語っていたのを憶えていたので、新型といってもメカ的な進化はあっても、デザインの劇的な変更はされないだろうと予想してました。
自分の予想通り、先行して発表された新型の「Brutale」デザインは、一瞬見ただけでは違いが分からないモノになっていたので、予想が当たって嬉しくもあり、変化の少なさにガッカリな所もありのました。
同じく「F4」のデザインも、恐らく現行モデルのブラッシュアップに留まり、デザインが変化したのさえ気付きにくい新鮮みのない感じになるだろうと思っていたのですが、見事に予想は覆されましたヨ。
新型の「F4」実車写真を見た時、旧デザインの古くさい部分がうまくアレンジされ、現代的なシャープなシルエットを持つデザインに進化していたのですから。
ノーマルより本気度を増した?「Dorsoduro 750 Factory」が追加されるそうです。
Apriliaが「Shiver 750」の派生モデルとして発売した「Dorsoduro 750」に、より本気度を増した「Dorsoduro 750 Factory」が追加されるそうです。
Apriliaのモデルで「Factory」と名が付くと、ノーマルモデルよりもスゴイ性能を誇るホモロゲモデルっていう印象があるのですが、この「Dorsoduro 750 Factory」、MCNの記事によると、エンジン、シャーシ性能共に、ノーマルモデルと差はないそうです。なのでピークパワーも92hpです。見た目のめぼしい変化は、タンクパネルとシュラウドがカーボン製になったことぐらいです。
足回りは、前後とも細かい調整が可能なサスペンションへグレードアップし、ブレーキディスクが波状のモノに変更されています。ライドバイワイヤは改良型となり、モード切替で、スロットルの反応が良いモードから、より滑らかな反応、より柔らかい反応と同時により少ないパワーで走れるんだそうですヨ。
色々、マルチな使い方のできる万能選手具合に磨きがかかったという所でしょうかね。
Apriliaの「Shiver 750」は、2010年モデルで外観をお化粧直ししました。
Apriliaの「Shiver 750」は、2007年の発売以来、基本モデルの方は大幅なデザイン変更とか行われず売り続けられ、派生モデルの「Shiver 750 GT」、モタードモデルの「Dorsoduro 750」と、モデルレンジの拡大を行っていましたが、MCNの記事によると、2010年モデルで、少しデザインに手が入るようです。
一番目立つ変更は、やはりヘッドライト廻りですね。ビキニカウルが追加されています。ブレーキディスクが波状のモノに変更になっていたりします。シートの形状が見直され、足つき性が良くなっています。ステップが、タンデムシート用と一体だったモノから、独立したモノに変更され、同時にステップ位置が5mm前に移動しています。これら外観の変更で、よりスポーティーなイメージとなりました。
ライドバイワイヤと呼ばれるスロットルシステムは、新しく改良されたモノに切り替わっているそうですが、エンジン性能は92bhpと変更無し、特徴的なトレリスフレームも、変更無しだそうです。元々、「Shiver 750」のシャーシ性能は評価が高かったので、改良の必要が無かったという事でしょうか。
SUZUKIは「GSR」シリーズに750cc版の他に250cc版を開発しているみたいです。
先日、SUZUKIが「GSR750」を追加する話題をエントリーしました。「GSR750」は、主に海外向けで、600ccからモアパワーを求める顧客に向けたモデルという位置付けのようなのですが、日本国内では普通二輪免許で乗れるクラスを拡大するようです。SUZUKIは、この「GSR」シリーズを、「GS」シリーズから主力の後継にする考えのようですね。
「MCN」の記事によると、新しく加わる排気量は、250ccになるようです。「GSR250」と呼ばれる新モデルは、全て新しい設計になるようです。エンジンの性能やフォーマット等は分かっていませんが、もし「GSR250」が4気筒ならば、数十年ぶりの新しい小排気量4気筒エンジンとなりますね。ただ、SUZUKIとKAWASAKIの関係を考えると、「Ninja 250R」に搭載されている、並列2気筒エンジンが搭載される可能性の方が大きそうです。
「GSR250」の外観は、他クラスの「GSR」とは違う外観が採用されるようです。「GSR」に「GSX1300BK B-KING」のイメージを取り入れたデザインになるようです。個人的には、ただ単に「GSR」シリーズが新しいデザインに移行するだけの様な気がします。
まぁ、どちらにしても、若い年齢の初心者が買いやすい250ccクラスの選択肢が増える事は、国内のモーターサイクル愛好家を増やす意味でも歓迎すべき事ではないでしょうか。発売は2010年なんだそうなので、秋の東京モーターショー辺りで、量産プロトタイプが見られるかもしれませんね。