Motorcycle
Julen Rondino氏が考えた、「A.3.W. Motiv」という特異な3輪モーターサイクルコンセプトモデル。
Julien Rondino氏の考えたモーターサイクルのコンセプトモデル「A.3.W. Motiv」。何に一番目を引くかと言えば、やはり、縦に並んだ3つの車輪ですよね。見た目は、かなり奇抜ですけど、現在のモーターサイクルが抱える、機械的な弱点の克服に果敢に挑戦したコンセプトモデルなのです。といってもCGなんですけどね。実際に製作してみて、デザイナーが脳内で考えた事が、うまく機能するかは別の話でしょうね。
何の理由も無しに、ウケを狙って、こんなデザインにしている訳ではなのでしょうが、インパクトは大ですね。メカ的な部分に目がいってしまいますが、全体のデザインは至ってシンプルなので、そこら辺のギャップが、デザインに新鮮みを与えていると思います。このまま、普通のモーターサイクルに、デザインを落とし込んでも、十分に格好良いと思いますヨ。
HONDAが、過激なコンセプトの新しいアメリカンスポーツを開発中か?!
HONDAが5年にもわたる開発期間のち、今年1月にニューヨークで発表された「Honda Fury project」の1つとして発売される予定(かもしれない)のアメリカンスポーツの開発情報がキャッチされたそうですヨ。
「Solo Moto Treinta」の記事によると、プロジェクトネームで「RV2」と呼ばれるこのモデルは、HONDAが米国で特許を所得する為に当局に提出した図面から、その存在が判明したらしいです。極太の鋼管フレームと特徴的なホイールが目を引きますが、曲面が多用された車体デザインは、イギリス風のトラッドさを持ちながら、強烈な印象を与えてくれますね。ライディングポジションは、レーサー的な過激さです。
エンジンは、VTXシリーズのモノが使われるようで、排気量は1300cc〜1800ccになりそうです。このエンジンから発生するパワーとトルクを、シャフトドライブで後輪まで伝えます。イタリア製のモーターサイクルのようにリアカウルまで跳ね上げられた排気管は、独特の形状を持つサイレンサーに繋がっています。2-1の集合のようですね。
フロントサスペンションは倒立タイプが採用され、組み合わされるブレーキシステムは、320mmのブレーキディスクと4ポットキャリパーとなっているようです。
トラッドなデザインと裏腹に、かなり過激なモデルとお見受けしますヨ。しかしながら、この「RV2」、特許添付のスケッチ以上の事は分かりませんから、正式に発売されるかどうかも、もちろん不明です。仮に発売になったら、Buellの各モデルとYAMAHAの「MT-01」、「V-MAX」に真っ向勝負となる事は間違いないでしょう。
Gas Gasが、ワークスライダーAdam Raga選手の名前を冠した「RAGA REPLICA」発売するそうです。
Gas Gasっていうスペインのモーターサイクルメーカーは、主にエンデューロモデルと、トライアルモデルをラインナップしているメーカーなんですが、モータースポーツでもトライアルってカテゴリーに興味がある人以外には、あまり馴染みのないメーカーだと思います。でも、日本や米国に販売店を持っている以外と大きい規模のメーカーなんですヨ。
で、そのGas Gasが、トライアルモデルに、同社のワークスライダーAdam Raga選手の名前を冠したレプリカモデルを追加する(地域によっては追加しない所もあります)そうです。「RAGA REPLICA」とストレートなネーミングです。新開発のシリンダヘッドを採用した4ストロークの単気筒エンジンを積み、排気量が125cc・250cc・280cc・300ccの4種類(地域によって異なる)が用意されるようです。吸気系のキャブレターは、280ccと300ccのモデルにはKEIHIN製、125ccと250ccにはDell Orto製となっています。排気系には、チタン製の排気管とカーボンサイレンサーが採用されて、欧州の排ガス規制ユーロ3に適合しています。
フレーム、タンクともデザインは従来モデルと同じように見えますが、新しく設計されたモノだそうです。スイングアームはアルミ製となり軽量化されています。他にDID製のチェーンや、Michelin製のタイヤ等々となっています。
かなりスペシャルな仕様らしいのですが、お値段の方は、発表されていません。
ApriliaのWSB参戦ホモロゲーションモデル「RSV4 Factory」が、発売開始だそうです。
1年前に、イタリアのミラノで開催されたPiaggioの販売店関係者1,200人以上を集めたイベントで、しばらくWSBのレース活動から撤退していたApriliaが、09年シーズンから参戦の再開を宣言し、同時に、ApriliaのWSB参戦用次期ホモロゲーションモデル「RSV4」が発表されました。その前年のショーで、「RSV4」に搭載予定の新開発の4気筒エンジンが公開されていましたから、衝撃度は薄かったのですが、レーサーモデルの「RSV4」のデザインが、ナカナカの格好良かったので、保安部品が付いた市販モデルのデザインを期待してものです。
開幕戦前には、市販モデルである「RSV4 Factory」が投入されると思っていたのですが、レースに間に合わせる必要が無かった様で、やっと「RSV4 Factory」発売への準備が整ったようだというニュースが入ってきましたヨ。
Voxan今度こそ復活か? 新しいモデルのサーキットテストをスクープ。
フランスのモーターサイクルメーカーVoxanは、芸術の国らしい独特のデザインが印象的なモデルをラインナップしていたメーカーなんですが、かなり前から資金繰りの悪化から操業を停止しています。新しいコンセプトモデルが発表される度に、今度こそ資金繰りの目処がついたのかと言わながら、なかなか量産車の生産を実現できる所まで行かなかったのです。しかし、しぶとく細々と生きてきたVoxanの資金繰りが今度こそ本当に目処がついたうです。
「motorevue.com」の記事によると、現在Voxanが開発している新しいモデルがサーキットでテストされている所をスクープされたそうです。ただ、新しいモデルといっても、自分的には、まだ開発してたのっていう感想がピッタリなんですヨ。この新モデルのベースになっているのは、フレームの形状や、排気管の取り回しと、サイレンサーの位置から、2007年のパリショーに出展されたコンセプトモデル「Black Magic」の様です。開発も未完だし、デザインも古くなっているからというのは勝手な想像の理由なんですが、ヘッドライト、タンク、シートカウルは、新しくデザインされたものに置き換わるようです。既存のアップデートですから、今度こそ市場に登場できるかもしれませんね。
記事元が掴んだ情報によると、すでに50台が製造中らしいので、今度こそ本当に資金繰りに目処がついていると言うことでしょう。Voxanの華々しい復活となるか、金融危機に押しつぶされるか、面白くなってきました。
Moto Guzziがついに「MGS-01」の公道モデル「MGS-01 Strada」を発売?!
イタリア最古のモーターサイクルメーカーであるMoto Guzzi。カタログに載せられたモデルは、ツアラーモデルが多く、ツアラー専門メーカーというイメージが強い会社なんですが、近年、デュアルパーパスモデルの「Stelvio」を発売したりと、ツアラー以外の分野にも力を入れ始めているようです。数年前、スーパースポーツモデル市場に参入するために、「MGS-01」を発表して市販されるのを期待された事がありましたが、結局「MGS-01 CORSA」という市販レーサーモデルを販売してそれ以降、公道モデルの販売は頓挫した様でした。鈍重なイメージがある同社の縦置きV型2気筒エンジンに、レーサーイメージのハーフカウルを被せる事で、軽快さを演出したデザインが印象的なモデルで好評でしたが市販は実現せず、このままMoto Guzziの歴史に埋没していくと思われていました。
ところが、「infomotori」の記事によると、その「MGS-01」の公道モデル開発プロジェクトは数年の沈黙の後、見事復活を果たしていたようです。見事復活を果たしているんじゃないかという話です。名前も「MGS-01 Strada」と名付けられ、記事の写真を見る限りでは、販売用の資料写真の流出の様なので、いつでも販売されてもおかしくない状況なんじゃないかと思いますヨ。開発は大夫進んでいるみたいなんですが...。
インドYAMAHAは、好評の「FZ16」に高級モデル「FZ-S」を追加するそうです。
インド市場は、モーターサイクルの所有率が世界一という事もあり、インドYAMAHAには、「YZF-R15」「FZ16」「Gladiator」といった小排気量クラスに独自のモデルを用意しています。この中で、「FZ16」は、好評を博しているモデルのようで、さらなる販拡を目指して高級モデルとなる「FZ-S」が追加されるようです。
「India on Two Wheels」の記事によると、「FZ-S」は、性能的には「FZ16」と同じなんだそうですが、専用のグラフィック、メーター上に取り付けられる小型のスクリーン、カーボンパターンを施したメーターコンソール、攻撃的なデザインに変更されたヘッドライトが与えられているそうです。
日本的な目から見ると、この装備差で価格差が付く訳でしょ(価格差が無いかもしれません)。コレに納得して購入に踏み切るかと問われると微妙ですね。インドの皆さんの向上心をくすぐれる絶妙な設定となっているという事なんですかね。
まだ、発売するヨっていう発表段階らしいので、価格はまだ分からないみたいです。装備が微妙な感じなので、日本に入ってくるんでしょうか?
個人的には、「FZ16」の方が格好良いと思います。(キッパリ)
エンデューロモデルをオンロードモデルにする改造キット「450GP」。
上の写真は、KTMの単気筒スーパースポーツ「RC4」ではありません。
個人的に、欲しいモーターサイクルの一つである、KTMの単気筒スーパースポーツ「RC4」を前のエントリーで紹介してから、海外のサイトでも具体的な展開が無いので気にしていたのですが、先日、KTM販売店の人から、気になる情報を入手。これから発売予定のモデルリストから消えたというんですヨ。この世界的不況の影響かどうかは分からないのですが、開発中止になっている公算が強いとの事。もし、それが本当なら凄く残念この上ないですね。
しかし、世の中にはタダでは転ばないという猛者がいるらしく、「infomotori」の記事によると、「RC4」が出ないなら作ってしまえと意気込んだかどうかは分かりませんが、なんと、既存のエンデューロモデル「450 SX-F」をベースに、オンロードモデルが作れてしまう「450GP」というキットが発売されるそうですヨ。ただし。残念な事にレース用という事らしいですけど...。
クリーンでエコなエンデューロモデル「E-Bike」をKTMが開発中。
昨年11月の不況で、突然モノが売れなくなっている今日この頃なんですが、自動車メーカーは、電気自動車やハイブリッド自動車などの環境対応車を発売して、この不況下で一台でも多く売ろうと必死な開発合戦を繰り広げているようですが、それは何も自動車業界だけに限ったことではない様です。
「infomotori」の記事によると、オーストリーのモーターサイクルメーカーKTMは、次世代のエンデューロモデルとして、電気で動く「E-Bike」を開発中なんだそうです。現在、プロトタイプモデルで試走を重ねているそうで、開発は市販できるレベルまで進んでいる模様で、早ければ2010年には市場に出したいとKTMでは思っているそうです。
自分の予想では電動モーターサイクルの発売は、10年ぐらいかかると思っていたんですが、見事に外れましたね。知らないうちに電動モーターサイクルの開発競争は激化しているみたいです。
噂が出てから1年、Ducatiの「Multistrada」後継モデルの続報です。
エントリーの更新を休んでいる間、Ducatiは、「Monster 1100」と「Streetfighter」を発売しましたね。Ducatiの好調さを象徴するような欧州メーカーらしからぬ新製品の発表ペースだったと思います。
MCMの記事によると、Ducatiのデュアルパーパスモデルである「Multistrada」の後継モデルの登場時期が大体判明したようです。
しかし、「Multistrada」後継モデル自体、前のエントリーで書いたように、1年ほど前から開発中と噂されていたので、これといってインパクトあるニュースではないように思えますね。前出の噂どおりBMWの「R 1200 GS」をライバルと位置付け、オフロード走破性能に力点を置いて開発されている様です。ただ、MCMの別記事でスクープされたスパイショットをみると、あまりコンセプトら変化は無いような気がするんですけどね。後、名称が「Maxienduro」かどうかは分かってません。
発売までのスケジュールは、09年のミラノショーで量産プロトタイプが公開され、10年に発売だそうです。
なんか予想CGはかなり実物のデザインに近いんだそうですが、Ducatiのデザイナーがここまでベタなデザインにはしないと思いますヨ。