Motorcycle
クリーンでエコなエンデューロモデル「E-Bike」をKTMが開発中。
昨年11月の不況で、突然モノが売れなくなっている今日この頃なんですが、自動車メーカーは、電気自動車やハイブリッド自動車などの環境対応車を発売して、この不況下で一台でも多く売ろうと必死な開発合戦を繰り広げているようですが、それは何も自動車業界だけに限ったことではない様です。
「infomotori」の記事によると、オーストリーのモーターサイクルメーカーKTMは、次世代のエンデューロモデルとして、電気で動く「E-Bike」を開発中なんだそうです。現在、プロトタイプモデルで試走を重ねているそうで、開発は市販できるレベルまで進んでいる模様で、早ければ2010年には市場に出したいとKTMでは思っているそうです。
自分の予想では電動モーターサイクルの発売は、10年ぐらいかかると思っていたんですが、見事に外れましたね。知らないうちに電動モーターサイクルの開発競争は激化しているみたいです。
気になるスペックなんですが、KTMで同クラスに位置する125ccのモデルと比べても、遜色ないどころか上回っているレベルだそうです。
まずは車重なんですが、90kg(乾燥なのかは不明)と7kgも軽くなっているそうですヨ。バッテリー積んでこの重量はナカナカ頑張っているんじゃないでしょうか。しかし、プロトタイプの画像を見る限り、エンジンの位置に鎮座ましますモーターは、個人的に何か美しいとは思えないんですヨね。ここら辺は、デザインされたエンジンカバーを付けた方がいいかもしれませんね。
搭載されるモーターが発生させるピークパワーは書かれていなかったのですが、最大トルクは書かれてまして、40nmもの大トルクを発生するそうです。これは400ccのシングルエンジンにも匹敵する強大なもので、ちょっとビックリな数値ですね。しかも、トルクの出方もエンジンのように序々に大きくなっていく様になっているようで、乗ったときの違和感は小さいようです。
気になる稼働時間ですが、これだけの高出力を発揮しているモーターですので、連続稼働できる時間は結構短く、現在は40分しか走れないそうです。チョイ乗り+アルファといった所でしょうか。再充電に60分ぐらい掛かるそうですから、現時点では便利というにはほど遠いように感じますね。
ただ、ここら辺は、急速充電の技術が、まだまだ発展段階にある為、今後の技術開発によって改善されていくと思いますヨ。30分ぐらいを目指して開発中のようです。欲を言えばガソリンを補充するみたいに5分ぐらいで満充電っていうのが理想ですが、それは大夫先の話でしょうね。
ガソリンエンジンがダメなっても、面白いモーターサイクルを作るヨっていうメーカーのメッセージが見えるようで、KTM「E-Bike」期待の存在に見えますヨ。