上の写真は、KTMの単気筒スーパースポーツ｢RC4｣ではありません。

個人的に、欲しいモーターサイクルの一つである、KTMの単気筒スーパースポーツ｢RC4｣を前のエントリーで紹介してから、海外のサイトでも具体的な展開が無いので気にしていたのですが、先日、KTM販売店の人から、気になる情報を入手。これから発売予定のモデルリストから消えたというんですヨ。この世界的不況の影響かどうかは分からないのですが、開発中止になっている公算が強いとの事。もし、それが本当なら凄く残念この上ないですね。

しかし、世の中にはタダでは転ばないという猛者がいるらしく、｢infomotori｣の記事によると、｢RC4｣が出ないなら作ってしまえと意気込んだかどうかは分かりませんが、なんと、既存のエンデューロモデル｢450 SX-F｣をベースに、オンロードモデルが作れてしまう｢450GP｣というキットが発売されるそうですヨ。ただし。残念な事にレース用という事らしいですけど...。

この｢450GP｣開発したのは、BeOn Automotiveというスペインのメーカーです。サイトを見る限り、エンデューロモデルをオンロードモデルにするキットの販売がメイン?の会社のようです。(他にも色々とやっていると思いますけど)

なので、｢450GP｣はKTM専用というわけでないようで、日本メーカーのエンデューロモデルも、このキットを使えばオンロードモデルになるみたいです。

ただ、｢450 SX-F｣用の｢450GP｣は、KTMエスパニアが開発に絡んでいるようですので、他とはちょっと違うのかもしれませんね。

キットの内容には、キャリパーをラジアルマウントできるフロント用の43mm径のMarzocchi製サスペンションと、Brembo製のキャリパーとラジアルマスター、大型ブレーキディスク、クリップオンハンドル、17インチのホイールとタイヤ、スプロケット、前後のカウルとタンク、デジタルメーター等々といったモノになるそうです。エンジンに組み込むパーツは、キットに含まれていないみたいですから、車体だけのキットのようです。

キットを組み込まれた｢450 SX-F｣は、乾燥重量104kgと素の状態と同じ重量になっています。恐らく、ペラペラのレース用カウルが重量の上昇を抑えているじゃないでしょうか。性能は、まんま｢450 SX-F｣と考えて問題ないようですね。

見た目で、ちょっと気になるフロントサスペンションの突き出しさえ我慢すれば、ナカナカ格好良ろしいんじゃありませんか。公道で走ってみたいデザインになっていると思いますヨ。

価格は、4.200Euro(日本円で約519,000円-09/03/06現在)からということで、本体価格が足されると、ナカナカ良いお値段になりますね。大型のスーパースポーツが買えちゃいますヨ。そこら辺の理由もあってレース用って事なんですかね。