Motorcycle
マイルドさ無し? より先鋭化した「YZF-R6」。
昨年、YAMAHAは兄貴分の「YZF-R1」を2年連続でフルモデルチェンジを行ったので、そのあおりでフルモデルチェンジを一年遅らせた「YZF-R6」が登場です。久しぶりというわけで、まぁ、跡形もなくという言葉が似合うほど、前のモデルから変わってしまってます。シルエットと特徴的なライト周りとフレームの形が、辛うじて前モデルからの継続性を感じさせるだけですね。「YZF-R6」のデザインは、歴代どこか変なところがあるというのが特長で、アッパーカウルやサイドカウルの造形が野心的(変)なモノになっています。インパクトは強烈ですが、好き嫌いがハッキリと分かれるんじゃないでしょうか。アッパーカウルなんて、センターエアインテークにするとホンダの「VTR-1000R」に似ちゃうので、徹底的に変えちゃるという気合いすらかんじられる気がします。
新しい「ZX10R」デザインは、微妙な古さを感じてしまいました。
毎年、秋になると世界各地でモーターショーが開催されるんですが、なぜかいつも、トップバッターで来年のモデル発表するのはKawasakiなんですよね。最後は、必ずホンダ。一番売れてるところが先に発表されるとインパクトが弱くなるからでしょうかね。さて、2年ぶりのフルモデルチェンジとなった「ZX10R」ですが、C2型や、「ZX6R」デザインがイイ感じだったので、どう変えてくるのかが楽しみだったのですが、フタを開けてみると、なんとも微妙なデザインになってしまいましたね。全体的なシルエットは変わっていないのですが、空力性能を重視した為なのか、面の構成が丸くのっぺりしたものになり、アッパーカウルのライトは小さなモノに変わったお陰で、さらにのっぺり感が強調されているんですよ。
「ER6n」は、プアマンズ「TNT1130」か?
Kawasakiといえば、大排気量車を多くラインナップするメーカーなんですが、こと600ccに至っては意外と種類が少なくて、特にネイキッドモデルは、トラッド路線の「W650」と、「ER5」といった感じでちょっと地味目だったのですヨ。実際、「ER5」のデザインは可もなく不可もなくって感じて「Z1000」のような面白味に欠けるように思えます。悪く言えばちょっと高年齢層向きといった趣です。そこで、若者層にアピールというわけで、このクラスのテコ入れとして新しい「ER6n」というモデルを、市場(特にヨーロッパ)に投入するようです。ただ、「Motor Box」の記事で、写真を見た時、その微妙さに素直にイイナと思えませんでした。
「MidnightStar」は、マッスルバイクらしからぬレトロフューチャーなイメージ。
YAMAHAのクラシカルなアメリカンクルーザーに「XV1900 MidnightStar」という新型が登場です。これまでは、つい最近リリースされたばかりの「MT-01」と「Warrior」が、1700cc(1670cc)の排気量を誇り、YAMAHAでは最大排気量のエンジンだったんですが、200cc上回る1900cc(1854cc)となったエンジンを積むそうです。Kawasakiの「VN2000 Classic」といい、このカテゴリーでは、パワー競争ではなく、排気量の拡大競争が熱を帯びてきているようです。往年のアメリカ車にあった「マッスルカー」ように、このままいくと、近い将来自動車エンジンの流用ではない2,500ccとか3,000ccといった排気量のモーターサイクル用エンジンが登場しそうな勢いです。
トライアル風味が面白い、BETAの「RR125」。
ここんところ、オフ車が続いておりますが、今回もオフ車でこざいます。モーターサイクルで道無き道(崖とか岩場とか)を神業のようなテクニックで走破していくトライアルという競技があるのですけど、トライアルって競技自体がマイナーなんで、馴染み薄ですよね。でも、去年の世界選手権の年間チャンピオンが日本人だっていうぐらい日本が強い競技なんですよ。で、HONDAと並ぶ2強の一角で、その世界では、知らぬ者のいないメーカーのBETAが新モデルを発表したっていう話題です。BETAって会社は、トライアルイメージが強いのですが、小排気量のアメリカンバイクや、スクーターまで作っているんですよ。
「950 SUPERMOTO」ベースの「950 SUPERENDURO」はスペシャルな予感。
先日、「950 SUPERMOTO」を紹介した後、元OFF車専門メーカーのKTMが、コレのオフ車版を用意していないのが気になっていたんですが、やっぱり、存在してました。「950 SUPERENDURO」です。ただ、なんか「MoterBox」の記事の機械翻訳したのを読んでみると、なんか予想記事っぽいんですよ。写真も合成っほいですし...。そういう、話もあるっていう程度で受け止めていた方がよろしいかと思います。
「950 SUPERMOTO」は大排気量スーパーモタードの幕開けか?
最初、「MoterBox」の記事で、このKTMの「950 SUPERMOTO」見た時、新型車だとは思っていなかったんですよ。ふと、KTMにこんな車種あったかなと思い、KTMのサイトを調べたら掲載されていなくて(現在は掲載中)、新型車だということに初めて気が付いたんですよ。それほどまでに第一印象が、KTMの下位モデルに近かったからなんでしょうかね。正面から見ると「DUKE II」に見えるし...。
この「950 SUPERMOTO」。最初から作られた全くの新型車ではなく、同じエンジンと車体を持つ「950 ADVENTURE」の派生車になるんですが、「950 ADVENTURE」はツーリング指向の強いモデルだったのに対して、この「950 SUPERMOTO」は、名前の通りスポーツ指向の強いモデルとして差別化されています。スーパーモタード的な走りも出来るオンロード車って事でなんですが、完全に隙間狙いのモデルですね。現在、1000ccクラスにはこういった形のモデルは存在していないので、KTMの挑戦が吉となるか興味深いところです。
Urban motardを掲げる 「Husqvarna SM610」は公道向け?
昨年秋に発表された「SM510R」から8ヶ月、ついにHusqvarnaのモータード系フラッグシップ「SM610」がモデルチェンジしました。デザインイメージが、下位モデルと統一されてシャープさが際だったイメージへと進化しました。これで、Husqvarnaのモデルラインナップのほぼ全てが新しいデザインへ変更された事になります。
名前を見てて議か付いたのですが、今回は「SM610」なんですよね。確か前型の名称が「SM610R」だった筈、今回からRが取れちゃっているということは、より公道仕様に振ったモデルですよって言う意味なんでしょうかね。すぐ上に、これは競技用として「SMR630」があるから、わざわざカリカリにしなくてもイイって事なのかな。
伝統と現代が共存する「Norton Commando 952」。
その昔、「Norton F1」という、ロータリーエンジンを搭載したモーターサイクルの販売が失敗(技術は良かったのだがデザインが醜すぎたモデルでした)して、倒産していたイギリスのモーターサイクルメーカー、Nortonが、アメリカの資本を得て復活するそうです。確か倒産したのは90年代頭ぐらいだったので、十数年ぶりの復活ってことになりますね。アメリカ資本を得て強固なブランドとなったDucatiのようになるのか気になる所です。
「Motor Box」の記事によると、この「Norton Commando 952」は、そんな新生Nortonの第1弾となるわけですが、その車名よろしく、往年の「Norton Commando」を彷彿とさせるデザインとなっています。このデザインを見る限り、Triumphのように現代的にデザインで新たな顧客を開拓するのではなく、過去の遺産を掘り起こして、手堅く商売というのが新生Nortonの経営方針のようですね。
高速二人乗り事故第1号を、斜めから見てみる。
「[ば]小林ゆきBIKE.blog」さんのエントリー「高速 二人乗り 事故 リテラシー」で知ったのですが、高速道路での自動2輪の2人乗りが解禁になって、まだ1ヶ月も経っていないのに、死亡事故が起きちゃいました。「あ゛〜、やっちまったか...。」と悲壮な気持ちで記事を読んだのですが、読み終えてみると、この記事ってかなりグレーゾーンが大きい事に気が付いてしまいましたよ。