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Urban motardを掲げる 「Husqvarna SM610」は公道向け?

husqvarna sm610

昨年秋に発表された「SM510R」から8ヶ月、ついにHusqvarnaのモータード系フラッグシップ「SM610」がモデルチェンジしました。デザインイメージが、下位モデルと統一されてシャープさが際だったイメージへと進化しました。これで、Husqvarnaのモデルラインナップのほぼ全てが新しいデザインへ変更された事になります。

名前を見てて議か付いたのですが、今回は「SM610」なんですよね。確か前型の名称が「SM610R」だった筈、今回からRが取れちゃっているということは、より公道仕様に振ったモデルですよって言う意味なんでしょうかね。すぐ上に、これは競技用として「SMR630」があるから、わざわざカリカリにしなくてもイイって事なのかな。

「Motor Box」の記事を読んだ感じだと、どうも「SM610」は"urban motard"っいうのがコンセプトらしくて、他のモデルとは違い、かなり公道向けのようです。ほぼデザインが共通なので、そう見えないんですが、KTMの「DUKE」のような性格のモデルと解釈すれば良いのでしょうか。けど、エンジンスペックとか見てみると、そんな感じは微塵もないようにも、思えるんですが...。

ただ、一見すると同じデザインのように見えるんですが、細かいところは大排気量車として見えるようにボリュームアップされているようで、特に大型化されたハンドル周りとタンクのお陰かマッシブな印象を受けます。スーパースポーツ系の様なデザインが取り入れられているのも、シャープさを強調するようで結構イイですねぇ。中に配置された大画面液晶メーターは、見やすそうです。横にいろいろとスイッチが並んでいるので、恐らく多機能なんてしょうね。車体の横を通るエグゾーストパイプも、火傷防止用のガードをスタイリッシュにデザインすることで、レーシーな雰囲気は影を潜めているのがうまいです。後、シングルシートって見せかけて、実はタンデムシート付っていのは、芸が細かいですね。さすが、ミゲール・ガルーチィ!!

エンジンは、610ccの水冷4バルブ単気筒エンジンで、これにKEIHENのFCR MXの41mmが組合わされます。ノーマルでも、そこそこチューンされた感じがHusqvarnaらしいでしょうか。ただ、エキパイに触媒が仕込まれているので、パワーは抑え気味らしい(そうは思えない)54馬力なんですが、車体が乾燥で142kgと軽いのと、7000回転で52Nmとトルクも低い域で最大が発生するので十分でしょう。それと、振動を軽減されているようで、そこらへんも公道を走るために洗練された部分でしょう。

後、面白いのはブレーキキャリパーの取り付け方が、スペーサーを間に入れることで、ラジアルマウント気味になっていることですね。素直にラジアルマントにするボトムケースにすればいいような気がするんですが、そうなるとキャリバーが大きくなりすぎてブレーキが効きすぎるんですかね。

で、どう見てもカリカリで公道向けとは思えない、この「SM610」の値段なんですが、現地では7,650ユーロ+100ユーロぐらいになるようです。日本円で大体103万〜104万円ぐらいですかね。他メーカーの同類のモデルと勝負できる価格ですね。ヨーロッパでの人気を背景に加熱気味のモタード系なんですが、これからどんどん面白くなっていきそうですね。ただ、日本に売られるときは、10万〜20万円の上乗せをしてくると思いますから、120万〜125万円ほどになると思われます。

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このページは、naganagaが2005年5月14日 14:18に書いたブログ記事です。

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