2007年12月 Archive
CKデザインが、シングルエンジンを搭載したモーターサイクルを開発中なんだそうです。
CKデザインは、元本田技術研究所の車体設計者が主宰する二輪車設計事務所で、設計業務のみならず、1992年にドイツのモーターサイクルメーカーHorexと共同で「644 OSCA」と呼ばれる単気筒エンジンのスポーツバイクを世に送り出し注目を浴びた会社です。近年では、公道用のモーターサイクルとしては、世界最小となる「OSCA Z31A Ko-zaru」を製造して話題となりました。そのCKデザインが、再度、大型モデルに挑戦すべく、 新しいモーターサイクルを開発しているそうです。それはそれはオドロキの多いモーターサイクルになりそうですヨ。名前は、「SUBARU HS500sa」と呼ばれるそうです。
Ecosseが放つ超高級モーターサイクル「Heretic Ti」が登場。しかも通販。
昔から、上を見たらキリが無いと言いますように、最近では、車両価格が1000万円に届かんとする市販型としては超高級なモーターサイクルが発売されております。今の所、MV AGUSTAが昨年発表した「F4CC」が100,000ユーロ(日本円で約16,290,000円)と、最高額を付けていたのですが、その記録を破るさらに超高級なモーターサイクルが発表されましたヨ。それは、Ecosseという米国に本拠地を置くメーカーの「Heretic Ti」というモーターサイクルです。同社の「Heretic」の最高級版という位置付けのようで、このモデルも贅を尽くしましたと言わんばかり価格74,800ドル(日本円で約8,320,000円)ですので、納得な訳です。
Apriliaの小排気量スーパーモタード、エンデューロモデル「SX 125」と「RX 125」が発表。
Apriliaが、単気筒エンジンが多勢を占めるスーパーモタード、エンデューロモデルのジャンルに、V型2気筒エンジンを積むモデルを投入するというので話題になった、スーパーモタード、エンデューロモデルの「SXV 450/550」と「RXV 450」。そのブランドを、他のクラスにも活かそうと、Apriliaは、このモデルに弟分を登場させる事を決定しました。スーパーモタードが「SX 125」、エンデューロモデルが「RX 125」というモデルで、名前から分かるとおり、弟分と言ってもかなり体格差がありまして、いきなり小型クラスですヨ。
Beta版「XG250 Tricker」として「Urban 125/200」が発表。
イタリアのモーターサイクルメーカーの一つであるBetaは、トライアル競技で有名で、世界選手権では、Montesa Hondaと熾烈なタイトル争いをしているメーカーなのです。その為、同社にラインナップされているトライアルモデルは、競技車両としての色が強く、町乗り用のモーターサイクルとしてはあまり適しているとは言い難いモデルが多いんですヨ。数年前にYAMAHAから発売されたトライアル車をイメージさせながらも、町乗りの性能を重視した「XG250 Tricker」というモデルが発売されたのですが、トライアルモデルベースをウリに出来るので、Betaが飛びつきそうなカテゴリーだなと思っていたのですが、「XG250 Tricker」が欧州で販売されていない事もあり、あまり興味を示していないのか数年沈黙が続いていました。しかし、着々と開発は進めていたようで、やっとBeta版「XG250 Tricker」とも言うべき、「Urban 125/200」を発表しましたヨ。
KTMの単気筒スーパースポーツのプロトタイプ「RC4」の存在が確認されましたヨ。
前のエントリーで書いたKTMが現在開発中の単気筒スーパースポーツの続報が入ってきましたヨ。「MCN」の記事によると、名称を「RC4」とし、既に先日発表になったばかりの「690 Duke」のシャーシを流用したランニングプロトタイプを製作し、テスト走行を行っているそうです。エンジンは「690 Duke」で採用された新しい水冷4ストローク単気筒エンジンで、排気量は同じく654ccとなっています。ただし、スペックは大幅に向上していて、約132kgと軽量な車体に約78hpのピークパワーとなり、プロトタイプで既に約225km/hの最高速度にまで到達しているようですヨ。スタイリングは、「RC8 1190」の角張ったデザインを引き継ぐようです。Cagivaが計画していた「MITO 500」が、Husqvarnaの買収で頓挫した噂が流れ、シングルスポーツを渇望していた層にショックを与えた訳ですが、この「RC4」の存在は、一筋の光明でしょう。プロトタイプを終わらない事を願ってやみませんヨ。