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ちょっとした表示チェックに便利? Windows版「IE」をMac OS Xで動かしてみました。
お仕事のWebサイト制作は、自分の場合、Macで作業しています。自分がAppleファンだというのも多分にあるのですが、Windowsで作業してしまうと、世の中の多勢を占める「InternetExplorer」(以下IE)に特化したサイトを作ってしまうからというのもあります。
基本的には、サイトの完成まで全てMacで作業するのですが、要所要所でWindows版の「IE」で表示チェックを行います。PowerPC搭載のMacを使っていた時は、別の人が使っているWindowsマシンを借りてチェックしていたのですが、最近は会社で使っているMacを、Intelプロセッサ搭載の「Mac mini」に変更したので、Parallesのエミュレーターソフト「Paralles for Mac 3.0」を使ってWindowsを同時起動させて、その「IE」を使ってチェックしています。(流石に「Boot Camp」を使ってWindowsを毎回再起動っていう方法は、煩わし過ぎるという事で選択しませんでした。)
ただ、メモリ喰いのWindowsを動作させる為、「Paralles for Mac 3.0」もかなりのメモリ喰いで、最大2GBのメモリしか搭載できない「Mac mini」の場合、チェックの度に他の作業用アプリを終了しないといけないんですヨ(そのままでも動く事は動くのですが、かなり動作が重い)。ちょこっとした変更のチェックだった場合、これが結構煩わしく大変なのです。毎度「IE」だけしか用事がないのに大袈裟な事態になってしまう訳です。
そんな時、「Darwine」という、Mac OS X上(正確にはX11上)で、Windows無しでWindows用のアプリを動かすソフトを使って、「IE」をあたかもMac OS Xのアプリのように使うことが出来るという情報が、「ネタフル」さんの「Mac OS XでInternet Explorerを動かす「ies4osx」」エントリーで紹介されていたを発見しまして、コリャ渡りに船というわけで、早速導入してみました。
「ies4osx」っていうオープンソースのソフトを使って、バージョン5、5.5、6、7の歴代Windows版の「IE」をインストールするのですが、その前に、「Darwine」(バージョン0.9.50以上)をインストール(フォルダをドラッグアンドドロップするだけなので簡単)しておく必要があります。 その後で「ies4osx」起動。インストールしたいIEのチェックマークをONにして実行ボタンを押せばOKです。
これで、晴れてMac OS X上で「IE」が使えるようになる訳です。
で、動かしてみた感想なんですが、「IE」のバージョン5、5.5、6に関しては、ちょこっとした変更のチェックぐらいにしか使えない動作速度ですね。Webサーフィンはなんとか出来る速度は出てると思いますが、基本的にやらない方が精神衛生上良いと思いますヨ。バージョン7に至っては、起動に時間が掛かるわ、動作は遅いわで、ちょこっとした変更のチェックすらも辛いです。素直に「Paralles for Mac 3.0」とか「Boot Camp」を使った方が良いですね。
とりあえず、自分の場合は、サイトの表示チェックするだけに使う「IE」ですから、これでイイかなという所ですね。用途によって使う「IE」を変えるという事でいこうと思います。