Motorcycle
Apriliaの小排気量スーパーモタード、エンデューロモデル「SX 125」と「RX 125」が発表。
Apriliaが、単気筒エンジンが多勢を占めるスーパーモタード、エンデューロモデルのジャンルに、V型2気筒エンジンを積むモデルを投入するというので話題になった、スーパーモタード、エンデューロモデルの「SXV 450/550」と「RXV 450」。そのブランドを、他のクラスにも活かそうと、Apriliaは、このモデルに弟分を登場させる事を決定しました。スーパーモタードが「SX 125」、エンデューロモデルが「RX 125」というモデルで、名前から分かるとおり、弟分と言ってもかなり体格差がありまして、いきなり小型クラスですヨ。
「SX 125」、「RX 125」は、全くの新モデルとして開発され、デサインを兄貴分の「SXV 450/550」と「RXV 450」を再現して、イメージの統一を図っています。全体的にエッジが立った現代的なラインは、そのままといった感じですね。
一番の特長は、スラントしたヘッドライト周りでしょうね。細く小ぶりで、続くフロントフェンダーと合わせて、とてもシャープな印象です。シュラウド、タンク、シート、リアカウルと、「SXV 450/550」と「RXV 450」をそののまま小さくした様なデザインは、ナカナカの再現度です。きっちりトラス構造のフレームを再現している所も芸が細かいですヨね。
「Motor Box」の記事によると、「SX 125」、「RX 125」エンジンは、排気量125ccの単気筒2ストロークエンジンで、同社の「RS 125」に搭載されているエンジンと同じモノだそうです。最新の吸排気システムで、欧州の排ガス規制ユーロ3をクリアしていながら、同クラスの4ストロークエンジンを凌ぐパワーを得ているそうです。
フレームは、125cc用に設計されたモノながら、材質等は兄貴分と同じモノを使っているそうですヨ。
足回りは、フロントサスペンションに倒立か採用され、直径260mmと220mmのブレーキディスクと、brembo製のキャリパーが組み合わされています。「SX 125」は前後に17インチホイールとなり、「RX 125」は前21インチ、後18インチのホイールとなっています。
日本では、とうに死滅した2ストロークエンジンですが、欧州では、イロイロな対策を施されて現役モデルとして発売されている所に、国民性の違いを感じますね。2ストロークエンジンは、やり方によっては、かなりクリーンなエンジンにできる事は実証されてますから、まだまだ、欧州メーカーは諦めていないんでしょうね。日本の場合、欧州より厳しい排ガス規制ですから、大幅なパワーダウンは間違いないので、輸入されるかは微妙でしょうね。250cc以下クラスはお寒い状況ですから、入ってくれると選択肢は広がるんてすけどね。