Motorcycle
CKデザインが、シングルエンジンを搭載したモーターサイクルを開発中なんだそうです。
CKデザインは、元本田技術研究所の車体設計者が主宰する二輪車設計事務所で、設計業務のみならず、1992年にドイツのモーターサイクルメーカーHorexと共同で「644 OSCA」と呼ばれる単気筒エンジンのスポーツバイクを世に送り出し注目を浴びた会社です。近年では、公道用のモーターサイクルとしては、世界最小となる「OSCA Z31A Ko-zaru」を製造して話題となりました。そのCKデザインが、再度、大型モデルに挑戦すべく、 新しいモーターサイクルを開発しているそうです。それはそれはオドロキの多いモーターサイクルになりそうですヨ。名前は、「SUBARU HS500sa」と呼ばれるそうです。
「MCN」の記事と、「The Kneeslider」の記事によると、車名の前に掲げられたSUBARUの文字が示すように、富士重工製の水冷4ストロークDOHC単気筒エンジンを搭載しているそうなんですヨ。排気量は499ccで、ピークパワーを8000回転で50hp、最大トルクを7000回転で14kg4.6kg-m発生させるそうです。ただし、このスペックは暫定の様で、それ以上の性能が実現される可能性が高いそうです。また、エンジンは、軽量設計され、単体での重量が43kgとなっています。
フレームは、アルミフレームが採用されているのですが、50hp程度の出力を受け止めるフレームとしては、過剰なほどの剛性を確保しているそうで、コレよりも大きいパワーのエンジンを搭載する予定もあるのかもしれません。スクープされた2枚の写真に写っている「HS500sa」は、スイングアーム等々の仕様が違うことから、走行プロトタイプの様です。生産は、コストを抑える為に中共で行われる予定なんだそうです。開発は結構進んでいて、もしかしたら、来年には廉価で販売中かもしれないとの事です。
この「HS500sa」の開発に富士重工が絡んでいるとすれば、1968年にラビットスクーターの生産を止めてから数十年ぶりのモーターサイクルメーカー復帰となりますね。ただ、別のブランドで展開される可能性も高いそうですから、CKデザインの単独企画の可能性大の様です。
シングルスーパースポーツって事でピクピクと反応しているマニアな人がいると思います。自分もその一人な訳ですが、中共生産という事で一抹の不安を感じずにはいられません。品質が良くて価格が安いと気にならないかも知れませんが…。
コメント [5]
hs500sa oscaの紹介記事、やさしい文調でありがとうございます。 まだまだ開発で苦労しまくってますが、アフタパーツの構築などで、楽しいバイクになるよう努力し続けたいと思います。まだ時間がかかるかもしれません。 走安も良く、テスト走行は楽しいですが、製造への苦労は未知数でががんばるしかなさそうです。
>ささきさん
コメントありがとうございます。
開発者の方から直々にコメントを頂けるなんて、光栄です。ナカナカ国内の大手メーカーがシングルスーパースポーツを作ってくれないかった所に「hs500sa osca」開発中のニュースは、うれしいモノでした。是非とも乗って楽しいモーターサイクルに仕上げて下さい。期待しています。
実は、初めからの構想に変更しつつあります。
フレームは上部をパイプに。カウルのデザインもすこし変え.. 4月にはこの仕様で確認テスト走行する予定です。
>ささきさん
「hs500sa osca」は、順調に進化しているみたいですね。フレームが変更になるって事は、大夫乗り味も変化しそうですね。しなやかさに振ったと仮定すると、ナカナカ面白そうなハンドリングを期待しちゃいますヨ。テスト走行の結果が良好なものであるよう、祈っております。
http://www.youtube.com/watch?v=HRRBfrpP5xQ
フレームをパイプ形式に代変更し、と言っても初めからのレイアウトはそうだったんですが、で、確認テスト走行の動画をとってもらったので、一部をyoutubeに公開してもらいました。