2006年11月 Archive
ちょっとだけ軽量化とパワーアップが施され、Vyrusの「984 C3-2V」がマイナーチェンジしてました。
ミラノで開催されたショーでは、地元イタリアのモーターサイクルメーカーが大挙して新モデルを発表しましたが、センターハブステアを採用するモーターサイクルの専門メーカーVyrusは、bimotaの「Tesi 3D Concept」の開発協力(自分の勝手な思い込みです)で新しいモデルを発表出来なかったのかなと思ってたんですが、「MCM」の記事によると、ちゃっかりと「984 C3-2V」のマイナーチェンジモデルを発表してました。フレームやスイングアームを黒のアルマイトコーティングを施し、黒いカーボン地剥き出しの外装を纏った事で、ハイテクの固まりといったイメージに変わっています。メカ的には変わっていない様なのですが、搭載しているDucatiの空冷4サイクルL型2気筒エンジンのピークパワーを90hpから100hpにパワーアップしているようです。ただ、排気管の取り回しが変わり、サイレンサーが「985 C3-4V」と同じデザインのリアカウル下に配置されるようになりました。黒くなったお陰もあり、やっばり、「Tesi 3D Concept」よりコッチの方がカッコイイよね。買えないし、買わないけど…。
マニア狙い打ち、CAGIVAは単気筒スポーツ「MITO 500」を参考出品。
CAGIVAの「MITO 125」といえば、発売当時、CAGIVAの傘下だったDucatiのスーパーバイクモデル「916」似のデザインの車体に、7速ミッションの2サイクルエンジンを積む小型のスポーツモデルとして発売され、殆ど仕様を変更されずに十年以上生産され続けているCAGIVAのロングセラーモデルなんですが、ここに来てCAGIVAは、「MITO 125」に新たなバリエーションを追加するようです。そのモデルの名は「MITO 500」。先日、イタリアのミラノで開催されたショーでは参考出品という位置付けだったのですが、そのモデルがスポーツモデル好きの人間には、たまらない仕様ということもあり、花形の大排気量車に混じって話題を集めたんだそうですヨ。
「外交敗北 日朝首脳会談の真実」で知る日本外交の呆れた実態。そりゃ負けが続くわけですヨ。
内外から日本政府は外交下手だとよく言われているのですが、その下手さが加減が尋常ではない事を知らしめた出来事と言えば、朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮)に対する外交において他にないでしょう。2度にわたる日朝首脳会談の2回目の首相訪朝の時、悠々と去っていく金正日の背中をボーっと眺めている小泉元首相を見た時、こりゃダメだと正直思った記憶がありますヨ。それから朝鮮半島がらみの問題が起きる度に、日本の外交に対するモヤモヤは払拭される事がありませんでした。そんな時、東京地方以外で放送中の報道番組「たかじんのそこまで言って委員会」で、講談社刊「外交敗北 日朝首脳会談の真実」という本が紹介されたのですヨ。
Derbiは一つのシャーシを有効利用。別ジャンル「Senda Terra 125」と「Cross City 125」の2種類を用意。
小型モーターサイクルジャンルで意欲的なデザインのモデルを送り出すスペインのモーターサイクルメーカーDerbiの新作は、エンデューロモデル「Senda Terra 125」と、スクランブラーモデルの「Cross City 125」です。このモデルには、欧州のメーカー製にしては珍しく、125ccの4サイクルエンジンが搭載されています。主に小型モーターサイクルを生産している欧州のメーカーは、日本のメーカーとは違い、規模が小さいところが多いので、ナカナカ新しく環境に優しい4サイクルエンジンを短い期間に開発して搭載できないのと、パワフルさを求める市場の要望という事情があり、小型モーターサイクル用のエンジンは、まだまだ2サイクルエンジンが主流なのです。
Buellの「XB12STT Lightning Super TT」は、一見オフロード系だけどさにあらず。
アメリカのスポーツモーターサイクルメーカーのBuellが、欧州で人気のスーパーモタードにあやかろうと、同社の主力ラインナップ「XB12」シリーズに、モタードスタイルの「XB12X Ulysses」の追加したのですが、それに飽き足らなかったのか、さらにBuellは、「XB」をベースにモタードスタイルにダートトラックレーサーの風味を追加した「XB12STT Lightning Super TT」を発表しました。過激なオフロード系モデルのように見えますが、実は...。
少し古いデザイン纏った、Moto Moriniの「MM3」はベテランライダー向け?!
「Corsaro 1200」から始まったMoto Moriniの復活は、昨年、第2弾の「9 1/2」が市場に投入されてから順調に進んでいるようで、先日、第3弾で「Corsaro 1200」のパワーアップ版である「Corsaro 1200 Veloce」が発表され、この度、第4弾の「MM3」が発表されました。今回は、前のモデルとは違い、ロードスポーツのネイキッドモデルではなく、オンロード志向の強いデュアルパーパスモデルとなっています。といっても他とは比べものにならないくらい小規模のMoto Moriniですから、全く一からの新規開発ではなく、「Corsaro 1200」をベースにしたモデルのようです。
かなり高額な価格の割に、デザインが微妙なbimotaの「Tesi 3D Concept」。
bimotaの「Tesi 1D」。この名前は、革新的なフロントスイングアームとセンターハブステアの機構を、市販車としては初めて採用したモデルとして有名です。発表された当時の衝撃は今でも思い出される程ですヨ。しかし、当時でもかなり高いコストのモデルだった為、「Tesi 1D」生産終了後は、ナカナカ後継モデルが開発されず、同社が倒産した時には、「Tesi 1D」の記述は消えゆくのかと思われてたのですが、元メカニックのアスカニオ・ロドリゴ氏が創設したVyrusに引き継がれ、「984 C3-2V」として進化を続けていました。その後、bimotaは復活し、「984 C3-2V」が「Tesi 2D」として発売され、新たに開発された3代目の登場が待たれていました。そして満を持して「Tesi 3D」が、コンセプトモデルとして。この度お披露目されましたヨ。
MV AGUSTAのコストを度外視した究極スペシャルバージョン「F4CC」を買う人いるのでしょうか?
ここ数年MV AGUSTAは、毎年のように既存モデルのスペシャルバージョンを発売していて、今年は既に「Brutale 910R Italia」を発売しています。恐らく、先日発売された「F4 1000 R」のベースのスペシャルバージョンも出てくるだろうと思っていたら、やはり登場しましたね。その名も、社長のクラウディオ・カスティリョーニ氏の名前を冠した「F4CC」だそうです。過去に発売された11種類のスペシャルバージョン「F4 ORO」「F4 SENNA」「Brutale ORO」「F4 SPR」「Brutale AMERICA」「F4 AGO」「Brutale Gladio」「F4 MAMBA」「F4 CORSE」「F4 TAMBURINI」「Brutale 910R Italia」に続く12種類目のモデルと言うことになります。なんか出し過ぎと思うのは自分だけでしょうか?
スーパーモタードモデルよりも、オンロード性能のアップしたHusqvarnaの意欲作「STR」。
欧州で人気のスーパーモタードは、メーカーにエンデューロモデルベースではない、スーパーモタード専用のモデルを開発させるほど、盛り上がってを見せていて、そこで活躍するレーサーのレプリカモデルが多数発売されています。ただ、レースで使うことが前提の仕様になっているので、必ずしも公道での使い勝手が良いというモノではないようです。そこで、イタリアのHusqvarnaは、スーパーモタードの性能と、公道での使い勝手も向上させたプレミアムモデル「STR」を公開しました。KTMの「Duke」に対抗するモデルとして注目ですヨ。ただし、今の所はコンセプトモデルみたいですけど。
強烈の存在感のデザインはそのままに、よりスポーツ性能を高めた「Griso 8V」が登場。
Moto Guzzi独特の縦置き空冷4サイクル90度V型2気筒エンジンを生かした、その強烈な存在感のあるデザインが、発売から2年経った現在でも新鮮味を失わない「Griso」が、更なる魅力を獲得すべく、「Griso 8V」として生まれ変わりました。ただ、好評のデザインは、大幅な変更は受けておらず、見ただけで変わったと判断できるのは、サイレンサーぐらいです。かなり完成度の高いテザインなので、下手にいじって台無しになるよりは、余り変えない戦略の方が売れるという判断からなのでしょう。