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Motorcycle

マニア狙い打ち、CAGIVAは単気筒スポーツ「MITO 500」を参考出品。

CAGIVAの「MITO 125」といえば、発売当時、CAGIVAの傘下だったDucatiのスーパーバイクモデル「916」似のデザインの車体に、7速ミッションの2サイクルエンジンを積む小型のスポーツモデルとして発売され、殆ど仕様を変更されずに十年以上生産され続けているCAGIVAのロングセラーモデルなんですが、ここに来てCAGIVAは、「MITO 125」に新たなバリエーションを追加するようです。そのモデルの名は「MITO 500」。先日、イタリアのミラノで開催されたショーでは参考出品という位置付けだったのですが、そのモデルがスポーツモデル好きの人間には、たまらない仕様ということもあり、花形の大排気量車に混じって話題を集めたんだそうですヨ。

MITO 125

MCM」の記事によると、「MITO 500」という車名からも分かるように、排気量500ccに拡大されています。ただし、従来の2ストローク単気筒エンジンではなく、同じグループ会社のHusqvarna製の水冷4サイクル単気筒エンジンが搭載されています。ピークパワーは、60hpとかなり強力です。このエンジンと、素から軽い「MITO 125」のシャーシと組み合わされた時の重さは、ナンと133kg。軽いと言われているHONDAの07型「CBR600RR」より32kgも軽い事になります。恐らくエンジンは、スーパーモータード仕様だと思うので、若干アンダーパワーにも思えますが、十分にトルクフルなので、加速ダッシュは無敵ナンじゃないかと思いますね。走らせても、高回転単気筒エンジン独特の小刻みなパルス感が心地よく、ジャイロ効果が薄いハンドリングで楽しいでしょうね。

この「MITO 500」を企画したのは、社長のクラウディオ・カスティリオーニ氏の息子ジョバンニ・カスティリオーニ氏だそうで、親子揃ってモーターサイクル好きっていうのがよく分かりますね。

記事では、この「MITO 500」を製造するのに4,000ポンド(日本円で約905,000円)かかると見積もっていて、大体販売価格は、同クラスに位置するYAMAHAの「MT-03」並みの4,899ポンド(日本円で約1,108,000円)ぐらいでないかと予想しています。個人的には、ちょっと高く値付けしていると思うのですが、この位なら2台目として購入するには、魅力的な価格ナンじゃないかと思いますね。発売されたらかなり欲しい部類に入るモデルですヨ。

  1. 「MITO 500」の写真>>

コメント [2]

なかなか面白そうでいて、あまり出てこないジャンルの
バイクなんでするね(^^;
乗ってると楽しいパッケージなのでするが・・
あたしのは55psで125kgでするけど、フレームで
ちくと負けてるかなーw

>カントクさん
なかなか、単気筒スポーツって、軽快なハンドリングと、エンジンのパルス感で、操っているって感じで面白いジャンルなんですけど、排気量の割に見栄が張れないし、パワーも無いので、商売として難しいんでしょうね。ただ、この「MITO 500」もシャシーの設計は10年以上前ですからね。設計が「MITO 125」と同じだと、負けているというのは難しいところだと思いますヨ。

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このページは、naganagaが2006年11月29日 23:41に書いたブログ記事です。

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