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Motorcycle

少し古いデザイン纏った、Moto Moriniの「MM3」はベテランライダー向け?!

MM3

Corsaro 1200」から始まったMoto Moriniの復活は、昨年、第2弾の「9 1/2」が市場に投入されてから順調に進んでいるようで、先日、第3弾で「Corsaro 1200」のパワーアップ版である「Corsaro 1200 Veloce」が発表され、この度、第4弾の「MM3」が発表されました。今回は、前のモデルとは違い、ロードスポーツのネイキッドモデルではなく、オンロード志向の強いデュアルパーパスモデルとなっています。といっても他とは比べものにならないくらい小規模のMoto Moriniですから、全く一からの新規開発ではなく、「Corsaro 1200」をベースにしたモデルのようです。

外観は、フレームとエンジンを共有する「Corsaro 1200」がベースとは思えないほど、デュアルパーパスモデル然としたモノに変わっていますね。アッパーカウル、シュラウド、タンクが一体の流れになるようにデザインされたいるのですが、曲面を多用しエッジを目立たせない方法は、最近の流行からは外れた古さを感じるのですが、Moto Moriniのアイコンとなっている丸形2灯のヘッドランプと組み合わせを考えると、こちらの方がしっくりくると思うので、これでよろしいんじゃないでしょうか。ちょっと笑っている様なファニーな面構えは、今となっては貴重です。リアカウルの造形自体は悪くないのですが、両側に配されるサイレンサーを包み込むデザインの為、見る角度によって厚ぼったく見えてしまい、もう少し良い処理の仕方がなかったのかと思ってしまいましたね。また、横に長い少し小ぶりのテールランプとフェンダーの処理も、安っぽい感じがしてあまり良いとは思えないです。全体的なシルエットのまとまりが良いだけに、残念です。

Motor Box」の記事によると、「MM3」に搭載されるエンジンは、他の2車種同じの水冷4サイクル4バルブ2気筒エンジンなんですが、ピークパワーは、ちょうど中間の125hpを発生させているようです。恐らく、トルクが厚くなるように設定されていると思われ、デュアルパーパスモデルとしては十分な性能を持っているといえるでしょう。記事には、トラクションコントロールの文字があるのですが、どのようなエンジンマネージメントがされているのか、翻訳がよく理解できませんでしたので、細かいことは分かりません。

足まわりは、サスペンションのストロークが伸ばされているぐらいで、他の2車種同じサスペンションを使っているようです。ブレーキも同じモノだと思われるのですが、記事には、ABSと書かれているので、もしかしたら装着されているかもしれませんが、こちらも翻訳がよく理解できませんでしたので、細かいことは分かりませんでした。ただ、写真を見る限り付いてABSらしきモノは付いて無さそうに見えるんですが...。

この「MM3」その古いデザインから、少し前のモーターサイクルデザインが好きな人にはウケは良さそうですね。性能も過激ではないので、何台も乗り継いだベテランライダーにオススメしたいモデルだと思いますヨ。ただ、現代的なデザインが施された他社モデルのデザインと比べると多少落ちるのは事実でしょう。このモデルの成功の鍵は、Moto Moriniの趣向と合う人が何人いるかにかかっていると言うことでしょうかね。

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このページは、naganagaが2006年11月25日 08:28に書いたブログ記事です。

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