Motorcycle
MV AGUSTAの3気筒ネイキッドモデル「Brutale 675」やっぱり開発してました。
欧州のサーキットでの走行テストが度々スクープされていた、MV AGUSTAが開発中の3気筒エンジン搭載モデルなんですが、ずっと先代のF4の外装で偽装されたプロトタイプモデルばかりでしたので、発売はフルカウルのスーパースポーツが先行するのかと思っていたのですが、今回のスクープで見事裏切られました。ネイキッドモデルの「Brutale」も開発中のようですヨ。
フランス人のディーラーが工場で目撃したという情報をもとに書かれた、CYCLEWORLDの記事によると、3気筒の「Brutale」に採用されているフレームは、アルミ製のピボットプレートと鋼管パイプを組み合わせた見慣れた構成だそうです。同様にスイングアームも片持ちが採用されているみたいですから、前回スクープされたスーパースポーツのプロトタイプとシャーシ構成と同じになりますね。4気筒と同様、3気筒の「Brutale」もスーパースポーツと同一のシャーシーを採用し、外装を変えて別モデルとして展開するようです。
外装のデザインに関しては、MV AGUSTAの戦略なのか、3気筒モデルのデザインは、鬼才マッシモ・タンブリーニがデザインした4気筒モデルに準じたデザインが与えられるようです。「Brutale」のアイコンとなっている楕円型の2灯ヘッドランプも採用されているそうですから、かなり似ていると思われます。目立った違いはサイレンサー部分ぐらいしか無いようで、Moto GPマシンの様な極端なショートタイプのサイレンサーを採用しているので見分けがしやすいみたいですヨ。
排気量が675ccと予想される並列3気筒エンジンは、ピークパワーの目標をライバルモデルと同じ106hpで開発をしているそうです。また、同時に小型化も行われていて、非常にコンパクトなエンジンになっていて、その恩恵は車重に現れているそうです。
モデル構成は、スタンダードモデルと高性能モデルの2タイプとなる様です。記事では、スタンダードモデルが8900ユーロ(日本円で約1,010,000円:2010年8月5日現在)、高性能モデルが10,990ユーロ(日本円で約1,250,000円:2010年8月5日現在)と予想しています。最近、MV AGUSTAは、販売価格の大幅な下げを行ったので、日本市場向けも上記の価格に近い設定になると良いのですが。詳細は11月に開催されるミラノショーには、スーパースポーツモデルと並んで発表されるようですから、今から楽しみです。