Motorcycle
MV AGUSTAの「F3」、走行プロトタイプが再びスクープされました。
2009年の年末に、その存在がスクープされたMV AGUSTAの現在開発中の3気筒モデルなんですが、前回記事を書いて以来、続報が入ってこないので、この不況で開発が止まっているのかなと勝手に思っていたのですが、その思い込みは違っていた様です。MV AGUSTA伝統の3気筒エンジンを復活させる為に、開発は続けられていました。
MCNの記事によると、開発中の3気筒モデルがスペインのアルメリアサーキットで目撃されたそうです。前回の普通の位置にArrow製のサイレンサーを取り付けたプロトタイプモデルと違い、「F4」と同じくリアカウルの中にサイレンサーを取り付けたプロトタイプモデルでテストを行っていたそうです。サイレンサーの排気口は3つとなっているそうで、排気音の調律も始まっていそうですね。
スクープ写真から、フレームとスイングアームの形状も若干変わっていますし、ステップの位置も後方に移動、前回は見えなかったシフトペダルからギアボックスへのリンクがタンクの方に伸びている等々、色々と技術的なトライを繰り返し、より良いモノへとブラッシュアップされているのが良く分かりますね。
このテストでは、性能比較テストも行われているようでして、Triumphの「Daytona 675」、Kawasakiの「ZX-6R」、そしてYamahaの「YZF-R6」を持ち込んで競争させたりしていたそうです。この事から開発中の3気筒モデルの排気量は600cc前後というのは確定的だと思われますね。
順調に仕上がっているようで、2010年秋のショーに量産プロトタイプが登場するのを期待してしまいそうですヨ。メカ的にも大変興味は尽きないのですが、どんなデザインになるのか今から気になってますヨ。今は、旧型の「F4」の外装を纏っているので想像できませんが、3気筒エンジンらしいデザインを期待します。
といってもMV AGUSTAもイタリアメーカーなんで、秋のショーには登場しないという肩すかしはあるかもしれません。