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Political and Economy

民主党の考えた高速道路料金って...。無料化はどうしたのてすか?

高松自動車道

先日、前カラ国交大臣が新しい高速道路料金を発表しましたね。衆議院議員選挙の時に民主党が掲げたマニフェストに書いてた高速道路料金無料化ってどこ行ったのでしょうかね。6月に37路線50区間で無料化される路線されるそうですが、期間限定の社会実験なので、実験が終わったら元に戻りますからマニフェスト通りというわけではありません。社会実験が実施される区間は、人口の少ない僻地高速道路ですから、有り難れと言われても、実質他地域の住民には休みの遠出に、何年か一度通過するだけですからね、有り難いと思わないですヨ。

で、肝心の新しい高速道路料金制度なんですが、下記のように上限を決めた値段になりるそうです。

  • 軽自動車:1,000円
  • 普通車:2,000円
  • 中・大型車:5,000円
  • 特大車:10,000円

平日休日の全時間帯が対象のなるので、今までみたいに週末限定っていうのは無しって方向なので、いつ走っても安いように思いますが、今まであった割引制度はほぼ無くなります。比較的近距離で通勤割りとか使っていた場合、実質値上げっていう事なりそうです。さらに一般車(現金)とETC搭載車の区別を無くすそうで、ETCを付けてれば料金所で並ぶ確率が減るという恩恵だけになるそうです。

モーターサイクルは、軽自動車の区分に入るそうで、割引制度か無くなった事を除けば、ダメージは少ないようなのですが、最大2人しか乗れないモーターサイクルと軽自動車が一緒の料金っていうのはどうなんでしょ。占有面積から考えて500円ぐらいが妥当な気がするのですが...。

四国に住んでいる人間には切実な本四架橋の通行料金ですけど、下記のようになります。

  • 軽自動車:2,000円
  • 普通車:3,000円

フェリー会社に配慮した価格になっているとのことです。開通当初の片道5,000円前後よりは大夫マシだとはいえ、週末に限っては2倍と3倍ですか。週末1,000円の時は、高速道路から連結した場合、1,000円の通行料が適用されていましたが、それも無しになっているとすると、四国から脱出するだけで、結構な金額が財布から消える事になりますね。普通車で四国から大阪に行ったとすると、四国内の高速で2,000円、橋に3,000円、本州の高速で2,000円となり、合計で7,000円(片道)でごさいますヨ。国から四国の出入りは制限してますと言われているような気がします。

今回の料金改定でお得になるのは、頑張ってETCを搭載しなかった自動車と、新設される「エコカー割引」の対象になる普通車のエコカー減税対象車で、燃費値がリッターあたり20km以上走れる自動車って事になります。排気量が250ccで単気筒のモーターサイクルなんか燃費値がリッターあたり20km以上は確実に走れるのですが、割引の対象にはならないみたいです。なんか不公平感を感じずにはいられません。

このようにちょっと書いただけでも突っ込みどころ満載の新しい高速道路料金は6月中にごり押しのごとく始めるんだそうですヨ。意志の強い前カラ大臣ですから、外野の異論は認めず突き進んでくれる事でしょう。民主党は認めないと思いますけど、声高に叫んでた高速道路料金無料化って無理なので諦めたって事で、よろしいですかね。

大型車が対象になり平日も高速道路料金が安いので、都市部では渋滞が増えそうです。料金所では一般車(現金)とETC搭載車が入り乱れての渋滞が凄い事になるのではと危惧しております。高速乗るのに1時間待ちで、結局下道で目的地に着いちゃったって事が起きるかもしれませんね。

民主党マニフェストに書かれている他の公約も、尻切れトンボや何それ状態なのが多いので、個人的には詐欺フェストとかウソフェストとか言ってます。端っから信用して無かったですけど、見事な絵に描いた餅っぷりに驚いております。

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このページは、naganagaが2010年4月15日 21:06に書いたブログ記事です。

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