前回の記事で｢弓削野鳥の会｣サイト構築は、CD-ROM製作の副産物という事に触れましたが、記事を書いた時点では、CD-ROMが作成業者から納品されていなかったので、ご報告できませんでしたが、先日初回プレス分(重版するかは未定)が届き、｢弓削野鳥の会｣様に納品致しました。

CD-ROMに入っているデータは、ブログやフォームなどネットに接続していないと使えない機能ページを省いていますが、基本的にWebサイトに公開しているモノと同じです。(内容をお知りになりたい方は、｢弓削野鳥の会｣サイトをご覧下さい。)

なので、ジャケットデザインだけ解説しますと、一番安いプランで作ったので、デザインしたのは1枚モノのジャケットとCD-ROMの盤面だけです。デザインコンセプトは、サイト同様、｢弓削野鳥の会｣様のシンボルバードが｢ミサゴ｣という猛禽類から、｢瀬戸内海の島と海、そして空を飛ぶ鳥｣となっています。

ジャケット表面は、｢ミサゴ｣が抜けた空の飛んでいる感じにしたかったので、島の遠景を下に帯状に配置して、上部に｢ミサゴ｣の写真を配置、下の方にタイトル文字を入れて、空高く舞っているように感じる構成にしています。個人的に意外に上手くいったと悦に入っていますヨ。

対して裏面は、1色しか使えないので、｢ミサゴ｣のシルエットとタイトル文字のシンプルなデザインにして目がCD-ROMの盤面にいくようにしています。

CD-ROMの盤面は、上島町の島々の地図を配置し、CD-ROM盤面のメタリックな部分を海に見立てて、キラキラ光る水面に島が浮かんでいるというイメージでデザインしています。後はジャケット裏面と同様に｢ミサゴ｣のシルエットとタイトル文字のシンプルに入れて、目立たないように、どういうCD-ROMか分かるようにしているしています。

最初、自分ではなく別の人がデザインしていたのですが、色々あって、そのデザインが使えなくなってしまったので、自分が再度デザインし直しました。制作時間が無くて大変でしたけど、当初のモノと違い、Webサイトと同じイメージのジャケットデザインに仕上がったので、結果的に良かったと思っています。

最近は、CD-ROMの制作っていうのはあまりしなくなったので、貴重な体験をさせて頂きました。｢弓削野鳥の会｣様には、大変感謝なのです。また、納品時には会員の皆様の子ども様な無邪気な顔を見せて頂いただけでも、仕事をさせて頂いて良かったと思いました。