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制作第3作「弓削野鳥の会」様のサイトが完成しました。

弓削野鳥の会

あまり期間が経っていないのですが、「Stream Web Design」制作Webサイトの第3作がやっと公開しましたのでご報告します。クライアント様は、「弓削野鳥の会」様です。製作期間は、なんやかんやで6ヵ月かかり、夏の暑い盛りに製作開始して、完成時は寒い冬になっておりました。ちゃんとカウントしていないのでいい加減ですが、全部で200ページくらいのサイトになっています。当初の計画より大規模なサイトになったのですが、CMSの特性を生かして原稿を直接クライアント様に入力して貰ったりして色々ご協力頂いて、ぼぼ独力で製作しました。正直、自分で自分を褒めてあげたいです。

本来、CD-ROMの製作という依頼だったのですが、現在、Adobe Director等のオーサリングツールを使ってのCD-ROM製作というのは、あまり一般的では無くなって来ているのと、野鳥の図鑑ページがメインになるという事で、HTML+CSSで作った方が、自分のスキルも生かせるし、誰でも見られるモノになるだろうと判断しました。そこでWebサイトをまず製作し完成させた上で、CD-ROM用に作り替えるという面倒な事をやっています。今回、製作したサイトは、あくまでCD-ROM制作時の副産物という扱いになります。

今回の「弓削野鳥の会」様のサイトは、前回と同様に、日常のページ更新や修正は、クライアント側単独で行えるように「Movable Type」をCMSとして使用して製作しています。また、ブログ等の更新をされる方々の年齢が45歳以上という事もあり、記事を投稿する時に簡単になるように、設定関係やカテゴリ等を操作できないように制限をかけて運用するようにしています。

これだけ製作期間が長くなってしまうと、途中で使っているCMSの「Movable Type」が5にバージョンアップしてしまったのです。そのままバージョンアップも考えたのですが、既にクライアント様に記事を入れて貰っている状況で、やっと憶えた操作方法が変わってしまうと混乱させてしまうと問題があると判断したので、従来の4で行くことにしました。今年の11月には、4のサポートが終わってしまうので、今後、クライアント様の習熟度見ながら、システムのバージョンアップのタイミングを計っていく予定です。

サイトのデザインコンセプトなんですが、「弓削野鳥の会」様のシンボルバードが「ミサゴ」という猛禽類になっていまして、そこから着想を得て、「瀬戸内海の島と海、そして空を飛ぶ鳥」という風にしています。

ただ、メインカラーを青にしてしまうとありがちなので、青以外で爽やかな印象がある色の白をメインカラーにして、青はサブカラーとし、同じくサブカラーとし薄いグレーを設定しました。ページ上部に青から白へのグラデーションを入れ、空を表現し「ミサゴ」の飛翔写真を配し、ページ下部には「弓削島」のパノラマ写真を配しています。この2つの関係から、「弓削島」の景色と野鳥の関係をイメージできるようにしています。枠に、磨りガラス板が背景上に乗っている感じにして、爽やかさを補強を行っています。

今回は、あまり罫線を目立たせたくなかったので、破線で薄いグレーにしています。目ただせないといけない箇所のみ実線を使っています。

「弓削野鳥の会」サイトは、作業工程で、デザインからテンプレート製作までは、すんなりいったのですが、コンテンツを入れる段階になって、ナカナカ進みませんでしたね。

一番大変だったのは、なんといっても野鳥図鑑ですヨ。野鳥には、目撃すら難しい種類や、移動しまくるので写真が撮りにくい種類とかがいて、流石の「弓削野鳥の会」でも写真を持っている方がいなく、八方手を尽くしてやっと他所から掲載許可を頂いて写真が入るって事が多々ありました。また、羽の微妙な違いだけで種類の異なるという、なかなか野鳥マニアでも判別が付きにくい種類の野鳥とかがあり、その種類だと思って入れていたのが違う種類を入れたりして、その検証だけで会議を重ねたりと、とにかく時間がかかったりて大変でした。しかし、うそを入れるわけにはいかないので、皆さん必死ですヨ。しかし、それでも怪しいのが少々残っているのではと、今でも懐疑的です。

後、上島町の島の地形がバラエティに富んでいるので、細かく生息地域を区分けしなければいけなくなったりとか、後から有力な資料が出てきたりとか、一進一退の繰り返しで、いつしか製作期間が6ヵ月になっていたという次第です。

お陰様で、通算400枚以上の野鳥写真を、ほぼ毎日眺めてたお陰で、ある程度の鳥なら種類を判別出来る程度までの知識が付いてしまいましたヨ。最近では、「弓削野鳥の会」の皆様と、野鳥談義に花を咲かせるぐらいです。

ほぼ、かかり切りという状態になってしまって、サラリーマン時代の蓄えも寂しくなってしまいましたが、やりがいのある楽しい仕事でした。規模の大きいサイト製作で得られたスキルは、他に代え難い貴重な経験です。仕事とはいえ、作らせて頂きましてありがとうございます。

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このページは、naganagaが2010年2月 1日 19:44に書いたブログ記事です。

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