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MV AGUSTAのミドルクラスモデルは、4気筒なのか3気筒なのか?

前のエントリーで、MV AGUSTAの「F4」シリーズがついにモデルチェンジするんじゃないかという話を紹介しましたが、この他にも開発中のモデルが存在するそうで、「Raptors & Rockets」の「News」によると、 675ccの3気筒エンジンを搭載したモデルを開発中なんだそうです。この記事では4気筒の600ccモデルの存在については書かれていないのですが、既に「RIDERS CLUB」誌の11月号で、この3気筒モデルの噂が報じられていて、こちらの記事によると、ミドルクラスはこの3気筒モデルだけという事です。排気量は650ccということで情報に誤差があるのですが、個人的には、ミドルクラスは3気筒モデルだけという可能性の方が高いと思っています。

MV AGUSTAといえば、60年代前期に活躍したMV AGUSTAレーサーに採用された、4気筒(通称ファイヤエンジン)フォーマットのイメージが強いんですけど、3気筒は、60年代後半から70年代前半の後期MV AGUSTAレーサーに採用され(末期は4気筒に戻る)、ジャコモ・アゴスチーニ(500ccクラスと350ccクラスで計15ものタイトルを獲得)の常勝時代の大半を支えたフォーマットなんですヨ。なので、過去のMV AGUSTA栄光の歴史を伝統として受け継ぐとすれば、4気筒と並んで3気筒も市販車としてラインナップしないと意味がない訳です。既に4気筒は、大排気量クラスにラインナップしている訳ですから、ミドルクラスは3気筒を復活という方が自然とも考えられるからですね。

この他に、ミドルクラスではピークパワーを稼ぎ出すために高回転型のエンジンになってしまう為、トルクが薄くなりがちなので、1つシリンダーを少なくし、1つのボアを大きくすることで、トルクを出し、低回転時に乗りやすくなるというメリットもあります。また、コンロッドの長さも短くなるので、ジャイロ効果が薄れ、ハンドリングが2気筒的なシャープな特性にできるというのもありますね。(最近は4気筒でも短くなっているので差はあまりない気がしますけど)

エンジンの面白さからいうと4気筒よりも3気筒の方に分がありそうなので、個人的には凄く期待していますヨ。しかしね、欲を言えば600ccの4気筒モデルもあると、買うときに迷えていいなぁなんて思うんですけどね。

後、気になるのは、やっぱり名前。3気筒いうことで「F3」という事になるのでしょうかね。それとも全く別の名前が与えられるのでしょうか。もうすぐミラノショーなので、詳細は追って判明するでしょう。ワクワクしてますヨ。

コメント [2]

初めてコメントさせていただきます。
自身もライクラのコラムを読んで気になっています。
312納車待ちなので買えはしませんが。。
パリでもなんの発表もなく(妙なコンセプトはお披露目してましたが)ミラノでなんらかのアクションがあると期待しています、Ducati1098の時は事前に写真などリークされてたりするんですがMVは未だ謎ですね。

>masayoさん
おお、「F4R 312」ですか。スゴイですね。
自分は、どう逆立ちしたって買えるモデルじゃないですヨ。

他のソースから、MV AGUSTAは、やはりミラノショーで何か動きがあるみたいですヨ。プロトタイプがキャッチされなかったのは、現行の外装でテストを繰り返していて、誰も新型とは気が付いていなかったと言うことではないかと思っています。1年ぐらい前には開発が終わっているって話もありますし。基本的なシャシー構成は現行と変わらないのではないかと予想してます。

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このページは、naganagaが2007年10月15日 22:32に書いたブログ記事です。

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