Motorcycle
Voxan復活の狼煙。かなり奇抜なデザインのコンセプトモデル?を発表。
フランスのモーターサイクルメーカーVoxanは、資金繰りの悪化から操業を停止していたようなんですけど、資金繰りのめどがついたのか、新しく開発した2つのモデルを発表しているようです。まだ、Voxanからは写真のみで詳細が発表されておらず、その奇抜過ぎるデザインから、ショーのみのコンセプトモデルである可能性が高いと思われます。ただ、発表されたモデルの各部のパーツを見ると、ハリボテではなく普通のパーツが使われている事と、既存モデルのデザインが、コンセプトモデル並に奇抜なデザインを採用している実績から考えて、量産できるとなれば、このまま量産したいなというメーカー側の強い希望が感じますヨ。
上の写真のネイキッドモデルが「Super Naked XV」、下の写真のツアラーモデルが「GTV 1200」という名前になっています。
流石は、芸術の国フランスと言った所ですか。元々Voxanっていうメーカーのデザインは、トレンド無視の奇抜さ勝負っていうのが伝統と言っても良いので、このくらいしないといけないんでしょうね。立体映えする彫刻的なデザインをさせると欧州のデザイナーは、ホント上手ですよね。微妙なバランスの取り方は血のなせる技なんでしょうかね。個人的には、なんか綺麗とか超越しちゃってて、ただただ感心するのみですヨ。
メカ的には、両方とも車名に「XV」、「1200」と入っているので、排気量は1200ccでしょう。フォーマットは、写真とVoxanのこれまで作ってきたモデルから判断してV型2気筒だと思われます。このベースとなったんだろうと思われる「CHARADE RACING」のエンジンが、排気量1000ccで、ピークパワーを100hpとしているので、恐らく140hp前後は出力しているのではと思われます。
しかし、Voxan、このモデルを本気で売ろうと考えているとすればスゴイ事ですヨね。ある意味、経営危機を招いた側面(デザインだけでなく機械的な面も問題があったみたい)を、あえて無視しているような突っ走りは、賞賛に値します。フランス人は頑固だから。