Motorcycle
HONDAは、前のモーターショーで展示したコンセプトモデルの「DN-01」を発売するそうです。
HONDAが、4日付で出した「二輪車用新型オートマチックトランスミッション「HFT」を開発」というプレスリリースの中で、初の「HFT」搭載車として、2005年に開催された「第39回東京モーターショー」で、展示したコンセプトモデルの「DN-01」を発売するという発表をしましたヨ。プレスリリースでは市販予定車という事になっていますが、予定と書いているだけで間違いなく市販されるでしょう。同時に写真も公開されています。2006年4月頃に「DN-01」市販化の噂が出ていましたが、本当だったようです。
日本メーカーの場合、コンセプトモデルが発売に至るケースっていうのは、あまり無いので素直に嬉しいですね。
デザインも、ロードモデルとクルーザー、スクーターが一緒くたになったコンセプトモデルのデザインがそのまま再現されていて、写真からだと差異を見つけるのは難しいです。ウインカーレンズが白から黄色になったのと、キャリパーとブレーキディスクの一部が金色になった事、ホイールとフロントサスのアウターチューブが黒になった事、エンジンの形状が違う事ぐらいしか分かりませんでしたヨ。モーターショーで「DN-01」のデザインを気に入った人は、全く心配いらないと言っても過言じゃないでしょう。素晴らしい再現度です。
HONDAの「二輪車用新型オートマチックトランスミッション「HFT」を開発」を開発」プレスリリースによると、「HFT」とは「Human-Friendly Transmission」の略で、日本語言うと、油圧機械式無段変速機となるそうです。Honda独自の構造により、コンパクトかつ軽量な二輪用無段変速機として開発されたんだそうです。一般走行用の「Dモード」、スポーツ走行用「Sモード」の、2種類モードが選択でき、「6速マニュアルモード」では、マニュアルミッション感覚の走行を楽しめるんだそうです。要は、二輪車版「CVT」っていう事みたいです。フワーと加速する無段変速独特の感覚を二輪でもという事ですね。細かいことはプレスリリースを読んでください。
プレスリリースは「HFT」の事がメインなので、「DN-01」自体のスペック等の詳細については全く触れられていません。後日、発表されるようなのですが、「MCN」の記事によると、エンジンの排気量は680ccで、V型2気筒のフォーマットが採用されているそうです。「NT700V Deauville」からの流用だそうで、スペックもほぼ同一と思われます。
11月に開催される「第40回東京モーターショー」で詳細は発表されるそうですから、楽しみに待ちましょう。
コメント [2]
早速情報ありがとうございます。
新しいジャンルの自動二輪で、ホンダも意欲的に作ったようですね。ゆっくりと乗って癒されるのもいいでしょう。ただ..
バイクとしては排気量が中途半端で、遅そうですね。
スクーターとしては排気量の関係でオートマの二輪免許では乗れないのでは?
中途半端な気がしますが、若い人たちをターゲットにしたのでしょう。
私としてはしつこいようですが、ツアラーにオートマを導入してほしいです。
>kenさん
「DN-01」は、MCとスクーターの中間ですからね。足を投げ出すような運転姿勢をとりますから、あまりにハイパワーなのも考え物だと思いますヨ。680ccだと、大排気量スポーツモデルと競争したりとかという使い方ではなく、普通に走らせる分にはパワーもトルクも十分出ていると思います。
欧州では、小排気量クラスで、意外とこの手のモデルは人気(GileraのRunnerとかNexusとか)があるそうなので、個人的には欧州向けの製品だと思っております。
ツアラーでオートマですか。現状、1000ccオーバーのモデルだと、パワーにミッションが耐えられないでしょうね。1000cc以下だと、今度apriliaが「850 mana」というオートマモデルを発売します。欧州の雑誌インプレでも好評らしいですから、購入の際には候補として考えてみるのもよろしいかと思いますヨ。