先日、親の薦めでお見合いをしました。恥ずかしながら、初めてのお見合いです。結果は後に書きますが、イロイロな意味で貴重な体験させてもらったお見合いでしたヨ。

4年前の結婚にあせってた時期に、ロクに事前調査もせずに加入した(加入させられた)、インターネットのお見合い業者の｢NOZZE｣で体験した現代の結婚事情(くわしくはこちらを読んでください)やら、それまでに見てきた意中の男性以外にとる女性の醜悪な態度に対するトラウマもあり、それ以後は嫁探しを諦めていた自分なんですが、今回、親の友達がせっかく持ってきてくれた話しだったのと、親の喜び様を見ていると断るのは気が引けたのと、年齢的にも最後のチャンスかもとの思いもあり、お見合いの話を受ける事にしたのですヨ。

とりあえず、仲人を立てた形式の見合いという事でしたので、最初は形式に則って、身分証明と履歴を兼ねた｢釣書｣というのを相手と交換するわけです。ところが既に諦めモードだったものですから、お見合い写真を撮っていない訳で急遽見合い写真を用意しなくてはならなくなったんですヨ。そんな時に限って仕事が忙しくなりナカナカ撮りに行けなくてモタモタしていたら、相手から先にスナップ写真を渡されてしまいました。その時に仲人さん曰く、｢堅苦しい見合いにはしない｣という有り難いお言葉があったので、自分の方も趣味が分かるようなスナップ写真を撮って、それを｢釣書｣に添付して渡しました。

その後、相手から相手の｢釣書｣が提出されたのですが、それに記載されている年齢と職業、職場を知って嫌な予感がフツフツと大きくなりましたヨ。年齢が10才近く離れている事、相手の勤めている職場が土日が外れる事の多い不定休だということです。また、勤め先が県内でも大手ということもあり、けっこうな賃金格差も予想され、この段階で既に条件的に敗北しており、このお見合いの成功率は50%以下ぐらいだろうと判断していました。それからは、相手側が休みを日曜日に取れないということでしたので、ほぼ1ヵ月のインターバルを置くことになりました。正直、気の重い1ヵ月でしたヨ。

で、ようやくお見合いの日を迎えたわけです。どんなお見合いだったかというと、テレビドラマとかでやっている、どこかの料亭で、上座に座った仲人を挟んで、礼服に身を包んだ両家が向かい合って座り、粛々と儀式的に進む古式ゆかしいお見合いではなくて、仲人を立てた正式な形に近いのではあるのですが、普段着で、仲人の経営する喫茶店(カフェとは言わない)で、両方の親同伴のもと、お会うという、大夫砕けたお見合いの席でした。

お見合いは終始和やかな雰囲気で進み、親同士も意気投合。盛り上がってきた所に、お決まりの｢ここからは若い者同士で…。｣というデートモードのお言葉を頂きましたヨ。

それから、3時間ほど地元の観光地やカフェなどに行って、お互いの事をイロイロとしゃべりましたヨ。ナカナカ明るく好印象な女性で、お付き合いしてもイイかなと思っていたのですが、自分はいかんせん喋り過ぎるのが欠点で、デート後、お決まりの如く反省モードでした。それでも、会社の女性社員以外の女性とこんなに話す機会は、ここのところご無沙汰でしたので、素直に楽しかったですね。また、業種が違う人から教わる事も多く、実りある1日だったと思いますヨ。しかし、ネガティブな条件が払拭できたとは、正直思えなかったので気分は晴れやかとはいきませんでした。

で、結果なんですが、やっぱりというか、案の定というか、見事な惨敗でした。理由は、休みが合わないからダメなんだそうです。それだけじゃないと思いますが、理由を突っ込むと傷口を広げてしまいそうなので止めました。まぁ、お見合い前から、かなり条件的に厳しいと思っていたし、30代も後半の男の所に嫁に行こうと考える奇特な女性はそうは居ないと思っていたので、断られるのは既定路線だった訳なんですが、なんか自分という人間を否定されたようで、ナカナカ精神的なダメージは大きいです。なんとか縁が無かったと割り切ってはいるのですが、ちょっとしばらくはダメージは引きずりそうですヨ。

しかし、結果はどうあれ一度は見合いってモノを経験してみるのもイイかなと思いますヨ。最終的に結婚できず、一生独身であったとしても、とりあえず自分はあがいてみたという事実が、ある程度の慰めにはなると思いますからね。ある意味、自分にとっては生きる糧にはなったかと思いますヨ。

恐らく、次は無いと思いますので、後は安穏と独身を楽しむだけです。(そうそう安穏とはしていられる訳はないけど…。)

最後に、お見合い相手さんに一言。
今後の貴方の人生が幸多きものである事を祈っております。