ほぼ1年半程前に、年齢も年齢なんで、結婚相手でも探そうかなと漠然と思い。ロクに事前調査もせずに、インターネットのお見合い業者の｢NOZZE｣(アンケートに答えるとキャッチセールスまがいの電話攻勢をかけられるので、見るだけにして下さい)のアンケートに答えちゃったお陰で、キャッチセールスに引っかかった如く、半ば強引に加入させられた(した?)んですが、結果はどうかといいますと、結婚の｢け｣の字も見えてない状態で、付き合おうかという人は当然いません。(笑)

システムはサイト上ある会員女性の釣書を見て、40文字前後の簡単な文章を書いた交際申込みメールを送り、相手が了承することで、交際成立という訳なんですが、申し込む側も、受ける側も、ほぼ釣書のみなんで、選考が収入、学歴、容姿といった条件のみという、厳しい基準になっています。この手のサービスでスグに嫁さん候補が現れる事どころか全くないかもしれないと言うことは知っていたので、断られてもめげずに申込みを続けていたんですが、さすがに玉砕状態が続くと、あることに気が付くのに、そう時間はかかりませんでした。

基本的に、上記のようなシステムですから、その人の主義主張に関係なく、ここに加入している女性の皆さんは｢セレブ｣もしくは｢プチ・セレブ｣狙いになっちゃうって事なんですよね。だから自動的に、給与水準の高い都市部に住む人が有利になり、さらにその中で高所得を得ている人が有利になります。そんでもって容姿も良けりゃ文句なし。これじゃぁね、田舎に住む人間は不利以外何者でもないですよ。普通、都市と田舎との生活にかかるコスト差なんてのを調べる事はするはずないですからね。

それと、40文字のメールじゃ性格も何も分かるわけないでしょ。キャッチコピーだけで高額商品を買うようなモノです。(すべてサクラという可能性は捨てきれないです。)

まぁ、立場を逆にして考えてみれば、自分だって金に困る生活するよりは左団扇であればあるほどいいわけですから至極当然なことですよ。それに、高給取りな男性は、職業的にもエリートな訳ですから、他の女性相手にも優越感も得られるというオマケもありますし。元来、女性は男性よりも現実主義なんで、インターネットを通した冷めた目でお見合いすると、こういう条件重視の行動になるみたいですね。この世界だけに限っていうと、｢幸せ(愛)は、金で買える。｣みたいです。もちろん、加入している女性達全員が｢愛より金｣という主義の持ち主ではないと思いますが、｢地獄の沙汰も金自体｣という、世の中の厳しさ改めて実感させて頂きました。まぁ、世の中って、みんなそんなだなんて偏向的な目で斜に構えるのも悪くないですが、そういうお年頃ではないので、｢あーそうなんだ｣って冷静に納得しちゃっているんですよ。

ここで一つ興味があるのは、男性の年収がいくらぐらいだったら、結婚したいと思って積極的になるんでしょうか。500〜600万円ぐらいが境かなと思っているんですが、実際はどうなんでしょうか。これってトリビアになりませんかね。

｢独身女性は、男性の年収がンヌァー万円から、結婚に積極的になる。｣

って、五分咲きって感じですかね。

冗談はさておいて、給与水準の低い田舎在住で、さらに年収は万年低空飛行の自分は、土俵に上がっちゃいけなかったことに気付いてからは、全くやる気がなくなって、ほぼ休眠状態です。恐らくこのまま契約終了とあいなるでしよう。こういう反応をすることは、完全に業者の思う壺なんですよね。加入金として支払った40万円は、結構痛い額なのですが、世の中の厳しさをを学ばせて貰ったのと、女性達から見た自分の立ち位置がよく分かったので、無駄なお金ではなかったと思っております。今後こんな甘い話には乗らないぞっていう自戒の念も込めて。

お陰様で、それからというもの、恋愛に全く情熱的でなくなってしまったのが、目下の悩みですね。カワイイとかキレイな女性を見ても、自分には関係ないなと思ってしまって何も感じない(男色家になったという意味ではない)んですよ。自分でもかなり重傷かなと思ってしまうんですが、生活に別段支障もないので、まぁイイか。

ということで、お見合いサイトに加入している女性の皆様。セレブなれるその日まで、頑張ってお相手をお捜し下さい。きっとイイ出会いが訪れると思いますよ。競争率は高いと思うけど…。
後、独身男性の皆様。高所得、もしくは都市部に在住、容姿端麗以外では、門前払いですので、こういうサービスに望みをかけるのは止めましょう。業者に接触したらキャッチセールスみたいにたかられますので気をつけてね。今の時代、自力で見つけられないのなら、業者に食い物にされるだけなので一生独身宣言をした方が賢明かと思います。