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4ヶ月ぶり9度目の更新。「MacOS X」が10.4.9になりました。このアップデートの次は10.5か?

前回Appleの「Mac OS X 10.4」が10.4.8にアップデートした時、10.4.9のリリース時期を12月か1月に予想していたのですが、見事に外されてしまいましたヨ。10.4.7までが隔月ペースでのリリース、10.4.8は3ヶ月、10.4.9は4ヶ月と伸びていきました。まぁ、ペースを鈍化させると言うことは、さほどシステムの不安定にさせる深刻な問題はないということなので歓迎すべき事なんですけど、ちょっと残念。10.4.8同様今回も、パッケージサイズに違いがありまして、PowerPC版が約72MB、Intel版が約156MB、約2倍の差があります。今回もIntel版に力が入っている様子ですね。バージョンナンバーから、コレが10.4の最終バージョンという位置付けになると思います。今後3ヶ月以内に次期バージョンの10.5が発売される事が、これでほぼ確定となった訳ですね。

アップル、Mac OS X向けの大規模なセキュリティアップデートを公開

Appleは米国時間3月13日、7件のゼロデイ脆弱性を含む45件のセキュリティ脆弱性を修正するMac OS Xのセキュリティアップートをリリースした。

引用先:CNET Japan:ニュース

今回のアップデートで、PowerPC版のカーネルは、xnu-792.12.6 / Darwin 8.8.0からxnu-792.17.14 / Darwin 8.9.0へと、Intel版のカーネルは、xnu-792.13.8 / Darwin 8.8.1からxnu-792.18.15 / Darwin 8.9.1になり、それぞれPowerPC版が8P135、Intel版が8P2137とビルド番号も変更になっています。

今回は、注目を集めたMOKB及びMOABのバグ報告プロジェクトで指摘された「Mac OS X 10.4」の脆弱性を改善する事が主目的になっているようで、Apple自身が見つけ出したのも加えて、約30件もの穴が埋められたんだそうです。中には、悪質なPDFを表示させると、そのアプリケーションが動作止めてしまう脆弱性とか、悪意のもと作られたディスクイメージをマウントした時点で意図しないプログラムを実行されてしまう問題とか、他のユーザからDoS攻撃を受けてしまうカーネルの脆弱性とか、危険なモノを改善しているらしいので、この面だけでもアップデートは必須のようです。

機能面では、.Macとの同期を高速化するなどの機能強化が図られています。また、「プレビュー」「iPhoto」「Aperture」が対応しているRAWフォーマットの対応を追加とか、「DVD プレーヤー」での再生品質の改善とか、USBカメラを使った「iChat」でのビデオ会議機能。Rosettaを使用している時の印刷処理の問題を解決。その他細々したものが改良改善されています。

とりあえず、もう「Mac OS X 10.4」としては、大規模なアップデートはできなくなるので、考えつくモノは全てやりましたって感じでしょうか。「Mac OS X 10.5」が発売されるまでに、なんか大きな脆弱性とか発見されても、10.4.9.5とか出ないでしょう。Security Updateの方で対応と言うことになるでしょうからね。というわけで、次は「Mac OS X 10.5」ですね。Adobeの「CS3」も同時期に出ることですし、このままIntelチップ登載のMacに移行しちゃおうか悩んでいる最中なんですヨ。

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このページは、naganagaが2007年3月14日 21:58に書いたブログ記事です。

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