Naga Blog

Computer

3ヶ月ぶりの更新。「MacOS X」が10.4.8になりました。

登場以来、ほぼ隔月でアップデートを繰り返してきたAppleの「Mac OS X 10.4」なんですが、今回の10.4.8は前回のアップデートから3ヶ月ぶりとなり、初めて隔月のペースを崩した事になります。流石に8回目のアップデートとなると、修正するところは余りないから、1ヶ月長く間隔が空く事になったのかと思ったのですが、アップデートの内容から、それは、違うようでしたね。10.4.7同様今回も、パッケージサイズに違いがありまして、PowerPC版が約31MB、Intel版が約206MB、実に6倍近い差があります。PowerPCチップを積んだモデルが、実質的に消滅してしまっているので、Intelチップ向けが厚遇されてしまうのは仕方ないとはいえ、少し寂しい気もします。まぁ、それだけ速いスピードでIntel版が進化している訳ですから、プラットホームを変更しない限りは、いつか恩恵にはあずかれるので良しとしておきましょうか。

アップル、「Mac OS X 10.4.8」とセキュリティアップデートを公開

Apple Computerは米国時間9月29日、「Mac OS X」のアップデートを公開した。同アップデートは、パッチ未適用のシステムで攻撃者が任意のコードを実行することを許してしまう複数の脆弱性を修正する。

引用先:CNET Japan:ニュース

今回のアップデートで、PowerPC版のカーネルは、xnu-792.6.76/Darwin 8.7.0からxnu-792.12.6/Darwin 8.8.0へと、Intel版のカーネルは、xnu-792.9.72/Darwin 8.7.1からxnu-792.13.8/Darwin 8.8.1になり、それぞれPowerPC版が8L127、Intel版が8L2127とビルド番号も変更になっています。

今回も、アップデートは多岐にわたり修正が加えられています。今回も細かすぎてどう変わったか書くのが面倒ので、Appleのリリースでは多くの修正点が列記されてますので、詳細はこちらでお願いします。主な変更点で目立っているのは、Webブラウザー「Safari」の脆弱性の修正ほか、Adobeが提供するプラグイン「Flash Player」のある特定の機能に対する脆弱性も修正されています。認証関係の穴なので、早めに塞いでおくことをオススメします。

今回のアップデートは、直前にリリースされた、「Security Update 2006-006」の内容も含まれているそうなので、こちらをまだアップデートしていなくても、OSをアップデートすれば、同時に変更してしまうので、楽です。

で、今回のアップデータの目玉は、Intelチップ搭載Macのみなんですが、PowerPC版しか提供されていないソフトウェアを、Intel版「Mac OS X 10.4」を動かそうという「Rosetta」の動作速度の改善が著しいそうです。特に浮動小数点演算が高速になっているとの事、グラフィックソフトを多用するユーザーにとっては朗報なんじゃないでしょうか。Adobe製品の対応待ちで、Intelチップ搭載Macを買い控えていたユーザー中には、今回のニュースで買い換えに踏み切る人が出てくるかな。

MYCOMジャーナルの「Mac OS X 10.4.8はただのアップデートじゃない! - Rosettaも高速化」という記事で、詳しく紹介されているので、興味がある人は読んでみてください。

というわけで、10.4.9が出るとすれば早くて12月、遅ければ1月。10.5にタイミングが合ってきましたね。10.5の発売は2月か3月といったところでしょうか?

About this entry

このページは、naganagaが2006年10月 2日 20:55に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「Microsoftの「Zune」、11月14日に米国で発売決定しました。」です。

次のブログ記事は「YAMAHAの07年型「YZF R-1」プレビュー。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。