米The Wall Street Journalが震源地となって始まった、MacのCPUがPowerPC系からIntel系に移行するつー話なんですが、個人的には、とっても懐疑的なんですよね。｢MacOS X｣の前身｢Next Step｣がIntelベースのマシンで動いていたので、｢MacOS X｣登場当時から、MacのIntelベースへの移行が噂されて来たのですけれど、その度にAppleは、移行を否定してきた経緯がありますからね。今回も、かなり眉唾度は高いと思いますよ。過去、CPUが680X0系からPowerPC系に移行した時のように、CPUが旧式になりはてたり、NeXTのようにハードウェア事業が完全に失敗したというのなら話は別ですけどね。移行するとなると、例の世界一のソフト会社の大規模な嫌がらせがあると思うし...。680X0系からPowerPC系に移行時みたいに大混乱から大減収というのをまた繰り返すというのを、｢iPod｣の好調を背景に増収している今のAppleが、そこまでリスク背負って冒険する必要があるのかと思います。

リスクも多いインテルチップの採用--アップルにチップ乗り換えの可能性

Apple ComputerはIntelの乗り換えるのだろうか。｢言うは易し、行うは難し｣だとアナリストらは注意を呼びかけている。

引用先：CNET Japan：ニュース

じゃ、これは根も葉もない噂かというと、それは違うと思います。ここで、皆さんが、とうに存在を忘れている、例の新マシンの話が出てくるわけですね。これを報じたApple製品の噂系サイトをAppleが訴えたことで、信憑性が俄然高まった、｢iPod｣と｢Mac｣の間を埋めることになるであろう動画再生に特化したPDA的な小型マシン(個人的な勝手な予想：前のエントリー参照)です。

そのマシンに、Intel系のCPUを載せるのではないでしょうか。なんでかというと、Apple向けのPowerPCって、安定供給がされていないって話があって、増産したい時に増産できないジレンマを抱えているらしいのですよ。ある程度シェアが限られている｢Mac｣の場合、PowerPCの供給不足で増産できなかったとしても、長期にわたって売れていくものだから、傷手そんなでもないでしょうけど、｢iPod｣の人気を背景に、その上位機種として発売される新マシンは、初期の供給不足は致命的になりかねない訳ですヨ。しかし、IBMは、MicrosoftとSCEにPowerPC系のCPUが供給しなければいけないので、絶対数で劣るAppleの新マシン用に生産数を割いてくれるかという懸念は大いにあるといえます。そこで、新マシン用のCPUとして、安定供給が約束されるIntel系のCPUが採用される事になるのではないでしょうか。

Intel系のCPUならば、噂の中にあった、登載される｢MacOS X｣は｢フルサイズのMacOS Xではなく、機能を削った簡易版｣というのが納得できます。わざわざ、｢MacOS X｣の機能を削ってまで登載しなきゃいけない新マシンって、そんなに非力なマシンなのかと思っていたんですけど、これで氷解です。用途の限定されている新マシン用だからフル機能は必要ないですから、既に存在している｢Darwin｣のIntel版をベースに｢MacOS X｣として最低限必要なモノを載せれば十分、だから機能を削った簡易版なんですよ。

自分の考えと、噂を総合して考えると、今度のAppleの新マシンは、かなり面白そうです。
Intel系のCPUを登載した全く新しい、小型で省電力の高速なハードウェアを持ち、ペンタブレットを使って操作する、簡易型のMacOSXが動作することで、PDAとしても、音楽や映像のプレイヤーとしても使え、それら音楽と映像は、｢iTMS｣を通じて購入、PCとのリンクも可能。これで、｢Windows XP Tablet PC　Edition｣が動いたら、スッゲー面白いけど、そこまでは無いだろうな。ただ、予想の範囲内でこれだけ面白そうだから、Appleのことだから、もっと良い意味で裏切ってくれるかも...。

う〜ん、わくわくしてきたぞぉ〜。予想どおりだったら、どおしよ〜。即買いかな。

ただ前にも書きましたが、これはあくまで予想であって、何の根拠もありません。外れた時は、攻撃しないでください。お願いしますよぉ〜。