Computer
噂のAppleの新小型マシンを予想してみる。
「CNET Japan」の記事によると、アメリカのApple製品のゴシップ情報を流しているサイト「PowerPage」が、Appleが開発中される新しいコンピュータを報じました。内容を要約すると、「手書き文字入力できる」「フルサイズのMacOS Xではなく、機能を削った簡易版」「筐体のサイズは小型ラップトップ(パームトップ)」らしい。これだけの情報から即、思い浮かぶのは、スティーブ・ジョブズ現iCEOが就任した時に闇に葬られたPDA「Newton」ですよね。ただ、個人的には、ここんとこSONYの「CLIE」の撤退といい、PDA市場は縮小傾向にあるので、まんまの形で「Newton」が復活して販売されるとは思えないんですよね。それに、スティーブ・ジョブズ自身が昔言った「PDAは作らない」という発言を撤回することになるし...。再度、参入(Appleは再参入とは言わないと思うが)するために、何かAppleらしいサプライズを付加してくると思うんですよ。
今度の「ミニ」はラップトップ?--アップルに新たな噂
Apple Computerが同社の企業秘密を公表したMacファンサイトを相手に訴訟を起こすなか、同社の情報を専門に扱うウェブサイトPowerPageは米国時間8日、AppleがiPod MiniやMac Miniに続いて、今度は小型ラップトップを開発中だと報じた。
引用先:CNET Japan:ニュース
そのサプライズとは何かと考えた時、「フルサイズのMacOS Xではなく、機能を削った簡易版」というのが引っかかってくるんですよ。つまり、PCとしての使い方をあまり考えていないということですよね。考えているのなら、わざわざ簡易版なんか開発しませんもん。まんま「MacOSX」でしょう。なのでPDA的な使い方もオマケとも考えられるんですよ。恐らく「iLife」の連携は考慮されている思うので、オマケとは言い難いでしょうけど...。
簡易版「MacOSX」の登場の最大のキモは、通信と「QuickTime」を動かすために必要な環境を整えるためなんじゃないかと思うわけです。今の「iPod」搭載されているOS向けにその機能を新たに開発するより、今ある「MacOSX」を機能を削る方が安上がりですからね。
上記の理由から、自分が考えるAppleの新マシンは「Newton」の焼き直しではなく、どっちかというと「iPod」よりな「Mac」と中間的な性質をもった携帯型のメディアマシンではないかと思うわけです。仮に名付けるとしたら「iPod movie」ってところでしょうか。
「iPod」+「iTunes」との連携で音楽ファイルを管理するように、「iTunes」のような動画管理ソフトを使って動画を管理して「iPod movie」で視聴するわけです。「iTunes Music Store」のようにオンラインで動画を買えたり、ホットスポットから、Appleのサイトに接続してストリーミングで動画を視聴できるでしょう。もちろん、DVDの再生も可能でしょね。既にある「MacOSX」の機能を使えば簡単にPDAとしての機能を付加でき、キーボードレス・マウスレスの操作環境を実現できます。これだけのことをすると考えると、簡易版「MacOSX」である必要があると思うわけです。恐らく、「MacOSX」用のアプリも動くんでしょうから、ある程度の仕事もこなせるかも知れませんね。もちろんゲームも...。ただ、Appleは、なんでも出来るPCとしてではなく動画を再生できる「iPod」みたいなマシンとして売り込むんじゃないかな。その方が明確に伝わりやすいですもんね。
先日、「iPod photo」が登場する前、動画再生ができるんじゃないかという噂が流れましたが、Appleは「iPodで、動画を再生させることに興味ないし、意味もない」みたいな発言をして、「iPod」での動画再生を否定していました。"ながら"メディアではない動画は、視聴するとなると腰を据えなければいけないので、快適性をある程度求めると、液晶画面は大きくならざる得ない訳で、鞄に入るサイズであっても「iPod」程は小さくなくてもイイ。必然的に、「iPod」を拡張する意味がなく、新規に開発ってことになるから、この発言を深読みすると、別のマシンを作ってますというのを臭わせているように感じます。
まぁ、いろいろと勝手に予想してみましたが、もし、この予想が当たっていたら結構楽しいマシンになるんじゃないかと思います。逆、全部ハズレていたらムチャ恥ずかしいですね。ただ、「Newton」の焼き直しだったら、全くときめかないな。イイ意味で予想を裏切ってくれることになると嬉しいです。ただ外れた時は、あんまり攻撃しないでね。仮に当たっても、一人でこっそり祝杯上げる程度にしますから。