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KTMのスポーツモデル「RC 390」はマイナーチェンジ。「RC 200」はグラフィック変更のみ。

KTM RC 390
KTM RC 390

KTMは、昨年大幅に刷新された「125 DUKE」「250 DUKE」「125 DUKE」発表しましたが、同じシャシーを共有する「RC 390」「RC 200」「RC 125」も同時に発表されました。この時はスペック等の発表が無く、外観の一部が変更された「RC 390」はマイナーチェンジだろうという予測ができましたが、「RC 200」「RC 125」はそれも判別できませんでしたが、年が明けて、2017年型のインド向けモデルのパンフレットが刷新され、「RC 390」と「RC 200」ついて詳細が判明しました。

2017年型の「RC 390」は、外観のデザインイメージは大きく変更されていないものの、2017年型の「390 DUKE」に準ずる機械的なアップデートが行われました。フレームはシートレールがメインフレームに溶接された旧来のままで、スイングアームも変更なしですので、タンク容量やシート高等は変わっていないようです。排気量373.2ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載、電子制御フューエルインジェクションによって燃料が供給され、新しい三元触媒コンバータが設置されたマフラーを通り排気されます。さらに厳しいEuro4排出ガス規制に合わせる為、エンジン下に設置されていたサイレンサーは、後輪右横に延長され設置されています。このため、カウルの下部が大幅に変更されクランクケースを覆っていたアンダーカウル兼サイレンサーが無くなりエンジンが見えるようになりました。触媒が入りでも最大出力は9,000回転で43.5hp、最大トルクは8,000回転で19.2Nmとなっています。また、バックトルク対策のスリッパークラッチやスロットルコントロールはライドバイワイヤとなりました。

サスペンション関係は変更なしですが、ブレーキキャリパーはBYBREのキャリパーをラジアルマウントし、フロントはより大くなった320mm径ブレーキディスクと組み合わされます。リアは230mm径のブレーキディスクとなり、Bosch製のABSを標準装備しています。

「RC 390」の乾燥重量は147kgで重量増はありません。

KTM RC 200
KTM RC 200

2017年型の「RC 200」は、ほぼ変更なしです。排気量199.5ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載され、最大出力は10,000回転で25hp、最大トルクは8,000回転で19.2Nmとなっています。排気は従来と同じく車体下のアンダーカウル兼サイレンサーで行います。サスペンション関係は変更なしです。ブレーキディスクはフロントが300mm径、リアが230mm径と変更なし、ABSは装備されません。恐らく、「RC 200」は、スペックが前年モデルと変わっていないのでマイナーチェンジはされておらず。グラフィックが新しいデザインに変更されただけに留まるっているようです。インド向けモデルのパンフレットでは、発表されていないグラフィックが確認できます。

パンフレットには記載がありませんでしたが、恐らく、「RC 250」も同様にグラフィック変更だけかと思われます。

KTM RC 125
KTM RC 125

2017年型の「RC 125」は、排気量199.5ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載され、新しい三元触媒コンバータが設置されたマフラーを通り排気されます。さらに厳しいEuro4排出ガス規制に合わせる為、エンジン下に設置されていたサイレンサーは、後輪右横に延長され設置されています。このため、カウルの下部が大幅に変更されクランクケースを覆っていたアンダーカウル兼サイレンサーが無くなりエンジンが見えるようになりました。触媒が入りでも最大出力は9,500回転で15hp、最大トルクは8,000回転で11.8Nmとなっています。サスペンション関係は変更なしです。ブレーキディスクはフロントが300mm径、リアが230mm径と変更なし、ABSが装備されています。

排気量の関係でEuro4の排出ガス規制に対応する為、「RC 125」と「RC 390」に最新スペックが与えられたようですね。価格は判明していませんが、変更があるとすれば「RC 390」だけでしょう。若干上昇するかもしれません。日本市場に投入されるのが楽しみです。

引用元:MOTOROIDS「EXCLUSIVE: Upcoming New 2017 KTM RC200 and KTM RC390 Brochure Leaked

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このページは、naganagaが2017年1月11日 01:19に書いたブログ記事です。

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