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KTMの謎のプロトタイプモデルの存在が判明。アドベンチャーツアラーかエンデューロか...。

KTM PROTOTYPE
KTM PROTOTYPE

先日、EICMAショー発表されたKTMの新型「DUKE 390/250/125」の派生車種が判明しました。先代ではスポーツモデルの「RC 390/250/125」が派生車種として販売されましたが、新型ではアドベンチャーツアラーモデルか、もしくはエンデューロモデルが先に追加されるようです。BMWの「G310GS」、Kawasakiの「Versys-X 300」、SUZUKIの「V-Strom 250」の発表後1ヶ月でKTMの中型アドベンチャーツアラー系に参入が判明した事になります。

KTM PROTOTYPE
KTM PROTOTYPE

スパイショットのプロトタイプモデルは、一見「DUKE 390」のシャーシがベースとなっている様に思われるのですが、フレームがトレリスではなく「350 EXC-F」の様な構成になっていて、スイングアームも同様に剛性が高められたものになっています。エンジンも従来とは腰下クランクケースの形状が異なり、「DUKE 390」のエンジンの改良型かもしくは別のエンジンの可能性があります。こうなると排気量が390ccなのかも怪しいのですが、仮に390ccだとして、よりオフロード走破性を考慮した、エンデューロ系統の新型シャーシである可能性が高いです。

スタイリングは、「690 Enduro R」の要素を持っているように思えますが、あくまでプロトタイプなので仮に取り付けている可能性も高いので、ここから量産車の最終的なスタイリングを推察するのは難しいと思われます。とりあえず、スキッドプレート、ハンドガード、ハイマウントエキゾーストという構成は利用産車まで引き継がれると思います。

前後のスポークホイールで、恐らくフロントが19インチ、リアが17インチとなり、ブロックタイヤを装着しています。フロントフォークとリアショックのストロークは約7インチとなっている事から、オンロードとオフロードの中間的のを狙った選択となっています。ブレーキ関係は「690 Enduro R」と同じらしきものが装着されていて、ブレーキディスクとBremboキャリパーが確認できます。

プロトタイプモデルのシート高は低く設定されているのが確認でき、オフロードに適した車高を維持しつつ、足つき性を考慮しユーザーの間口を広くしたモデルとして、適した位置を探しているように感じます。さて、生産型に反映されるか楽しみです。

このプロトタイプモデルを見てみると、生産型は同クラス内で最もハードなオフロードモデルとなるでしょう。車名が公開される時、「390 Adventure」となるか「390 Enduro R」となるか、それとも2モデルの展開になるか、はたまた新しい車名が与えられるかは解りませんが、過去情報やKTMのCEOであるStefan Pierer氏のインタビューから、2019年モデルとしてリリースされる事が示唆されていますが、エンジンが新開発でなければ、プロトタイプモデルの進み具合から、2017年のEICMAショーで生産型が発表され2018年モデルとして販売される可能性もありえます。

引用元:CYCLE WORLD「SPIED: 2018 KTM 390 Adventure Bike

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このページは、naganagaが2016年12月17日 23:44に書いたブログ記事です。

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