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KTMの新型アドベンチャーツアラー「790 Adventure」らしきプロトタイプがスパイショットされました。

KTM 790 Adventure R Prototype
KTM 790 Adventure R Prototype

KTMは、EICMAショーで発表したコンセプトモデル「790 Duke prototype」に搭載されていた「LC8c」と名付けた排気量約800ccの新型パラレルツインエンジンは、他のモデルにも展開するだろう事は分かっていましたが、早くも同エンジンを搭載したアドベンチャーツアラーモデル「790 Adventure」を開発している事が明らかになりました。KTMのCEOであるStefan Piererも、「790 Adventure」を開発中である事を認めています。ただ、発売は「790 Duke」の生産型が2018年モデルとして発売されてからとなりますので、2年先の2019年初頭までは市場に投入されることはありません。

KTM 790 Adventure R Prototype
KTM 790 Adventure R Prototype

「790 Adventure」は、現在展開されている「1090 Adventure」等や「1290 Super Adventure S」等の下部に追加される形となり、通常モデルの「790 Adventure」と、よりオフロードの走破性能を高め大容量の燃料タンクとされた「790 Adventure R」という2モデル構成となるようです。中間排気量のモデルとしては2007年まで販売された「640 Adventure」以来10年ぶりの復活となります。

「790 Adventure」のプロトタイプのスパイショットからは、黒い外装はとりあえず付けました感がすごく生産型の外観を予想できるものではありませんが、断片的に仕様の一部を知ることが出来ます。この車両はR仕様のプロトタイプで、燃料タンクが大きく、スポークホイールにブロッグタイヤが確認できます。その為、ホイール径はフロント21インチ、リア18インチとなっています。オンロード仕様の場合は、キャストホイールとなりフロント19インチ、リア17インチとなるでしょう。

仮設(流用?)のアッパーカウルにはLEDヘッドランプがハメ込まれ、大型の液晶メーターが取り付けられている事と、シートを支えるサブフレームは大型化しているので、重い荷物も搭載できるように強化されています。

フロントまわりは現行の「1090 Adventure R」のものをそのまま使っていると思われ、調整可能なWP製の倒立フォークとなっており、ショーモデルで装着されていた半アクティブサスペンションは採用されないようです。スイングアームまわりは変更されていて、パラレルツインエンジンによって後方の空間が大きくなったので、リアのモノショックはより水平に取り付けられ、複雑なリンクをやめてシンプルな取付になっています、よりマスの集中化と、メンテナンスの為にアクセスしやすくなっています。

後、予想される仕様としては、エンジンはライバルメーカーの同クラスのモデルと同等か若干低めの94hpぐらい、他モデルと同等のマルチモードトラクションコントロールとABSは搭載するでしょう。

開発初期段階の「790 Adventure」のプロトタイプですから、今後もスクープの度に色々と変わっていくでしょう。派生モデルの噂もありますから「LC8c」エンジン搭載車の今後が楽しみです。スーパスポーツの「RC 790」とか計画してくれてると嬉しいのですが、どうでしょう。

引用元:MCN「KTM's secret 790 Adventure spied

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このページは、naganagaが2016年12月11日 01:06に書いたブログ記事です。

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