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KTMがMotoGPレーサー「RC16」の市販レーサーを2018年発売を目指して開発中。

KTM RC16 MotoGP REPLICA 2018 RELEASE?

KTMは会社のキャッチコピーに「Ready to Race」という言葉を用いていますが、その言葉をダイレクトに反映したモデルを販売するようです。それは、2016年シーズンを戦ったKTMのMotoGPマシン「RC16」の市販化です。ただし、公道走行不可のトラック専用車両としている事から市販レーサー化と言っても差し障りはないかと思います。

SPEEDWEEK.com記事によると、KTMのCEOであるStefan Pierer氏のインタビューで、「RC16」の市販化を認めたそうです。「RC16」の市販レーサーモデルは可能な限りMotoGPレーサーに近いものにするそうですので、シャシー、足回りも「RC16」に準ずるか、性能的に近いものが搭載されるようです。エンジンもレーサースペックの270psを発生するエンジンはライフが短く一般用には流石に搭載できないので、240psに最高出力を抑えた排気量1000ccの90度V型4気筒スクリーマーエンジンを搭載する予定なのだそうです。プライベーターがレースで走らせるようにする為のキットパーツやメンテナンスサービスが提供されるかは不明です。

生産台数は100台で、2018年モデルとして、HONDAが「RC213V-S」を販売した時と同じくらいの価格で提供したいそうで、10万から12万ユーロ(日本円で約1225万円から約1470万円:2016年12月現在)を目指しているそうです。手頃な価格でレースができるそうですが、最高峰クラスの市販レーサーと考えると安い価格設定ではないでしょうか、手頃とは言いづらいですが。

「RC213V-S」ではキットパーツ組み込み、各部を改修してレースに出場した例は2016年のマン島TTレースぐらいしか確認できなかったので、「RC16」の市販レーサーも恐らく裕福なユーザーによるサンデーレースや走行会程度の用途に使われるぐらいで、後はガレージの肥やしか、博物館に飾られる事が主でしょう。100台だとWSBKのホモロゲーション取得に必要な台数に満たないので、こちらの出場も無理ですので、大きなレースイベントで勇姿が見られるのは、マン島TTレースぐらいでしょうね。

引用元:SPEEDWEEK.com「KTM: RC16-Production-Racer mit 240 PS kommt 2018

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このページは、naganagaが2016年12月 8日 01:48に書いたブログ記事です。

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