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Nortonの限定生産高級スーパーバイク「V4 RR」を発表しました。これでも廉価版なんです。

Norton V4 RR
Norton V4 RR

マン島TTに出場したNortonのレーサー「SG5」の公道バージョンといわれている1200ccV4エンジンを搭載したスーパーバイク「V4 RR」が発表されました。何度かティザームービーでチラ見せを繰り返してきましたが、ようやく全体像を見ることができました。レーサー「SG5」をベースにしたデザインスケッチをそのままの姿で「V4 RR」忠実に実車化されています。

「V4 RR」には、排気量1200ccの水冷4サイクル72度V型4気筒エンジンが搭載。エンジン高を低減するためのアイドラーギア付きチェーン駆動カムとチタンインレットバルブ。 そとて、減速時のバックトルク低減するスリッパークラッチを搭載しています。ボアストロークは82mm x 56.8mmで、圧縮比は13.6:1となっています。最高出力を200hp/12,500rpm、最大トルクを130Nm/10,000rpmで発生させます。燃料タンクは18リッター。吸気は、EFIでインジェクターは8本、フロントとリアのバンクは独立したドライブバイワイヤーシステムによりコントロールされます。排気は、欧州の排ガス規制Euro4に対応しています。変速はクイックシフトとなり自動シフトダウンが付いています。さらにデータロガー付きです。電子制御としてはトラクションコントロール、ホイールコントロール、発進コントロール、クルーズコントロール等が使え、6軸慣性計測ユニット(IMU)を装備しています。

このエンジンを包み込むシャーシコンポーネントは、ステアリングヘッド角度の調整機能の付いた鋼管パイプのツインチューブフレーム「ショットガン」と、調整できるピボットポイントを備えた片持ちスイングアームからなり、フェアリングは、カーボンファイバー製です。(どのような仕上げも可能、クロムメッキされたフェアリングはオプションです。)

メーターは、フルカラーの7インチ液晶ディスプレイとなり、速度等の各種情報や、リアカメラの映像も表示します。キーレスでエンジン始動でき、ヘッドライトはLEDとなっています。

サスペンションは、フロントはアジャスター付のÖhlins製NIX30倒立フォーク、リアもアジャスター付のÖhlins製TTXGPモノショックとなっています。ブレーキは、フロントには330mm径のフローティングディスクが2枚、これにラジアルマウントされたbrembo製のモノブロックキャリパーとブレーキマスターが組み合わされ、リアには240mm径のディスクが1枚、これにbrembo製のキャリパーとブレーキマスターが組み合わされます。

「V4 RR」他のライバル車種とは少し重い傾向で、乾燥重量は179kgとなっています。

「V4 RR」は250台の限定生産で、価格は28,000ポンド(日本円で約382万円:2016年11月現在)となっています。ただ、これでも「V4 RR」は廉価版で、既に200台が売り切れたと思われる、より高性能な「V4 SS」は44,000ポンド(日本円で約600万円:2016年11月現在)だそうです。まさにセレブリティ。

引用元:Asphalt & Rubber「Here It Is, The Norton V4 RR Superbike

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このページは、naganagaが2016年11月18日 01:00に書いたブログ記事です。

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