Motorcycle
VYRUS 986 M2がシャーシキットとして発売。CBR600RRのエンジンを移植してハブセンターステアリングのモーターサイクルを作ろう。
VYRUSが2011年に発表した「986 M2」は、Moto GPのMoto2クラスに出場する事を目的に、HONDAの「CBR600RR」のエンジンを搭載したハブセンターステアリングのモーターサイクルです。しかしながら、発表以来全く続報が出ないので、恐らく開発中止になったと思い込んでおりました。ところが、Asphalt & Rubberの記事で「986 M2」の続報が遂に来ました。レーサーモデルと2011年の発表時に予告されていた公道モデルの発表かと思ったのですが、違ってました。
当初「986 M2」はレーサーとしてMoto2マシンとしては破格の€55,000(日本円で約7,800,000円:平成26年4月現在)で販売が予定され、その公道バージョンとして€25,000(日本円で約3,500,000円:平成26年4月現在)で販売される事になっていました。同時にエンジンを除いたシャーシキットとして€16,900(日本円で約2,400,000円:平成26年4月現在)でも販売される予定となっていました。CBR600RRのエンジンをどっかから調達(新車or中古で買う)してくれば、安価?で自宅のガレージでハブセンターステアリングのモーターサイクルを作る事がでるという寸法です。日本では法制上無理ですがね。
しかしながら、3年間の時の流れを経たら色々と事情が変わるもので、「986 M2」として完成品の販売は無くなり、シャーシキットで販売されるようです。€27,930(日本円で約4,000,000円:平成26年4月現在)のプライスタグが付けられていますが、当初の価格よりも随分高くなりました。もちろん、CBR600RRのエンジンをどっかから調達してくる必要がありますから、実際組むとなるとその価格分が上乗せされます。で、このシャーシキットはオプションが用意されていて、レーサー仕様の電装系、ホイール、サスペンション、ブレーキを含む事が出来ます。ただし€7,200程(日本円で約1,020,000円:平成26年4月現在)多く支払う必要があるみたいですが。
日本からだとVYRUSでCBR600RRのエンジンを現地で調達してもらって組み立て、日本に送ってもらうって事なろうかと思いますが、組立工賃やら輸送費諸々経費を入れたら...、考えるのよそう。買える人は買って組みたたてもらって乗ると間違いなく英雄です。