Motorcycle
往年の伝説的なレーサー故バリー・シーンを偲んで「Sheene Superbike」を発売。
Top Speedの記事によると、Icon Motorcycleって会社が、イギリスで毎年開催されるグッドウッドフェスティバルで、「Sheene Superbike」というモデルを発表したんだそうです。
「Sheene Superbike」という名前は、往年の伝説的なレーサーである故バリー・シーンを偲んで名付けられたそうです。現役当時はゼッケン7とドナルドダックが描かれたヘルメットがトレードマークで、現在のところ世界GPでチャンピオンになった最後のイギリス人ライダーです。氏の亡くなった52歳という年齢にちなみ、52ユニットのみの限定生産となるそうです。全て手作業で組み立てられるそうですヨ。
いかにも頑丈そうなアルミフレームの車体に搭載されるエンジンは、並列4気筒で、1400ccの排気量となります。これにターボチャージャーが組み合わされ、250HPのピークパワーと、133lbs-ftの最大トルクを発生させます。200mphの最高速度を誇り、世界一強力な市販モーターサイクルなんだそうですヨ。
ただ、写真からの判断なんですが、エンジンはSUZUKIの「GSX1400」に搭載されていた油冷並列4気筒エンジンと酷似しているので、恐らく市販エンジンにチューンを施して、オリジナルシャーシに搭載する、昔のbimotaのやり方で作られたモデルではないかと思われます。
「Sheene Superbike」のお値段なのですが、160,000ドル(日本円で約14,129,000円:2010年7月8日現在)と、かなりの高額です。手作り感溢れる、お世辞にも格好良いとは言い辛いデザインのボディワークを考えると首を捻りたくなるのですが、とりあえず、かけるコストは全て性能向上につぎ込みましたって解釈でよろしいでしょうかね。故バリー・シーンのファンとか、とにかく性能だって方には魅力的に映るかもしれません。