2009年イタリアはミラノで開催されたEICMAショーで、BMWのブースを飾ったコンセプトモデル｢Concept 6｣は、エンジンに並列6気筒を採用していた事から話題になりました。この時のデザインは、ハーフカウルのスポーツモデルだったのですが、後輪の駆動がシャフトドライブである事、スポーツモデルにしては長すぎるホイールベースで車体が構成されている事から、｢Concept 6｣が市販化されるとすれば、高速ツアラーになるのではないかと思われておりました。

MCNの記事によると、米国はカリフォルニア州のとあるガソリンスタンドで撮影されたBMWの開発中のモーターサイクルが、その予想が当たっている事を証明しました。シートの幅からも、かなり横幅のある車体である事が解りますし、サイドカウルにシリンダヘッドが確認できない事から並列6気筒エンジン搭載は間違いなさそうです。横幅に比例するように車体も大柄でなので、BMWは、HONDAの｢Goldwing GL1800｣を意識したラグジュアリーツアラーとして開発しているようです。

恐らく、エンジンの排気量は｢Concept 6｣と同じ1600ccとなるでしょうから｢K 1600 LT｣と名付けられるのではないかという事です。ピークパワーは170ps以上はマークしそうですが、車重が極度重いですから、乗り味は言わずもがなって所ですかね。2011年に発売できるように開発しているそうです。