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「iPhone 4」の予約騒動の影に隠れて、ひっそりと「Mac mini」がフルモデルチェンジ。

Mac mini 2010

iPhone 4」の予約を求めて、購入希望者が全国のSoftBankショップやオンラインショップに殺到した事で、システムがダウンし予約できないという阿鼻叫喚に全国が包まれている頃、Appleのサイトで、ひっそりと「Mac mini」がフルモデルチェンジしましたよって告知がなされました。しかも、発表と同時に発売です。

なぜ、名実ともにAppleの主力商品となった「iPhone」の新型機の予約開始日に合わせて、ひっそりと発表されたのか全く謎です。もしかしたら、Appleは新しい「Mac mini」を売りたくないのではないかと勘ぐりたくもなる扱いの小ささです。

しかし、その割には、新しくなった「Mac mini」のスペック表を見ると気合いの入りまくりのアップデートになっておりましすヨ。

最近お得意のアルミニウムの削りだし筐体となり、薄型化された新デザインを採用しております。今回は熱で黄色く偏食しやすかった白い樹脂製パネル天板が廃止されて、天板部もアルミとなりました。縦横19.7cmで、厚さが3.6cmというコンパクトなサイズになり、前モデルから全体の容積を20%削減しているそうです。また、その筐体の小ささ故に、外部に電源アダプタを追い出していたのを、新型では内蔵にする事ですっきりとした配線としています。この電源アダプタが、かなりの大きさだったので、コレが内蔵されたとなると、その他の部分が、劇的に小型化されたということになりますね。

CPUは、Intel製の「Core 2 Duo」2.4GHzを搭載(BTOでは2.66GHzも選択可)、1066MHzのDDR3 SDRAMメモリが2GB標準で取り付けられており最大8GBまで増設可能、320GBのHDDがストレージとして内蔵され、コレに加えて光学ドライブとしてスロットローディング式のDVDスーパーマルチドライブも装備しています。グラフィックス機能は性能を強化され、NVIDIAの「GeForce 320M」統合グラフィックスを搭載しています。2010年6月現在では、市場に出荷されている統合グラフィックスチップの中では「最も高速」とされており、従来比で約2倍のグラフィックス性能を発揮するんだそうです。軽めの3Dゲームタイトルなら問題なく動作するのだそうですヨ。

さらにメンテナンス性も向上していて、メモリスロットへのアクセスが、熟練の技(笑)を必要とする為、かなり面倒な前モデルと比べ、底面部分にはめ込まれた取り外し可能な黒い樹脂製のパネルを、横に回転させるだけで工具を使わずに取り外せる簡単さです。
パネルを配置する事で、メモリを簡単にしています。さらに、新たにHDMIポートおよびSDカードスロットを搭載した。

本体背面に並ぶインターフェースは、USB 2.0を4つに、Mini DisplayPort、光デジタル音声入出力、ギガビットLAN等は、もちろんの事。新たにHDMI出力(マルチチャンネルオーディオ出力対応)と、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)、FireWire 800が加わり、「Mac mini」をリビングの大型テレビに接続したり、デジカメで撮影した写真をMacに保存するといったことが手軽にできるようになりました。ただ残念な事に、筐体のデザイン性を優先した為なのか、SDメモリーカードスロットが背面に設置されいて、使い勝手の面で少し我慢を強いられそうです。本体が小さいので、内蔵リーダーをわざわざ使わずに、USBのカードリーダーを接続すれば問題無さそうですけどね。

ネットワーク機能は、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN(AirMac Extreme Wi-Fiワイヤレスネットワーク)や、10/100/1000BASE-T対応有線LANに対応。もちろんBluetooth 2.1+EDRもあります。オーディオ機能は、統合光学デジタルオーディオ入力/オーディオラインイン、統合光学デジタルオーディオ出力/ヘッドホンアウトと凝った出力を選べます。

また、新型「Mac mini」には、Snow Leopard Server搭載の小型サーバの仕様があり、CPUにはIntel製「Core 2 Duo」2.66GHzが採用される他、メモリが4GB標準搭載され、500GBのHDDが2台搭載となります。ただし、内部スペースの関係で光学ドライブは搭載されません。オプションとしてDVDスーパーマルチドライブを外付けできます。グラフィックス機能やネットワーク機能、オーディオ機能は同じ物です。

軽くスペックを見ただけでも、HDMI出力がある事から、リビングPCというべき仕様になっていますね。写真や動画など貯め込んでおけば、リビングの大型ハイビジョンテレビで色々と楽しめそうです。また、「iPhone」や「iPad」の母艦として主に使う分にも、仰々しくパソコンデスクに設置しなくて良いカジュアルさがありますヨ。「FrontRow」でリモコン操作もできますから、日本では、著作権の問題でパッとしない「Apple TV」の様な使い方もできて楽しそうです。

テレビの横に設置して、Wi-Fiルーターの機能をONにすれば、多機能「AirMac Extreme」的な使い方をすると、色々な機能を集約できて便利そうです。

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このページは、naganagaが2010年6月16日 19:25に書いたブログ記事です。

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