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噂で過熱気味のApple製タブレットデバイス「iPad」が発表されましたヨ。
久々にAppleの新マシンが登場しましたね。噂通りタブレットデバイスでした。名前に関しては「iSlate」とか色々な噂されてましたけど、結局最初にスクープされた「iPad」と言う名前でしたね。今回も「iPhone」の時と同様、富士通の子会社が既に商標を申請しているらしく、早速もめてます。
この「iPad」、「iPhone」と「MacBook」の中間に位置するジャンルだそうで、Appleの提案する新しい個人向け情報端末なのだそうです。
半年ぐらい前に、この「iPad」の噂が出た時に、先手必勝ってな感じで、ネットブックPCを販売しているメーカーから、「Windows7」のタッチパネル機能を使った似たようなマシンが販売されてましたけど、ハードスペックと「iPad」用に最適化されたUIを持つ「iPhone OS 3.2」のお陰で、牽制にもならなかった感じですね。
Appleは、こういう斬新で魅力的なUIを持つ製品を作るのはうまいからね。予想はできたと思うけど、やっぱり借り物OSでハード作るとアイディアが制約されてしまうのでしょうか。
スペックを書いていきますと、CPUにはApple製のA4/1GHzチップ使われていますね。大方のATOMチップという予想は外れてしまいましたヨ。画面は、9.7インチのIPSタッチセンサー液晶でXGA1024x768ピクセルという画面解像度になっています。ネットワーク関係では、標準で802.11nが採用されていて、データ通信専用の3G回線が使えるモデルも登場するそうです。バッテリー駆動10時間を実現し、スリープモードでは、1ヵ月も電力が持つというタフネスぶりです。しかも、このバッテリーへたっても80%の充電性能が維持されるというのですからオドロキです。
「iPad」という名前が示すとおり、キーボードは画面をタッチする、ソフトウェアキーボードとなっています。しかし、画面サイズが大きいので、「iPhone」ほど打ちにくいという事は無さそうです。けど、メカニカルなキーボードじゃないと打った気にならないという貴兄に、キーボードを備えたドックがオプションで用意されています。このキーボードドックを見てて思ったのですが、コレ「iPhone」で使えるとメール打つ時にラクそうなんですけど。
専用アプリとして、電子書籍アプリ「iBooks」をバンドルしている事から、電子ブックリーダーがメインの機能なんでしょうけど、PC的な事もできる欲張りなマシンといった感じでしょうか。
「iPhone OS」が採用されていると言う事で、健在流通している「iPhone」用のアプリは全て動作するようで、アプリが足りないという心配は一切無し、ただ、画面サイズが小さいので、9.7インチの画面にポツンと表示されてしまうのです。しかし、そこは抜け目なく、通常サイズと倍角拡大で実行する事が可能だそうです。後、ビジネスにも使ってもらおうと、Appleが、iPad向けに「iWorks for iPad」を用意するそうです。9.99ドルで3月に発売だそうですヨ。
だけど、せっかく大きい画面なんだから、「iPad」に対応したアプリを作って欲しいとの事で、「iPad」のシミュレーターを追加した「iPhone SDK 3.2 beta」の配布を「iPad」発表と同時に開始していますね。
今回「iPad」は発表のみで、Appleの好きな即日販売開始は無し。代わりに販売スケジュールが法被要され、WiFiモデルは3月末に発売、米国限定ですが、データ通信専用3G回線付きモデルは4月末に発売されるそうですヨ。海外向けのアンロックSIM版は6月以降に発売する予定だそうですから、米国以外の携帯電話会社には、今から交渉開始って所なんですかね。我が日本のソフトバンクモバイルは、回線が弱い事に定評がありますから、更なる負荷をかけるであろう「iPad」を、直ぐに導入してくれるのか気になるところです。アンロックSIM版出るのであれば、イーモバイルのSIMを突っ込むって言うのも可能か。
一応、価格発表(米国ですが)もされていて、下記のようになっています。
- iPad/64GB:699ドル(日本円で約63,100円:1月28日現在)
- iPad/64GB+3G:829ドル(日本円で約74,800円:1月28日現在)
- iPad/32GB:599ドル(日本円で約54,000円:1月28日現在)
- iPad/32GB+3G:729ドル(日本円で約65,800円:1月28日現在)
- iPad/16GB:499ドル(日本円で約45,000円:1月28日現在)
- iPad/16GB+3G:629ドル(日本円で約56,800円:1月28日現在)
魅力的ですね。色々と用途考えると欲しくなってきます。
ただし、こんな「iPad」にも弱点というか不満点はありますヨ。やはり、カメラを搭載していない事ですね。流石にこれで写真や動画を撮りまくろうとは思いませんが、これだけパワフルなマシンですので、せめてビデオチャットぐらいさせてくれてもバチは当たらないというものです。マルチタスクには対応していない事、音楽を聴きながら、メール送ったり、ツイッターしたりとかしたいです。後、相変わらずSafariはFlash対応じゃないことですね。仕事ではFlashフリーのサイトを作っておきながら良く言うという所なんですけどね。世の中にはFlash見れなきゃヤダという方もいらっしゃいますので、一応入れときました。
ある意味、ここが解消されると完璧な訳です。今回「iPad」に搭載されたのは、「iPhone OS 3.2」。従来品を対応させたに過ぎないのです。既にテストが開始されていると噂される次期「iPhone OS 4.0」が、マルチタスクやFlash再生に対応していれば、残るはカメラだけということになりますね。未確認時用方なんですけど外部カメラ接続には対応しているかもという事ですから、ハード買い足しゃどうにかなる話かもしれませんね。ちなみに「iPad」はドックコネクタ経由でVGAの外部モニタ出力もできるそうです。
お金に余裕があればという前提が付きますが、多分購入しちゃうかも。クライアントにプレゼンするときなんかに活躍してくれそうなので。