Political and Economy
中共は毒ギョーザテロ事件で、大方の予想通り悪くないと開き直りましたヨ。
中共は、毒ギョーザテロ事件に関して、やはりというか、案の定というか、完全に開きおなっちゃいましたヨ。中共公安省は、楽しみにしていた春節休みを返上して徹底的に捜査したんだそうですが、有機リン系殺虫剤である「メタミドホス」を、中共国内では冷凍ギョーザに混入する事が出来る可能性は極めて低いという一応の結論に至ったそうです。それでも日本の為に犯人捜しをしているのですが、そもそも混入自体を否定しているので「メタミドホス」を混入させた容疑者が見つかる訳ないジャンと言っております。さらには、冷凍ギョーザの袋に「メタミドホス」が浸透するのか実験したら、外側から内側に浸透したと、日本の科学捜査を否定する結果を出してきたんですヨ。中共には全く非は無くて、全部日本が悪いという全否定の方向で事件を収束させる気満々です。
【北京=野口東秀】中国製ギョーザによる中毒事件で、中国公安省刑事偵査局の余新民副局長は28日、北京で記者会見し、「この事件は故意による案件である」と指摘したうえで、中国国内で毒物が混入された可能性は極めて小さいとの見解を明らかにした。公安省が同事件に関連して記者会見を開いたのは今回が初めて。
引用先:MSN産経ニュース:国際
日本が、中共の不利になるような事ばかり発表するもんだから、逆ギレしましたヨ。明らかに日本よりも劣る科学技術で出した結論を臆することもなく発表するんですから大した肝っ玉です。その上、日本の警察庁と捜査で連携をすると合意してきた矢先ですから、日本側も訳が分からず困惑しております。
毒食わされた側からすれば、何を言っているんだって話なんですけど、流石「人命は、紙より軽い。」中共ですから、日本人の食の安全に関する拘りは理解できないみたいですね。上も下も一丸となって保身に走るのは、この国の特徴ですから。責任取らずにトンズラの大胆な事といったら...。(日本はコソコソとトンズラですが...。)
で、何で開き直ったか、個人的には5つの理由が考えられると思います。
- 4月に胡錦涛国家主席が日本に訪問することが決まっているので、中共国内向けに、天下の国家主席(皇帝)が、毒ギョーザテロ事件ごときで格下(と思っている)の日本にペコペコしている威厳のない姿を中共メディアに報道されたくないから。
- 8月の北京オリンピックの参加予定国が、食の不安を訴えているので、毒ギョーザテロ事件を日本のせいにして安全を世界にアピールしたいという下心があるから。
- 天洋食品は国営企業であり、この不祥事で天洋食品の国際的なイメージダウンは、同時に、それを統括する中共政府、共産党の権威(面子)が傷付けられるから。
- 天洋食品を始め国営企業は共産党の直轄組織であり、幹部候補が社長を務める為、認めてしまったら党での出世の道が閉ざされてしまうから。(捜査機関も含め)
- 実は、テロの首謀者は、外部から中共政府を転覆しようと企む反政府勢力の一員だったりしたら、その事を公にすると国内が一気に不安定化するから。
このうち、どれかかが当たっていると嬉しいですけど、どれも当たっていない可能性もあります。少なくとも、全て国内事情に収束していく線で間違いないと思いますヨ。
また、うまい具合に大マスゴミの一角、共同通信の記者が、中共国内で「メタミドホス」を購入し、日本へ持ち出そうとした為拘束される事件が起きまして、中共ではネットを中心に、毒ギョーザテロ事件は日本の仕業という捏造が進行しております。この事件の発生が証明しているように、悪意のある日本人が中共から「メタミドホス」を持ち出しやった訳だから、我々には問題が無かった証拠だと胸を張りそうですね。
でも、これで中共でも販売が禁止されている「メタミドホス」が、現在でも購入可能な事実が証明された訳ですから、事件を日本の責任にする根拠の一つが崩れた事に気が付いていないのが笑えますね。仮に持ち出しが成功して、この「メタミドホス」から、事件で検出された「メタミドホス」の不純物が同一の物であるという事が分かったらマズイと思ったから、中共の当局は摘発したって事でしょう。大騒ぎすればするほど中共側に犯人がいるって言っているようなモノだと思いますけど。
>ギョーザ事件は日本人が"犯人"? 日本人記者拘束で中国世論沸騰
【北京=矢板明夫】中国製ギョーザによる中毒事件で、中国国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副総局長は28日の記者会見で、「日本人記者が2月15日、農薬メタミドホスを購入し、持ち出そうとしたため、地元の警察に摘発された」と発表した。中国のインターネットで大反響を呼び、ギョーザ事件は「日本人の仕業」の大合唱になった。
引用先:MSN産経ニュース:事件
どんどん自爆してくれている中共は、日本の事なんてナンにも分かっていないし、学習する気もないっていうのが、この事件からアリアリと見えてきます。金儲けだけ手本にしているって話もあるけど、それすら怪しいと思いますヨ。この事件で、中共国内矛盾を、国際社会に大宣伝しつつ、必死になって取り繕ってきた中共の良いイメージが、今にも音を立てて崩れかけている様にに見えるのは自分だけでしょうか?
で、ここからは国内の話。中共の嫌がることはしないがキャッチフレーズの我らが福田首相なんですが、なんと、「非常に前向きだ」と中共の捜査当局の対応に好評価をしております。どこをどう報告されれば、こんな発言ができるのか理解不能なのですが、1つ言える事は、なんとも脳天気だという事。
福田康夫首相は28日夜、中国製冷凍ギョーザ中毒問題で中国公安省が同国内での毒物混入の可能性は低いと発表したことについて「(中国側は)これからも日本と共同して、しっかり調査したいということを言っていたのではないか。非常に前向きだ」と述べ、今後も中国と協力して原因究明に当たる考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
また、首相は「中国側も原因をしっかり調査し、責任をはっきりさせたいという気持ちは十分持っていると思う。日本側も協力してやってもらいたい」と語った。引用先:時事ドットコム:社会
そんな事言っているよりも早く中共産の食品を禁輸にした方が、支持率も回復して良いと思いますけどね。問題が起きる度に、ズルズル後手に回っている対策しかしないから支持率落ちているっていうのに、この首相は何考えているんでしょう。政府は、国民の生活と安全を守る為に存在している訳ですから、危険が迫っているのにこの態度は変。小泉政権とか安倍政権とかだと、迅速に禁輸措置を発動していたんだろうと考えると、どうもこの人のお花畑売国スイッチは本物らしいですナ。
自民党内からも禁輸の声って余り聞こえないし、お花畑売国スイッチがONになっている売国議員(ならざえるえない人も含む)は意外と多いのかも知れませんね。
こうなると、日本の捜査当局には科学捜査で外堀を埋めてもらって、地道に中共を追い詰めていくしかない様ですね。ナサケナイなぁ。
恐らく、ゴタゴタしてグダクダになって事件はフェードアウトしていくと思いますヨ。
おまけとして、「電脳補完録」さんのエントリー「北京五輪を支援する議員の会 メンバー全リスト」に、自民党の「北京五輪を支援する議員の会」の皆様方の名前が列記されていたので御覧ください。ココにリストアップされている方々の大半が、お花畑売国スイッチをお持ちになっていると思われます。
--追記--
なんか、中共政府は、第2第3の毒ギョーザテロ事件を起こされたら、今以上に中国食品のイメージが悪くなるという事に懸念したのか、検疫当局が輸出する時に行っている検査を強化しているようです。しかも、人治国家の中共らしく、その検査強化は、省政府、担当官僚によってまちまちなんだそうで、お陰で現場は大混乱。中央政府の検査強化の要求に、一部では過剰に反応し、事件を引き起こした冷凍食品や加工食品を中心に、日本に輸出する製品の流通が滞ったりストップしたりする事態にまでなっているそうです。「やまとパパの中国滞在日記」さんの「山東省の食品業界は大変です」エントリーによると、日本の現地法人も混乱中のようですね。
日本では、輸入食材に頼っている所は青くなって、輸入食材を排除したい所は、逆に喜んでいる状態のようです。別に日本が輸入禁止とかに踏み切らなくても、中共が自主的に禁輸してしまいました。この動きを中共の圧力と感じるか感じないかは、依存度によるといった所でしょう。個人的には依存度の高いところでは食事したくないので、喜んでます。
益々面白くなってきましたヨ。
中国製ギョーザ中毒事件を受けて中国の検疫当局が輸出時の検査を強化しているため、冷凍・加工食品を中心に日本向けの輸出が一部でストップしていることが28日分かった。日本の食品各社は「影響が広がれば国内での販売に支障が出かねない」と懸念、現地での情報収集に追われている。
引用先:東京新聞:経済
--さらに追記--
食品混入とは違うんですけど、イタリアで、中共から輸入したステンレス鋼材に人体に有害な放射性物質コバルト60が含まれていたそうです。コバルト60っていうのは、天然には存在しない人間が作り出した放射性同位元素です。半減期は5.27年。ガンマ線を放射するので、主に工業用や医療用に使われているんですが、なんでそんな危険なモノが鋼材に含まれているんでしょうか。主に工業製品用の鋼材で、一般市民が使う生活用品には使われる鋼材ではないので、影響は無いそうなんですが、十分に物騒な話ですヨ。
ある意味、日本は「メタミドホス」や「ジクロルボス」といった農薬でラッキーだったのかもしれませんね。これで中共で生産されたモノに、放射性物質が混じっている可能性も加わった訳です。中共製の食品を食べたり、モノを使ったりする時、即死のリスクまでも覚悟しなきゃいけない訳ですか。酷すぎ。
というわけで、中共製の商品から検出された毒物は下記のようになります。
- メタミドホス
- ジクロルボス
- チオグリコール酸
- トルエン
- ジクロロフェノール
- ホレート
- パラチオン
- パラチオンメチル
- 鉛
- マラカイトグリーン
- クロルピリホス
- トリアジメノール
- ピリメタニル
- プロシミドン
- 放射性物質コバルト60 ←new!!
イタリアの捜査当局は、中国から輸入されたステンレス鋼材に人体に有害な放射性物質コバルト60が含まれていたとして、鋼材約30トンを押収、捜査を開始したと発表した。国営イタリア放送などが1日、伝えた。
引用先:スポニチ Sponichi Annex:速報