Naga Blog

Political and Economy

「未来年表」が描く日本の行く末。今をしっかり考えよう。

ご存じの方も多いと思いますが、博報堂生活総合研究所が運営している「生活総研 INSIGHTOUT」サイトで、「未来年表」というコンテンツを最近知りまして、興味津々で読んでいるのですが、これがナカナカ面白いんですヨ。「未来年表」ですから、読んで字の如く未来が書かれた年表なんですが、予言や予知といった荒唐無稽なモノではなくて、この研究所が、様々な論文や統計結果、ニュース等々の現在得られる情報から未来を分析し、2008年から2100年までを、医療、宇宙、カレンダー、環境、技術、経済、交通、資源、社会、情報、人口、通信のカテゴリー別に予想される未来が書かれています。突発的な要因による革命的な出来事や、自然災害等は考慮できないので、このまま実現化するというモノではないのですが、SF小説を読むような感覚で読んでいくと、楽しいですヨ。

で、やはり気になるのは日本の未来ですヨね。このまま、少子化が進んだらどうなるか。思った通りドンドン人口が減少して、工業生産能力の減少等々、国力が失われていく日本の姿が描かれていましたヨ。BRICs諸国に追い抜かれていく様は、読んでいて切ないモノがありますヨ。また、現在の道路や建築物が、人口減少による収入不足でメンテナンス出来ず放置され廃墟と化していく日本の国土の姿も見えてきます。所々良い予測もあるんですけど、全体のトーンは暗いです。

このまま素直に読んでしまうと、やっぱり日本はもうダメだと思ってしまうのですが、この「未来年表」は、そう思わせる為に書かれたんじゃないと思いますヨ。

論文や統計結果って、このままやっていると危ないヨっていう警告の意味もあるので、総じて悲観的な内容のモノが多く、そういう所から導き出した予測なので、悲惨な未来になってしまうんですヨね。つまり、この「未来年表」は、このままだとこうなるヨっていう警告を発しているわけです。

しかし、日本人は、工夫をするのが好きな民族なので、この予想通りにはいかないと思っています。座して死を待つなんて大人しい事は出来ない性分ですからね。イロイロと便利な事やモノを考え出して、楽しみながら難問に対処していくんだろうと思います。逆に、不安があるぐらいの方が、挑戦しがいがあるって思う日本人は多いと思いますヨ。

後は、官僚とか利権団体(左旋回プロ市民)が足を引っ張ってくれない事が大前提ですけどね。

で、何が言いたいのかというと、「未来年表」をきちんと読んで、日本の抱える問題点を理解し、明るい未来を創る為に、何が出来るか、今をしっかり考えようって事です。

コメント [4]

空白スペースで区切ったらAND検索できますね。絞込みが便利になってます。それにしても大変な労力ですね! びっくりです。

>>DDさん
遅レスで済みません。
「未来年表」は凄いでしょ。その労力に感心なのです。

ほんとにすごい! 博報堂の企業イメージがすっかり変わりました。こんな地味なことしてるひともいるのですね……何人でやってるのでしょうね。

>>DDさん
遅レスですみません。

一体何人でやっているんでしょう。自分も気になります。

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このページは、naganagaが2008年2月29日 00:02に書いたブログ記事です。

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