Naga Blog

Electric product

愛用の「iPod Clickwheel」のバッテリー交換に挑戦しました。

自分が音楽を聴く為に使っているのはAppleの第4世代の「iPod Clickwheel」なんですが、2004年の購入から、既に4年目と言うこともあり、大夫バッテリーがへたってきて、最近では1時間ぐらいしか持たない状態になっていました。「iPod Clickwheel」は、HDを再フォーマットすると、バッテリー容量がある程度元に戻るという技があるんですが、ここ最近では、その技も通用しなくなって、回復しても精々30分ぐらいだったので、既にバッテリーの寿命が来たんだろうと判断したんですヨ。バッテリーの性能劣化は、ここ半年著しかったので、貯まったら一気に来るって感じですかね。

で、今後の展開としては2つの選択肢が考えられまして、1つは、現在の「iPod Clickwheel」を手放して、最新「iPod Classic」に買い換える。もう1つは、現在の「iPod Clickwheel」のへたれたバッテリーを交換して、新しいバッテリーにして使い続けるとなります。前者は、安い方でも80GBの容量で29,800円とお得なので、買い換えという選択肢も悪くはないんですが、後者は、秋葉館で、交換用バッテリーがオープナー付で3,980円という価格で売られていたので、安いコストで「iPod Clickwheel」を復活させられるという誘惑に勝てなかったのと、先日大枚をはたいてしまった事と、これから「PowerBook G4」を買い換えようかと思っているので、余計な出費は避けたかったというのがあった為、後者の方法にする事にしました。

というわけで早速、注文しましたヨ。

買ったのは「iPod Clickwheel 用交換バッテリー [CBTIP-4G]」というバッテリーなんですが、届いた商品のパッケージを見たら、メーカーも分からない怪しい製品で、大丈夫かと正直思ったのですが、まぁ、秋葉館が取扱っているバッテリーという事で品質を信じる事にします。

この他に、PowerSupportさんから交換作業に必要な「トルクスレンチ」も購入しています。

これで、交換作業に必要なモノは揃えたわけですから、次は実際に作業開始です。作業手順は、交換用バッテリーに付属していたマニュアルと、PowerSupportさんの「iPod 交換バッテリー4G用 750mA」という同じ交換バッテリーの商品ページ(販売終了)に、掲載されている写真入りの詳細な交換手順を参考にしました。

バッテリー交換作業、最初にして最大の関門といえば、筐体開けの儀式なんですヨ。大きな爪でガッチリと固定されているもんですから大変です。交換用バッテリーに付属していたオープナーを使って開けるのですが、ナカナカ先が隙間に入らないんですヨ。そうこうしている内に先を潰してしまい。カッターで削って尖らせながら、何度か挑戦している内に、ブスっと筐体右側に刺さらせる事に成功しました。これをテコの原理を使って開けていく訳ですが、オープナーの材質が弱い為、すぐに曲がってしまい使い物にならなくなってしまうんですヨ。そこで、小さいマイナスドライバーを使って固定用の爪を一つ一つ慎重に外していきました。力任せにすると金属の裏蓋が曲がってしまうのでヒヤヒヤものです。作業開始から10分、なんとかこじ開けに成功しました。

その後、金属の裏蓋を上にして、本体上部を支点にして金属の裏蓋をゆっくり開きます。無理に開けるとリボンケーブルの接続が取れてしまうので慎重に行います。開ききったら、今度はHDを持ち上げます。ただし、90度まで開けられません。

次に、iPodコネクター近くにあるバッテリーのコネクタを外します。これが堅いのなんのって、あまり力任せに引き抜いて基盤を傷つけるとダメなので、大胆かつ慎重に力を込めて引き抜きます。

トルクスレンチを使って、iPodコネクターの基盤を固定している2つのトルクスねじを外して基板を少し持ち上げ、電源ケーブルを表に出します。

この後、トルクスねじを締め直して、クリップで作ったテコを使って、古いバッテリーを外すんですが、自分の場合、かなり強力な接着剤で固定されているらしく、テコが曲がってしまって歯が立たないんですヨ。仕方なく、トルクスねじを外して、基盤をめくると何も突起物が無かったので、基盤とプラスチック蓋の間にマイナスドライバーを突っ込んで、強引に引き剥がし古いバッテリーを外しました。

トルクスねじを締め直して基盤を固定した後、換わりの新しいバッテリーを入れ、電源コネクターにケーブルを接続しました。この時、ケーブルを基板の下にくぐらせなくても良いそうなので、正直にくぐらせませんでした。HDを元に位置に設置し、最後に金属の裏蓋をかぶせ、ケーブルを挟まないように注意しながら閉じていきます。

これで、交換作業終了。バッテリーは空なので、iPodコネクターに、USBかFireWireケーブルを差し込み電源を供給します。この時、ちゃんと操作できて音が鳴ったら成功です。

満タンに充電して使ってみたのですが、再生時間が2時間を超えても、電源バーは2/3残っているので、成功でしょう。交換作業はナカナカ大変でしたが、これで、また数年「iPod Clickwheel」と付き合うことになりそうです。

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このページは、naganagaが2008年1月29日 23:31に書いたブログ記事です。

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