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若者の自動車離れに見る、格差社会の進行度。田舎はとっても殺風景。
最近、自分の住んでいる地元(田舎)で格差が進んで居るんだと実感する事に、走っている自動車の構成の変化があります。明らかに1500cc以下の小型自動車と軽自動車が増えたということです。それ以上のクラスではどうなっているかというと、1500〜2000cc以上の自動車の数が一番減っていて、見かけても古い年式のモノが多く、2500cc以上の自動車が下のクラスほどではないにしろ、よく見かける(新車も)という構成になっているようです。「痛いニュース(ノ∀`)」さんの「若者のクルマ離れ進む」エントリーで紹介された「RESPONSE」の記事で、首都圏に住む20〜34歳の男女対象とした調査で、この層の自動車離れが進んでいるという事が分かったそうです。田舎では小型自動車や軽自動車を買う層が、都会では自動車を買わない層へと一気に進んでいるようです。
若者のクルマ離れ...都会で売れない
首都圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)在住の若者=M1・F1層の「クルマ離れ」の主な要因は、「経済的理由」、「都市部固有の要因」、「趣味の多様化」であるとの調査・分析結果が得られた。
引用先:RESPONSE:ビジネス:企業動向
確かに、都会では公共交通機関が発達しているので、日頃の生活で自動車を持つ意味というのは、郊外へレジャーぐらいしか使うぐらいしか思いつかないです。通勤に使えたとしても、慢性的な渋滞で到着までの時間が読めない等デメリットが多く、地価の高い地域では、駐車場等の維持費+乗らないときの公共交通機関での移動費とかも合わせると、正直、よほどの高給取りか趣味としてでない限り自動車を持とうという気にはなれませんね。
どうしても必要な時は、レンタカーという便利なサービスもありますし...。
無理して維持するより、自動車の所有をあきらめることで、浮いた資金を生活を豊かにする方向に使うというのは納得できる話です。
しかし、バブル景気の頃の過度なマイカーブームのお陰で、公共交通機関がズタズタに壊れてしまった田舎では、自動車に乗らないという選択肢は現実的ではなく、どうしても乗らざる得ないという状況なのなんですヨ。ただ、長い不況で経済的な余裕が無くなって来ている(都会より深刻)ので、冒頭に紹介したように、1500cc以下の小型自動車と軽自動車だらけという風景が創り出されてしまっているわけですな。しかも、どれも申し合わせたかのよう実用主義一点張りの箱々々のスタイリング、殺風景ったらありゃしないって感じですヨ。その中を走る1台の高級車。格差を強制的に実感させられている様な何とも複雑な気分ですヨ。
ちなみに、自転車部隊も増えてます。ただし、日本人ではないですが...。そのうち日本人もこちらのグループに加わる人が増えてくるんじゃないですかね。とりあえず、原チャリで踏みとどまれればいいけど...。
不況を大義名分に、全国規模でコストカット、リストラの嵐を吹かせて、いつでも切れる非正規雇用を拡大させ、劇薬の外国人を受け入れ単純労働をさせる事で、消費を支える筈の若者(中高年含む?)に、派遣、フリーター、ニート、ワーキングプアといった層を拡大しておきながら、その反面、若者の消費が減ったモノが売れない嘆いている経済界のお偉いさん方々、自ら積極的に市場を潰しておいて今更ナニ言ってんのって思いますヨ。
自分自身、自分名義で所有しているのは、「KSR110」と「F4S ev03」の2台のモーターサイクルだけなんですヨ。親所有の自動車があるのと、維持費の安さ、趣味でこうなっている訳です。無理すれば普通自動車ぐらいであれば所有する所得はあると思っているのですが、正直、欲しい自動車がナイ。箱車には魅力を感じないんですヨ。意外とそう感じている人が多いようで、新車が売れないというのは、こういったメーカーの祭り(特定ジャンルのモデルを乱発する事)に釣られない人が多くなった(賢い消費者が増えた)とも言えますよね。ファッション性も無く見栄も張れない実用車を、しょっちゅう変えるバカは居ないという事ですナ。
ただ、最近の自動車ショーの動向を見ていると、メーカーの方も気が付いてはいるようで、独自の個性を磨いて、買いたくなるような面白い自動車を模索しているように思えます。ただし、格差問題をどうにかしないと買って貰えるとは思えないけど...。日本にいるアジア系外国人に期待してる節があるようですが、彼らは自国に送金第一なのでナカナカ自動車は買わないと思いますヨ。ホント。
で、「痛いニュース(ノ∀`)」さんの「若者のクルマ離れ進む」エントリーで、ちょっと面白いサイトが紹介されてました。「やめる講座」って所なのですが、ここを読むといかに企業の皆様によって現代に住む我々がいかに高コストな生活を強いられているのがよく分かります。「よ〜く考えヨ〜。お金は大事だヨ〜。」ってCMソングを反復したくなる事請け合いです。今してる生活は本当に「得」してますか?
コメント [6]
我が家のマンションの駐車場でも、じわじわと
車両の二極分化が進んでいます。
外車や高級スポーツカーが並ぶ一方で、
小型車や、私のような4ナンバー軽バンも。
同じマンションに住んでいるので、所得も大きくは
違わないはずですが、「四輪で見栄張っても・・」
と気がついた人は増え始めてます。
四輪メーカーはこれからは大変ですね。
でも、ちょっと気がつくのが遅すぎたかなぁ・・・
ま、私の場合は、四輪に金かけるくらいなら
二輪を増車するか、カートに金かけるわい!
と言ってる人間なので、ちょっと特殊ですが・・
>mosさん
いや、全然特殊じゃないですヨ。今後、所得が大幅に伸びるということは難しいわけですから、やっぱり、自分が幸せと思うことにお金を使うというのは大事だと思いますヨ。
都市部だとカーシェアリングが増えていますね。
http://www.carsharenet.org/
車を頻繁に使わない人が集まって共同の車を使う仕組みです。
自分が通勤で止めている駐輪場(駐車場の一部)の横に
軽のカーシェアリングの駐車場があります。
あと、自転車ツーキニストに増えたなぁと感じています。
都心への通勤バイク乗りにとっては危険に感じることもありますが…。(^^;
さてさて、東京の都心部だとバイクの路上駐輪も取締りが相当厳しくなって、都心部で下手な場所にいく場合は車か電車の方がいい感じです。
車も駐車場が10分100円が一般的。これだとゆっくりしていると凄い駐車代が…。
渋滞も多いし、都内の移動も電車の方が速いでしょう。
駐車場も都心部だと月2万5千円以上。
維持費を考えると持つだけで年40万以上必要になるのではないでしょうか。
家賃も都心部だと狭いボロでも5万円以上。
一人暮らしだと特に自動車を所有してようと考えはなくなると思いますよ。
友人(34才独身、正社員)も以前は車を所有していたけど、計算したら持たないと結構楽して暮らせるという事で手放してしまいました。
まあ、こんな状態ですね。
>Niiさん
カーシェアリングですか、忘れてましたヨ。そういうサービスがありましたヨね。これって、住宅が密集していない田舎ではナカナカ難しいとは思いますが、良いアイディアだと思いますヨ。
都市部では、自動車の年間維持費は40万円以上ですか。都市部コストが掛かり過ぎ、これだけ違うと確かに優雅な生活はできますよね。なんか、こういう現実が知れば、若者世代だけじゃなく、他の世代まで、ますます自動車離れが進みそうですね。
買わないとか言ってる奴は買えないんだろwwww
日本の都会の駅は毎朝貧乏人の大行進だぜww
車より電車が早い?車のほうがトータルで早いし便利で快適。それに電車とかかっこわるいだろww女の子と電車とかチャリで遊びに行くの?wwww信じられんww高校生かww
おれはマイカーで颯爽と迎えに行って海でも山でもどこでも行くぜw
昔なら男は黙ってスポーツカーとかCM流して、頭の弱い若者に金を消費させることができたが、派遣量産時代に所得の低い若者からは金を巻き上げられず自動車会社にとってはやりずらい時代だと思う。
車持つことがかっこいいとか言ってるのは、子供がおもちゃ自慢してるのとなんら変わず、はっきり言ってやっすいお馬鹿な男に見える。