Motorcycle
欧州で通勤通学に大好評。小型デュアルパーパスモデル「XL125V Varadero」がマイナーチェンジ。
HONDAがラインナップする、デュアルパーパスモデルで一番小さいモデルが、「XL125V Varadero」なんですが、日本国内では売られていないので、その存在を知る人は多くない(自分も知りませんでした)と思います。けど、この「XL125V Varadero」2001年に発売されて以来、欧州では学生や通勤に使うサラリーマンに人気モデルらしいんですヨ。この度、人気モデルの証であるマイナーチェンジを受けたのだそうですヨ。既に出荷が開始され店頭に並んでいるそうです。昔から欧州市場ではデュアルパーパスモデルは強いんですが、小排気量ではエンデューロモデルが主流だったんですヨ。ナンか使い勝手良さそうで、何故受けているのか分かる気がしますヨ。
新しい「XL125V Varadero」はデザインを変更されたといっても、変更箇所は前カウルに集中しています。アッパーカウルは若干大型化されライダーの風への影響が小さくなったのと、ヘッドライトは大型の2灯になりヘッドライトは一体型の2灯から分離された大型の2灯に変更になり夜間走行時の視認性を上げています。コレに伴って、従来ではハンドルに取り付けられていたバックミラーがカウル側へ移動、後方確認のしやすさが向上しています。一昔前のHONDA顔が採用されていてナカナカ格好がよろしいですヨ。同時にメーターパネルも刷新され安っぽさが少なくなっています。
このアッパーカウルから続くシュラウドは後方の穴が小さくされ、よりサイドカウルに近い形状へ変更され、アッパーカウル直下にあったウインカーは、シュラウドの先端に埋め込まれた形になっています。その他のカウル類は、若干のディテールの変更はありますが、大きくシルエットは変えてません。恐らくフレームの形状が変わっていない為だと思われます。大きく変わっているのはテールライト左右にウインカーが埋め込まれた形になったぐらいですかね。
「inter-bike.co.uk」の記事によると、排気量125ccのエンジンは従来の油冷水冷4サイクルV型2気筒エンジンというフォーマットはそのままなんだそうです。ただし、インジェクションがの改良と、触媒の採用で欧州の排ガス規制ユーロ3に対応しているそうです。性能的は125ccなんで大したことはありませんが、11,000回転で10.6kwのピークパワーと、8,500回転で10Nmの最大トルクを発生させます。乾燥重量が152kgですから、まあまあと言ったところですね。
足回り関係は、何も書かれていなかったので恐らく前のモデルと同一だと思われます。
座席の下にU字ロックが収納できるスペースが確保されているそうです。後、オプションパーツとして、リアのキャリアに装着できる45リットルの容量がある箱と、グリップヒーター、センタースタンド、アンダーカウル、U字ロック、エンジンの防水樹脂カバーがあるそうです。
で、お値段なんですが、3499ポンド(日本円で約780,000円)だそうで、125ccにしては凄く高いです(英国は他の欧州国に比べて割高)。あっちの場合は船賃込みなのでこの値段なんでしょうけど、それを差し引いてもちょっと驚きです。国内で販売するとなると、50〜60万円でも高いかなと言うところですかね。しかし、値段云々以前に、通勤通学用途として考えるならば、凄く魅力的なモデルだと思いますね。日本国内で販売したら結構受けそうな気がするんですけど、日本のこの層はビックスクーターのイージーライドしか眼中にないみたいなので、売れるかと問われると、やはり難しいかな。
コメント [3]
国内の通勤用という点ではタイホンダの
CBR150R、CBR125Rのほうが魅力的かもしれませんね。
デュアルパーパスではありませんが、単気筒エンジンで
乾燥重量は120kgを下回り、値段も手ごろ。
(07年度モデルはインジェクションになって、
価格も上がるとかいう話ですが・・・)
我が家でも、家族の入門用+私の通勤用に
最近150の方を購入しましたが、使い勝手は良いです。
初めまして。∠(^-^)
旧型(04モデル)のXL125V VARADEROを所有しております。
セカンドマシンとして購入しまして、3年目になります。(^=^)
以後、お見知りおき下さいませ…。(-人-)
さて…いくつか記事に気になった点がございまして…。(^_^;
>〜デュアルパーパスモデルで一番小さいモデルが、
“XR50 Motard”ではないかと…。(^_^;
一応、メーカーでは、デュアルパーパスとして括ってますし。
>〜ヘッドライトは大型の2灯になり、
小さくて判りづらいトコですが、4灯なんです…。(^_^;
旧型も同様なのですが、ポジションが2灯あるのです。
>〜従来の油冷4サイクルV型2気筒エンジン
Montesa Honda S.A.の諸元にもあるように、水冷です…。
なので、オイルクーラーではなく、ラジエーターがあって、
小さいながらも冷却ファンも装備されていますよ。(^=^)
「油冷」という表記は、基本…SUZUKIだけですから。(^_^;
>〜ただし、インジェクションが改良と、
06モデルまでは「キャブ」仕様なので、改良ではないです。
1気筒あたり1インジェクターで、PGM-FIを2機実装です。
PGM-FIを実装するのと同時に、ACG出力が向上しています。
旧型の260Wから、新型は320Wに引き上げられていて、
推測するに、グリップヒーターを動作させる為ではないかと。
それまでのモデルだと、半巻きですら動作不安定ですので…。
私の場合、乗りだしで¥690230-でしたので、
現状…対ユーロレートで考えれば、そんなもんでしょうね。
CBR125R/150Rなど、タイホンダ製車両ですが、
エンデュランス等が、力を入れて販売しておりますが、
ホンダとしては「コンプライアンス」を理由に掌返しました。
一時、メーカーとして大量輸入・販売をしていましたが、
目下、直営店であるドリームでは、全面禁止になってます。
あと、、、
海外製車両を購入・維持する場合で重要なんですが、
コストはかかって当然なので、気にする方は×ですね。(^_^;
H.I.T.O.S.に入力できないパーツが山ほどありますし、
メーカー以外にも供給を受けられるパイプが必要になります。
>鉄火丼ブレードさん
イロイロご指摘頂きありがとうございます。「XL125V Varadero」に関して日本語の資料が無く、訳文だけで書いたのでかなり外しているようですね。オーナーの方からのご意見は参考になります。
「XR50 Motard」はデュアルパーパスモデルじゃないかという指摘なんですが、メーカーの分類としてはそうなんでしょうけど、当blogとしましては、エンデューロベースのオンロードモデルまたは、それに類するモノはスーパーモタードモデルとして独自に分類しています。「XR50 Motard」はこちらに当たると思われるので、「XL125V Varadero」はエンデューロベースではなく最初からデュアルパーパスモデルとして開発された一番小さいモデルとしました。説明不足で申し訳ありません。
旧型のヘッドライトも2灯だったのですね。写真からだと1灯にしか見えませんで間違えてしまったようです。ただ、ポジションランプをいれて4灯というのはどうなんでしょうか。当blogではあくまでマーカーとして考え、実際に遠方を照らすライトとしての機能を持っているかいなかで数を判断しています。
エンジンの冷却方式は水冷でしたか、素記事の方でも、oil cooldという単語が発見できなかったので、恐らく間違って書いた可能性が高いです。インジェクションについても「インジェクションが改良」ではなくて「インジェクションの改良」と間違って書いるようです。訂正しておきます。
正確に書くようには心がけているのですが、資料が少ないとナカナカ難しいですね。間違いがなくなるよう努力します。