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会議とか議論をする時に、知っておくと役に立つかもしれない知識を2つほど。

下記で紹介している文章は、いつも見ている「2ちゃんねる」の某スレッド(どこかは秘密)でコピペされていたモノなのです。会社とかで会議をしていると、参加するメンバーによっては議論の論点がずれまくって空転し挙げ句、何も決まらないまま散会となる事があるのですが、こういう詭弁を、意図してか意図せずかは分かりませんが使われてしまう事で、議論その物が麻痺してしまうんですね。意識せずに聞いていると真っ当な意見だったりするので、意識して聞いていないと分からない場合が多いというのが、とてもやっかいです。これを頭に入れておけば、議論が変な方向に行ってしまう事は少なくなるかもしれません。

逆に、自分もこの幾つか詭弁を議論を自分に有利な方向にする為に意識せずにやってしまっているんじゃないかと思うと、周り皆さん迷惑をかけてスミマセンといった気持ちになりますね。自分が、そういう詭弁を使わないと部分でも、知っておいて損は無さそうです。自戒の念も含めて、円滑で実りある会議の助けになったら良いなぁと思いまして、覚え書きも兼ねて引用させていただこうかと思いました。

例:「犬ははたして哺乳類か」という議論をしている場合、あなたが「犬は哺乳類としての条件を満たしている」と言ったのに対して否定論者が…

  1. 事実に対して仮定を持ち出す
    「犬は子供を産むが、もし卵を生む犬がいたらどうだろうか?」
  2. ごくまれな反例をとりあげる
    「だが、時として尻尾が2本ある犬が生まれることもある」
  3. 自分に有利な将来像を予想する
    「何年か後、犬に羽が生えないという保証は誰にもできない」
  4. 主観で決め付ける
    「犬自身が哺乳類であることを望むわけがない」
  5. 資料を示さず自論が支持されていると思わせる
    「世界では、犬は哺乳類ではないという見方が一般的だ」
  6. 一見関係ありそうで関係ない話を始める
    「ところで、カモノハシが卵を産むのは知っているか?」
  7. 陰謀であると力説する
    「それは、犬を哺乳類と認めると都合の良いアメリカが画策した陰謀だ」
  8. 知能障害を起こす
    「何、犬ごときにマジになってやんの、バーカバーカ」
  9. 自分の見解を述べずに人格批判をする
    「犬が哺乳類なんて言う奴は、社会に出てない証拠。現実をみてみろよ」
  10. ありえない解決策を図る
    「結局、犬が卵を産めるようになれば良いって事だよね」
  11. レッテル貼りをする
    「犬が哺乳類だなんて過去の概念にしがみつく右翼はイタイね」
  12. 決着した話を経緯を無視して蒸し返す
    「ところで、犬がどうやったら哺乳類の条件をみたすんだ?」
  13. 勝利宣言をする
    「犬が哺乳類だという論はすでに何年も前に論破されてる事なのだが」
  14. 細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
    「犬って言っても大型犬から小型犬までいる。もっと勉強しろよ」
  15. 新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
    「犬が哺乳類ではないと認めない限り生物学に進歩はない」

例示の部分を省略して、もう一度まとめます。

  1. 事実に対して仮定を持ち出す
  2. ごくまれな反例をとりあげる
  3. 自分に有利な将来像を予想する
  4. 主観で決め付ける
  5. 資料を示さず自論が支持されていると思わせる
  6. 一見関係ありそうで関係ない話を始める
  7. 陰謀であると力説する
  8. 知能障害を起こす
  9. 自分の見解を述べずに人格批判をする
  10. ありえない解決策を図る
  11. レッテル貼りをする
  12. 決着した話を経緯を無視して蒸し返す
  13. 勝利宣言をする
  14. 細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
  15. 新しい概念が全て正しいのだとミスリードする

なんか、こういう人って会議していると必ずいるような気がしますヨ。自分にも該当する人物が…。意外に口が立つ人なので、ナカナカ、臨機応変に見破るのは難しいですね。ま、やれる範囲で頑張ってみよう。

しかしですね。まだ、詭弁は使うのてある意味議論のテクニックな部分もあり、まだ冷静な議論を出来るので、冷静に対処すれば問題ないと思われるのですが、すぐに感情論にに走っちゃう人の場合は、とっても困ったちゃんなのですヨ。下記のパターンに分類されるようなのですが、どれも見事な困ったちゃんぶりですね。うちの職場は全部に該当するヨって言う希な方はいらっしゃらないと思われますが、このうちの2〜3パターンぐらいはどこにでもいるんじゃないでしょうかね。

議論の問題点を淡々と検討・指摘できない人の行動パターン

  • ラベリング型:発言内容を問うのではなく相手の姿勢そのものをレッテル貼り(ラベリング)することで、議論を一方的に誘導しようとする。
  • 攻撃型:反論が目的であるかの如く、とにかく反論する。多くは言葉尻にのみ反応する。
  • 宗教型:常識・人権・学会などの権威に依存していて、ある程度話を詰めると思考停止状態になる。
  • 侮蔑型:様々な理由をつけてひたすら相手を蔑む。根拠不明の優越感を持っている。
  • 一般化型:特殊な意見や個人的な価値観を敵性派閥全員が主張しているかのように一般化する。
  • 単純型:釜茹でマンセーなど、深いことを考えていない単発の意見を書く。ネタの可能性大。
  • 秘匿型:自分の意見を全く表明せず、安全地帯から他人の意見に茶々だけ入れて荒らす。
  • 電波型:見当違いの会話や理論を押し付けてくる。突然逆ギレすることも。
  • 分裂型:自ら上記のような手法を使うがそれは顧みず、他人が使ったときだけ鬼の首を取ったように責める。

自分の職場の場合、確実に3つ該当する人物が1人は確実いますね。普段でも余り掛かり合いになりたくないっていうか、率先して避けてるというか。ある意味、口は災いの元というのがよく分かる存在です。聞き上手になって、相手の言葉を噛み砕いて発言するように心がけないといけないと思いますヨ。ナカナカ出来ることではないですけど…。

そんなこんなで、職場とかの人間関係っていうのは難しいと、改めて思いますヨ。とにもかくにも、十人十色、個性がぶつかり合うのが社会だっていう感じの諦めも必要ですね。コレを頭に入れてる事で、明日が少しでもより良いモノになったら読んだ甲斐があったと思いたいです。

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このページは、naganagaが2007年2月17日 23:22に書いたブログ記事です。

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