Naga Blog

Computer

なんか、年末大エミュレーター祭りが開催中ですナ。

先日、VMwareから「VMware Fusion」のMac版publicBetaが配布を開始されましたね。機能的には、先日大幅にパワーアップした「Parallels Desktop」と遜色ない所まで来ているようです。USB 2.0のサポートや、仮想マシン上で書き込み可能な光学ドライブが使用できるようになるというのは、既にParallelsの「Parallels Desktop」でも実現されているので、現状「VMware Fusion」が勝っているとすれば、仮想SMPに対応したぐらいですかね。ただし「田中俊光のblog」さんの「VMwareの仮想SMP機能」エントリーによると、「Windows XP」のエディションによってはフルにパフォーマンスを発揮できないようです。

実際、動かしている画面を見ると、「VMware Fusion」と、「Parallels Desktop」では、考え方の違いっていうのがよく解りますね。「VMware Fusion」の方は、アプリケーションとしてゲストOSを操作する従来の形になっているのに対して、「Parallels Desktop」は、Apple純正の「Mac OS 9」エミュレーター「Classic」のように、OSの差を意識させないシームレスな操作を目指しているように思えます。

先日のBeta2の発表で、Coherenceモードの他に、Windowsアプリを起動すると、ドックにアイコンが表示され、Command+Tabキーで切り替えもできるようになり、Windowsアプリのアイコンをドックに登録できたり、デスクトップなどに置くことができるようになり、さらにシームレス化を推し進めていますヨ。

優劣は付けがたいのですが、個人的には、Windows上でファイルブラウジングをする機会が少なそうな「Parallels Desktop」の方が好みですかね。

また、CodeWeaversのWineソフト「CrossOver Mac 6.0」もRC1が登場し、さらにWindowsアプリの動作に確実性が増しているようです。こちらは、やっと実用の範囲に入って来たところですが、進化スピードは上がっているみたいですゾ。今後に期待って所ですかね。

もう、何だかエミュレーターソフトの競争がドンドン激化しているようで、凄く面白くなっていますヨ。恐らく、完全に垣根が取り払われるまで進化していくのでしょうけど、逆に進化しすぎて、MacOS用のネイティブアプリが開発されなくなるんじゃないかと、危惧を抱いてしまう今日この頃ですヨ。

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このページは、naganagaが2006年12月25日 23:41に書いたブログ記事です。

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